Power Systems

SAP HANA が必要とする膨大なメモリー容量をクラウドで拡張

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あらゆる企業が競争上の優位性を求めています。競合よりも早い製品やサービスの市場への投入、優れた顧客体験の提供、あるいは独自の業務効率の創出など、優位性の形はさまざまです。そして、今なら、IBM Cloudで利用できる SAP S/4HANA on IBM Power Systemsは、優位性を獲得する1つの手段となります。

SAP HANA などのインメモリー・データベースは、今日の膨大なデータ・セットの迅速で費用対効果の高い分析を可能にします。また、IBM Power Systemsは、データ集約型の分析を推進するために必要となるパフォーマンスを提供する設計のサーバー・ハードウェアです。そして、Power Systems へのSAP HANA の大規模なマネージド・クラウド・サービスの導入がSAP に認定されたことで、ハードウェア、ソフトウェア、サービスの組み合わせが IBM Cloud で利用できるようになりました。

柔軟なサーバー統合

IBM の多くのお客様が、オンプレミスのデータセンター内の IBM POWER アーキテクチャーに基づくサーバー上で SAP HANA を実行することでメリットを得ています。Power Systems は、仮想化ソリューションであるIBM PowerVMの活用により、柔軟なサーバー統合を実現する高度に差別化された SAP HANA 環境を提供できます。また、Power Systems は、最大24TBという大容量のメモリー容量をSAP HANA向けに提供するとともに、POWERプロセッサーが実現する高帯域幅により優れたパフォーマンスを発揮します。SAP HANA on Power Systems が実現するワークロードの実行速度とデータへのアクセス速度は、機械学習やコグニティブ分析などの今日の高度なテクノロジーに最適です。

IT 管理の観点からいえば、SAP HANAをPower Systems に導入することで、効率的なサーバー統合が行えるため、コスト節減が可能になります。Power Systems 1台で複数の SAP HANA 実動インスタンスが実行できることから、データセンターの占有スペースとハードウェアの取得コストが削減可能です。また、Power Systems は回復力が高いプラットフォームであり、SAP HANA利用部門や業務の無停止運用に対する期待に応えます。

POWER9プロセッサーを搭載するIBM Power System H922(左)とIBM Power System H924(右)

クラウドの経済性のメリット

大規模なSAP HANA ワークロードの並行稼動のサポートにおける課題に直面している多くの企業は、スピード、クラウドの消費モデル、スキルを理由にマネージド・クラウドへの移行を希望しても、今までは、移行のための選択肢がありませんでした。また、ビジネス目標の達成に必要な分析とアクションにはスピードが重要であり、IT 機能を適切に組み合わせて期待する優位性を獲得する必要があります。

IBM Cloud 上でSAP HANA on Power Systems が提供するパフォーマンスと効率性が利用可能になることで、企業はクラウドの経済性のメリットを享受できます。つまり、SAP HANA の利用の拡大にあたり、オンプレミスのITインフラストラクチャーへの設備投資を行うのではなく、クラウド環境を利用することで利用規模の拡大と縮小が必要に応じて行えます。そして、設備投資ではなく運用コストとなるクラウドの活用により、企業は他のプロジェクトに重要なリソースを投入できるようになります。

また、データ・セットが大規模化していることから、メモリーの容量も重要となります。SAP のためのIT基盤としてIBM のサーバーやクラウドを利用しているお客様は、オンプレミスのPower Systems と同様に、最大 24 TB のメモリー容量を、スピード、スケーラビリティー、回復力とともに、SAP HANA 向けにIBM Cloud 経由で使用できます。小さな構成から開始できますし、1 TB 単位のスケールアップはデータの再パーティショニングもシステム停止も不要で行えます。大規模なITインフラを運用している企業においても、IBM Cloudが提供する大容量メモリーを活用したSAP HANA のインメモリー解析を必要に応じて実行できます。IBM Cloud が提供するSAP HANA on Power Systemsは、ストレージ環境としてIBM Storwize ファミリーのフラッシュ・ストレージを使用するため、データの入出力も高速です。

IBM Cloud が提供するSAP HANA on Power Systemsは、他にもメリットがあります。追加コストは必要となりますが、拡張機能として、モノのインターネット (IoT)、ブロックチェーン、IBM Watsonなど、IBM Cloud が提供する他のサービスと連携できます。SAP HANA on Power SystemsとIBM Cloudの各種サービスとの連携を活用することで、企業は SAP HANA と AI の統合など、革新的な新規サービスや機能を開発できます。

インメモリー・アナリティクス・クラウド・サービスの始まり

SAP 認定のPower Systems によるSAP HANA の大規模なマネージド・クラウド・サービスは、IBM Cloud Managed Application Services によりサポートされています。SAP HANA on Power Systems on IBM Cloudは、IBM Cloud と基盤としてのIBM Power Systemsに期待されるエキサイティングな革新の始まりに過ぎません。SAP HANAの価値を最大限に引き出すサーバーとしてのIBM Power Systemsの詳細も、ぜひ、ご覧ください。

*本記事は、Scale massive SAP HANA database capacity in the cloudの抄訳です。


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