IBM z/OS バージョン 2 リリース 3 の機能拡張および開発意向表明

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開発意向表明開発意向表明


ハイライト

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IBM® z/OS® V2.3 オペレーティング・システムは、必要とされるハイ・スケーラブルで非常に安全な次世代型インフラストラクチャーを構築するためのイノベーションを提供します。 z/OS V2.3 は、ビジネス・チャンスに即時に対応できるようにするインフラストラクチャーをオンプレミスまたはオフプレミス、もしくは as-a-service プロビジョニングで提供するためのパフォーマンス、可用性、スケール、入出力サポート、およびセキュリティーを実現します。

この z/OS V2.3 の発表では、以下をサポートするための新機能について説明します。

  • Transparent Cloud Tiering
  • IBM Cloud Provisioning and Management for z/OS
  • z/OS プラットフォーム・ソフトウェア・インストールの改善


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概要

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Transparent Cloud Tiering

z/OS DFSMS では、DS8880 Transparent Cloud Tiering をサポートするために DFSMShsm 自動マイグレーションを拡張する予定です。お客様は SMS 管理クラス・ポリシーを使用して、どのデータ・セットをクラウド・オブジェクト・ストレージにマイグレーションするかを定義できます。DFSMShsm 自動マイグレーションの実行中に、DFSMShsm は、このポリシー基準を満たす適格データ・セットを選択し、Transparent Cloud Tiering を呼び出して、これらのデータ・セットをクラウド・オブジェクト・ストレージにマイグレーションします。その際に、データは IBM Z プロセッサーを通過しません。さらに、SMS 管理クラスではサイズ・ベースの基準が追加され、データ・セットのサイズに基づいて特定のアクションを実行するよう DFSMShsm に指示できます。これらのアクションとしては、アクションを実行しない場合を含め、オンライン・ストレージ Tier 間でのクラス遷移の実行や、特定のストレージ Tier (ディスク、テープ、クラウドなど) へのデータ・セットのマイグレーションなどがあります。

このサポートは以下の APAR を通じて提供されます。

  • DFSMShsm: OA52901
  • AMS: OA52912
  • SMS: OA52913
  • ISMF: OA52914
  • Naviquest: OA52929
  • カタログ: OA53574
  • DFSMShsm V2R1 の共存: OA54020

IBM では、このサポートを 2017 年 12 月 31 日までに提供する予定です。

IBM Cloud Provisioning and Management for z/OS

Cloud Provisioning and Management for z/OS では、 z/OS プラットフォームのクラウド機能に対する追加の機能拡張が提供される予定です。これらの追加のクラウド機能は、以下のことができるよう設計されています。

  • CPU 使用率の計量とキャッピングの提供。クラウド・サービス・プロバイダーは、特定のテナントによる CPU 使用率を計量して、適切なチャージバックを実行できるようになります。また、CPU 使用率をキャッピングできるようになり、テナントのランナウェイ・コストの可能性が回避されます。
  • 複数のテンプレートを 1 つの複合テンプレート定義として結合。サービス・プロバイダーは z/OSMF グラフィカル・ユーザー・インターフェースを使用して、さまざまなミドルウェア・タイプから成る複合テンプレートを定義できるようになり、それらのコンポーネント間が適切に接続されます。この複合テンプレートを使用すると、利用者は複数のミドルウェア・サービスで構成される複合環境を素早くプロビジョンできます。
  • ミドルウェア・インスタンスがプロビジョンされたシステムからクラウド・ドメイン内の別のシステムへの、ミドルウェア・インスタンスの移行をサポート。この機能拡張は、動的にプロビジョンされたインスタンスが現在実行されているシステムの正常シャットダウン時に、それらのインスタンスを他のシステムに再配置できるようにすることを目的としています。
  • 共有リソース・プールを定義。共有リソース・プールを使用して、クラウド・テナントがプロビジョンできるテンプレート用のリソースを取得できます。この機能拡張により、テナント用のテンプレートをセットアップする管理者タスク (現在ではテンプレート固有のリソース・プール定義が必要になったタスク) が単純化されます。
  • クラウド・サービス用のアクションを作成。この機能拡張により、クラウド・サービス・テンプレートの作成プロセス中にアクションを定義するための Web ベースのユーザー・インターフェースが提供されます。
  • ワークフロー・エディター (Web ベースの GUI) を使用してワークフローを作成することで、ワークフローの作成を単純化。ユーザーは単一のパネルで複数の変数を定義でき、ステップまたは変数をコピーして名前変更できるようになります。

IBM はこれらの機能拡張を IBM Cloud Provisioning and Management for z/OS に対して提供する予定です。 z/OS V2.3 では 2017 年12 月 31 日までに (APAR PI88944 用の PTF を適用)、 z/OS V2.2 ではその後まもなく提供することになっています。

z/OS プラットフォーム・ソフトウェア・インストールの改善

ソフトウェア発表レター JP17-0306 で発表したとおり、 IBM は他の業界大手のソフトウェア・ベンダーと共同して、インストール関連のさまざまな機能強化に取り組んできました。 IBM は、インストールおよびデプロイメントにおける z/OS プラットフォームの全般的な改善を、他のソフトウェア・ベンダーも使用できる予定の機能とともに、推進することを支援する計画です。これらの要件に合致するように設計された機能の多くが、 z/OS V2.2 の z/OSMF コンポーネントのための PTF で提供され、さらに多くの機能が計画されています。詳細については、上記の発表レターを参照してください。

さらに、 z/OS V2.3 では、複数の追加 z/OSMF Software Management 機能のサポートが、この戦略を推進するための ServerPac オファリングの変更と一緒に追加されています。また、これらの機能は、ソフトウェア発表レター JP17-0104 で前に行われた開発意向表明も実現します。

ServerPac オファリング・インフラストラクチャーでは、SMP/E でパッケージされていない製品の発注とデリバリーもサポートするようになりました。SMP/E 以外でパッケージされている製品を含め、Shopz の z/OS スタンドアロン製品およびフィックスの発注手順で現在入手可能な製品は、2017 年から ServerPac での提供が開始される予定です。2018 年 4 月までには、すべて ServerPac で提供される予定です。これらの製品は ServerPac で提供されるので、Shopz の z/OS スタンドアロン発注手順から除去される予定です。この新機能により、SMP/E でパッケージされた製品と SMP/E でパッケージされていない製品の両方を、ServerPac パッケージで一緒にまたは別個に発注できるようになり、ServerPac インストール・プロセスと同じ方法でそれらの製品をインストールできる予定です。



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開発意向表明

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OpenSSH の開発意向表明

z/OS V2.3 は、以下の機能について OpenSSH でサポートを提供する、オペレーティング・システムの最後のリリースになる予定です。これらの変更の多くは、業界全体でセキュリティーを強化するための対応として OpenSSH コミュニティーによって推進されています。

  • SSH バージョン 1 プロトコル (SSH-1 とも呼ばれます)。
  • sshd (SSH デーモン) での特権分離なしでの実行。
  • レガシー v00 OpenSSH 証明書フォーマットのサポート。
  • sshd (SSH デーモン) による事前認証圧縮のサポート。SSH クライアントは、遅延圧縮モードをサポートする必要があります。そうでないと、圧縮はネゴシエーションされません。
  • Blowfish および RC4 暗号と RIPE-MD160 HMAC (ハッシュ・メッセージ認証コード) のサポート。
  • 1024 ビットより小さい RSA 鍵の許容。

さらに、 z/OS V2.3 は、デフォルトで実行時に以下の機能が有効になっている、オペレーティング・システムの最後のリリースになる予定です。

  • 1024 ビット Diffie Hellman 鍵交換 (具体的にはdiffie-hellman-group1-sha1) のサポート。
  • ssh-dss、ssh-dss-cert-* ホスト鍵およびユーザー鍵のサポート
  • MD5 ベースおよび切り捨ての HMAC アルゴリズム (具体的には hmac-sha1-96) のサポート
  • SSH クライアントのデフォルト・アルゴリズム・プロポーザルでの Triple-DES 暗号 (具体的には 3des-cbc) のサポート

GDPS® SSC の開発意向表明

IBM は、 GDPS の機能を IBM Db2® Analytics Accelerator for z/OS V7.1 の IBM Z へのデプロイメント (Accelerator on IBM Z) に拡張する予定です。初期サポートは GDPS/Multi-Target Metro Mirror で行われることになります。 GDPS/MTMM は、同期ミラーリングされたすべてのクリティカル・データを含むマルチサイト・シスプレックス・クラスターで構成され、最大 200 ファイバー・キロメートルの距離がある 2 つのサイトを持つお客様に連続可用性と災害復旧 (CA/DR) 保護を提供します。

IBM の計画、方向性および指針に関する記述は、 IBM の裁量に基づき予告なく変更または撤回される場合があります。 今後の製品に関する情報は、IBM の製品の一般的な方向性を示すことを目的としたものであり、発注の意思決定のための判断基準の利用を意図したものではありません。今後の製品に関する情報は、いかなる資料、 コード、または機能性の提供というコミットメント、約束、または法律上の義務について 言及するものでもありません。

今後の製品に関する情報は、いかなる契約にも含めることはできません。IBM 製品について記載される今後のいかなるフィーチャーまたは機能の開発、発表、および時期は、IBM の判断で決定されます。



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参照情報

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ソフトウェア発表レター JG17-0065 (z14)



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AP ディストリビューション

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Country/Region Announced
AP IOT
ASEAN * あり
India/South Asia ** あり
Australia あり
香港 あり
Macao SAR of the PRC あり
Mongolia あり
New Zealand あり
People's Republic of China あり
South Korea あり
Taiwan あり
Japan IOT
Japan あり

*ブルネイ・ダルサラーム、カンボジア、インドネシア、ラオス人民民主共和国、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、東ティモール、およびベトナム

**バングラデシュ、ブータン、インド、モルジブ、ネパール、およびスリランカ

商標

IBM、z/OS、System z、PartnerWorld、GDPS、および Db2 は、IBM Corporation の米国およびその他の国における登録商標です。

他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標です。

ご利用条件

お客様の国で発表されて入手可能な IBM の製品およびサービスは、その時点で有効で適用可能な標準契約書、条項、条件、および料金に基づいて発注できます。 IBM は、この発表をいつでも予告なしに変更または撤回する権利を保有します。この発表は情報提供のみを目的としています。追加のご利用条件については、次の Web サイトでご確認ください。

ご利用条件

この製品発表レターは、IBM Corporation が発表した時点での製品発表レターの抄訳です。

IBM 製品に関する最新情報については、 IBM 担当員または販売店にお問い合わせいただくか、 IBM Worldwide Contacts ページをご覧ください。

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