IBM z/OS バージョン 2 リリース 3 の機能拡張

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開発意向表明開発意向表明


ハイライト

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IBM の z/OS® V2.3 オペレーティング・システムは、必要とされるハイ・スケーラブルで非常に安全な次世代型インフラストラクチャーを構築するためのイノベーションを提供します。 z/OS V2.3 は、ビジネス・チャンスに即時に対応できるようにするインフラストラクチャーをオンプレミスまたはオフプレミス、もしくは as-a-service プロビジョニングで提供するためのパフォーマンス、可用性、スケール、入出力サポート、およびセキュリティーを実現します。

この z/OS V2.3 の発表では、以下をサポートするための新機能について説明します。

  • IBM® z/OSMF
  • IBM Cloud™ Provisioning and Management for z/OS
  • z/OS Communication Server による QDIO インターフェースの Inbound Workload Queuing (IWQ) サポート
  • IBM z14™ モデル ZR1 のためのインストール


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概要

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z/OSMF の機能拡張

以下の更新が z/OSMF に対して行われました。

  • z/OSMF Workflows タスクは、APAR PI92884 用の PTF を適用したローカル・システムとリモート・システムでジョブ、REXX スクリプト、または UNIX® スクリプトを実行するために、シスプレックス内のすべてのシステムにログオンするための機能をサポートします。
  • z/OSMF WebISPF (z/OSMF Classic ISPF インターフェース) タスクは、z/OSMF が APAR PI94193 用の PTF を適用して稼働しているローカル・シスプレックス内のリモート・システム上の ISPF のオープンをサポートします。
  • z/OSMF REST TSO/E アドレス・スペース・サービスは、APAR PI92905 用の PTF を適用したシスプレックス内の他のシステム上の TSO/E アドレス・スペースおよびアプリケーションの開始をサポートします。
  • z/OSMF ユーザー・ディレクトリーのデフォルトのロケーションは、更新されたサンプルを使用して、APAR PI92211 用の PTF によって /var から /global に変更されます。 これは、シスプレックスを有効範囲とするデータ・リポジトリー (RACF® データベースや TCP/IP プロファイル・データ・セットなど) と同期されたままにするためにシスプレックスを有効範囲とする z/OSMF ベースのアプリケーションのための z/OSMF デフォルトを使用しやすくし、 z/OSMF サーバーをシスプレックス内の別の z/OS システムに移動しやすくし、さらに LPAR または z/OSMF のサーバー障害からの自動復旧の簡素化を支援することを目的としています。/var のロケーションは引き続きサポートされます。 既存の z/OSMF ユーザーが /var にとどまることを決定した場合は、ユーザー対応は不要です。
  • z/OSMF は、APAR PI96793 用の PTF を適用した Liberty 18.0.0.1 をサポートします。

IBM Cloud Provisioning and Management for z/OS の機能拡張

IBM Cloud Provisioning and Management for z/OS では、APAR PI96931 用の PTF を適用した z/OS プラットフォームのクラウド機能に対する追加の機能拡張が提供される予定です。これらの追加のクラウド機能は、以下のことができるよう設計されています。

  • クラウド・プロビジョニングのセキュリティー・セットアップを簡素化します。新規のサンプル IZUPRSEC は、クラウド・プロビジョニングおよび管理プラグインのセキュリティーを構成するために提供されます。この初期構成の後で、ミドルウェア・システム・プログラマーは、 z/OS システム・プログラマーおよびセキュリティー管理者が介在しなくても、ミドルウェア・テンプレートの作成および試用を簡単に行うことができます。
  • Swagger 仕様に記述されている REST API を取り込みます。クラウド・アーキテクトは、 z/OS をクラウド・オファリングに取り込むことができるように、Swagger を使用して「Cloud Provisioning and Management REST API」の構成を容易に表示できます。

これらの機能拡張は、APAR PI96931 用の PTF により使用可能になります。

IWQ による IPSEC のサポート

OSA-Express6S のサポートに関して、 z/OS Communication Server の Inbound Workload Queuing (IWQ) サポート (QDIO インターフェース (OSD CHPID タイプ) 向けの INBPERF DYNAMIC WORKLOADQ で使用可能にされる) が強化され、IPSEC ネットワーク・トラフィックをサポートする新規の入力キューが追加されます。IWQ が使用可能にされると、OSA-Express6S は、プロトコル ESP および AH 用の IPSec トラフィックを IPSec 入力キューに送ります。非 IPSec 保護のトラフィックと IPSec 保護のトラフィックの OSA-Express6S 分離により、トラフィックの両方のタイプに最適の Communications Server 処理環境が提供されます。 z/OS IWQ IPSec ソリューションは OSA-Express6S を必要とし、APAR PI77649 および OA52275 用の PTF により z/OS V2.2 および z/OS V2.3 で使用可能になります。

IBM z14 モデル ZR1 のためのインストールのサポート

IBM z14 モデル ZR1 ハードウェアの提供と同時に、Customized Offerings Driver (5751-COD) が更新され、z14 モデル ZR1 への z/OS のインストールをサポートする予定です。これは、前のプロセッサー・モデルの既存のサポートおよび ServerPac または CBPDO を使用した z/OS V2.3 のインストールに追加されるものです。

注: Customized Offerings Driver は DVD で提供されます。



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開発意向表明

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機能的に安定した SCLM の開発意向表明

z/OS のコンポーネントの 1 つである ISPF の Software Configuration and Library Management (SCLM) コンポーネントは、ISPF 環境に特異的に関連付けられたサービスを提供するライブラリー・システムです。SCLM コンポーネントは現行の機能のまま維持されるようになります。このコンポーネントは、引き続き保守およびサポートされる一方で、今後の新規フィーチャーで拡張されることはありません。 IBM は、お客様が、機能強化を求める際に IBM Dependency Based Build (DBB) を使用して IBM Rational Team Concert™ Enterprise Extensions (RTC/EE) または Git への移行を検討することをお勧めします。

RTC Enterprise Extensions に関する追加の詳細については、 Enterprise Platforms Extensions Web サイトを参照してください。

DBB に関する追加の詳細については、 IBM Dependency Based Build Web サイトを参照してください。

SMB および NFS の開発意向表明

z/OS V2.3 は、DFS/SMB (Distributed File System / Server Message Block) 機能をサポートするオペレーティング・システムの最後のリリースになる予定です。 IBM は、NFS (ネットワーク・ファイル・システム) が z/OS プラットフォームの戦略的ファイル共有プロトコルであることを以前に発表しました。お客様が NFS テクノロジーの使用に移行できるように支援するために、 IBM は、オペレーティング・システムの既存のレベルでの新機能 (インストール、セキュリティー、可用性、および操作機能の拡張を含む) を提供する予定です。これらの計画された機能拡張により、お客様は、 z/OS の次回のリリースにアップグレードする前に NFS により容易に移行できます。

zFS ファイル・レベル・バックアップの開発意向表明

IBM は、zFS (z/OS File System) データ・セット内にある個々の z/OS UNIX ファイルをバックアップおよびリストアするための DFSMS サポートを提供する予定です。このサポートは、DFSMShsm および DFSMSdss の既存のバックアップおよびリストア機能に統合され、 z/OS プラットフォーム全体の一元化されたデータ管理を可能にします。DFSMShsm Backup and Recover サポートは、使用可能な場合、既存の IBM Tivoli® Storage Manager z/OS UNIX System Services Backup-Archive Client が提供する機能を組み込みます。ただし、計画された DFSMS サポートでは、HFS 機能が既存の機能までの提供となったこと、およびオペレーティング・システムの今後のリリースでの HFS の近い将来の営業活動終了を考慮すると、HFS (階層ファイル・システム) データ・セット内にある個々の z/OS UNIX ファイルをバックアップまたはリストアしません。

z/OS Encryption Readiness Technology (zERT) の開発意向表明

z/OS ネットワーク・トラフィックに関する Pervasive Encryption for IBM Z® をさらに使用可能にするために、 IBM は、 z/OS V2.3 Communications Server の z/OS Encryption Readiness Technology (zERT) によって記録されたデータを視覚化するための新規の z/OS MF プラグインを提供する予定です。この新規の Web ベースのインターフェースにより、 z/OS ネットワーク・セキュリティー管理者は、 z/OS TCP および Enterprise Extender トラフィックが特定の照会基準に従って保護されるか否かを容易に判別するために、SMF 119 サブタイプ 12「zERT Summary」レコードで報告されたデータによって照会を定式化および実行できます。

PMA の営業活動終了に関する開発意向表明

z/OS V2.3 は、SMP/E Planning and Migration Assistant (PMA) を組み込む最後のリリースになる予定です。1998 年に導入された PMA 提供の機能セットは、Shopz 提供および z/OSMF Software Management 提供の新機能によって大部分は取って代わられるか、または SMP/E で使用可能な他の機能と同等です。これらの機能の場合、 IBM は、代わりに後継製品を使用することをお勧めします。ただし、Intermediate Product Migration Changes レポートまたは PMA ISPF テーブルの後継製品は予定されていません。

IBM の計画、方向性、および趣旨に関する記述は、 IBM の裁量に基づき予告なく変更または撤回される場合があります。今後の製品に関する情報は、IBM の製品の一般的な方向性を示すことを目的としたものであり、発注の意思決定のための判断基準の利用を意図したものではありません。今後の製品に関する情報は、いかなる資料、コード、または機能性を提供というコミットメント、約束、または法律上の義務について言及するものでもありません。今後の製品に関する情報は、いかなる契約にも含めることはできません。 IBM 製品について記載される今後のフィーチャーまたは機能の開発、発表、および時期は、すべて IBM の判断で決定されます。



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参照情報

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  • ソフトウェア発表レター JP17-0306
  • ハードウェア発表レター JG17-0065 (z14)



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AP ディストリビューション

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Country/Region Announced
AP IOT
ASEAN * あり
India/South Asia ** あり
Australia あり
香港 あり
Macao SAR of the PRC あり
Mongolia あり
New Zealand あり
People's Republic of China あり
South Korea あり
Taiwan あり
Japan IOT
Japan あり

*ブルネイ・ダルサラーム、カンボジア、インドネシア、ラオス人民民主共和国、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、東ティモール、およびベトナム

**バングラデシュ、ブータン、インド、モルジブ、ネパール、およびスリランカ

商標

IBM Cloud、IBM z14、および Rational Team Concert は、IBM Corporation の米国およびその他の国における商標です。

IBM、z/OS、RACF、System z、PartnerWorld、Tivoli、および IBM Z は、IBM Corporation の米国およびその他の国における登録商標です。

UNIX は、The Open Group の米国およびその他の国における登録商標です。

その他の会社名、製品名、およびサービス名は、それぞれの会社の商標またはサービス・マークです。

ご利用条件

お客様の国で発表されて入手可能な IBM の製品およびサービスは、その時点で有効な適用可能な標準契約書、条項、条件、および料金に基づいて発注できます。 IBM は、この発表をいつでも予告なしに変更または撤回する権利を保有します。この発表は情報提供のみを目的としています。追加のご利用条件については、以下の Web サイトをご覧ください。

ご利用条件

この製品発表レターは、IBM Corporation が発表した時点での製品発表レターの抄訳です。

IBM 製品に関する最新情報については、 IBM 担当員または販売店にお問い合わせいただくか、 IBM Worldwide Contacts ページをご覧ください。

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