LinuxONE

パブリック・クラウドとプライベート・クラウドに最適なIBM ZとIBM LinuxONE

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ハイブリッド・クラウドの世界において、IT リーダーたちは、インフラストラクチャーに関してはその選択と管理が戦略上重要な資産であると捉えています。しかし、ハイブリッド・クラウド戦略を展開する際、企業でのクラウド採用の最大の課題の 1 つはセキュリティーです。そのために、デジタル・トランスフォーメーションのプロセスが失速することがよくあります。データ保護への信頼性、コンプライアンスといったさまざまな懸念から、企業開発者のために IBM Cloud に前例のないレベルのセキュリティーを組み込むことが最優先事項となっています。

本年の Think では、IBM Z Cloud ポートフォリオ全体における進展や、お客様がこうしたソリューションを利用してデータ保護を強化している様子をご覧いただきました。そして、IBM Cloud Private (ICP) に対する大幅な機能拡張を発表しました。プラットフォームの管理とオーケストレーションの統合型の機能を提供して、プライベート・クラウド・インフラストラクチャー全体を IBM Z で稼働することで極めてセキュアなプライベート・クラウドを実現できるようになります。

2019 年 3 月に一般出荷が予定されている IBM Cloud Private on Z の機能拡張では以下が提供されます。

  • すべての Linux ディストリビューションで「Z から管理する」機能。お客様は、Kubernetes ベースのプライベート・クラウド・ワークロードを IBM Z/LinuxONE から実行して管理できるようになります。
  • IBM Spectrum Scale。企業のプライベート・クラウドの構築に必要な永続的なストレージ・サポートを備えた高可用性 (HA) 機能を提供します。
  • LinuxONE 向けの拡張されたコンテンツ・カタログ。オープン・ソースと IBM のツールチェーン、ワークロード、アプリケーションを IBM Cloud Private on Z でサポートします。
  • Secure Service Container for IBM Cloud Private on Z。コンテナー化されたワークロードを内外の脅威から保護するための機能をお客様に提供します。

さらに、極めてセキュアなハイブリッド・クラウドの提供を目的とした、クラウド・ネイティブ・サービスの新しい IBM Cloud Hyper Protect ファミリーの展開も発表しました。IBM LinuxONE を IBM のグローバルなパブリック・クラウド・データ・センターで提供する 3 つのサービスが用意されています。IBM Cloud カタログにより、企業開発者が業界最高レベルのセキュリティーと回復力を簡単に利用して、IBM Cloud でボタンをクリックするだけでアプリケーションを最新化できるようにすることで、開発業務を容易にします。以下が提供されます。

  • Hyper Protect Crypto Services の一般出荷: FIPS 140-2 レベル 4 ベースのテクノロジーで構築された専用クラウドのハードウェア・セキュリティー・モジュール (HSM) を備えた暗号鍵管理サービスを企業に提供します。認定取得は現在進行中です。これは、クラウド・データ暗号化で Keep Your Own Key (KYOK) を利用できるように設計されています。企業は、クラウドで暗号鍵を完全に管理できるだけでなく、これらの鍵を保護する HSM を排他的に制御できるようにもなります。IBM Cloud for VMware は、Hyper Protect Crypto Services を通してこの KYOK をサポートする予定です。
  • Hyper Protect Virtual Servers の試験的リリース: 開発者は、LinuxONE VM をインスタンス化して、独自のパブリック・クラウド・ソリューションを作成できるとともに強力な保護を実現できるようになります。このサービスは、IBM Z Linux の企業のお客様がクラウドに移行する上でも役立ちます。このサービスは、さらに自信を持って確実に IBM Z 上のエンタープライズ・アプリケーションでクラウドを採用できるようにします。
  • Hyper Protect DBaaS(英語) : 企業開発者は、業界最高レベルのデータ機密性を備えたクラウドで、極めてセキュアなデータベース (PostgreSQL、MongoDB EE) をプロビジョンして管理できるようになりました。

IBM は、Shuttle や主要ポートフォリオ企業の DACS (デジタル資産サービスのグローバル企業) など、お客様との提携を通して、デジタル資産の強力な保護を組織や個人向けの付加価値資産サービスと組み合わせています。スイスのソフトウェア企業の Phoenix-Systems (英語) は、Secure Service Containers for IBM Cloud Private (SSC4ICP) を使用して、デジタル資産管理プラットフォームを作成しています。これは、世界最大規模の銀行にとって重要なものとなる急成長の分野です。

その一方で、IBM は、戦略的イニシアチブを通して、Solitaire Interglobal (SIL) とユース・ケースについて協力しています。同社は、IBM Cloud Hyper Protect サービスを LinuxONE で適用して、独自の Wenebojo (英語) IP が最高レベルの商用セキュリティーの FIPS 140-2 に認定されるとともに、コンテンツ・コレクションの増大に応じて拡張できるようにもしています。

このようなお客様は、IT リーダーが IBM Z と LinuxONE の最大の強みであるセキュリティーを活用できるようにするとともに、ハイブリッド・クラウド・アプローチを導入して管理することの重要性をはっきりと示しています。これにより、オンプレミスでも、プライベート・クラウドでも、パブリック・クラウドでも、それぞれに適した場所で必要な方法によって開発できるようになります。今回の更新を通して、IBM Z と LinuxONE は、極めてセキュアなハイブリッド・クラウドを提供して、お客様が全社規模でクラウドに移行する上で支援します。

しかし、注目すべきはクラウドだけではありません。先月、Open Mainframe Project では、Zowe 1.0 の一部として Zowe のアプリケーションをいくつか更新し、このフレームワークをさらに安全に利用しやすくすることが発表されました。ベータ版のダウンロードが 1,700 を超え、プロジェクトのコミュニケーション・ツールのメンバーが 700 人以上、Zowe コミュニティーのコミッターが 50 人以上いるこの開発者コミュニティーで、このプロジェクトは大いに期待され、受け入れられています。Zowe 1.0 でも、IBM は、IBM を最新のオープン・プラットフォームにするという企業開発者への約束を守っています。

Zowe フレームワークをベースとする IBM Z Open Unit Test という単体テストの新機能も発表しました。小規模に見えるかもしれませんが、今までテスト・ツールは手動で、使用するには複雑で手間がかかり、困難でした。そのため、俊敏性がかつてないほど重視されているこの時代に開発者の作業が遅れることになっていました。テストの自動化により、アプリケーションを展開する作業が改善されるでしょう。


*本記事は、The Best of IBM Z and LinuxONE in the public and private cloudの抄訳です。


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