Hybrid Cloud

IBMのITインフラストラクチャーが、ハイブリッドクラウドを加速

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パンデミックの経済的な影響は、ほぼすべての企業や組織におけるビジネスと運用のデジタル化を加速させています。IBMのお客様は、コンフィデンシャル・コンピューティングや回復力などのアプローチを採用することでコストを削減しています。そして、セキュリティー要件に対処するために迅速に行動するとともに、AIとクラウドへの投資を増やしています。

IBMのハイブリッドクラウドへのアプローチとRed Hatが提供するソリューションの組み合わせは、現在進行している迅速で大規模な変革の中心となっています。企業向けのKubernetesプラットフォームであるRed Hat OpenShift を採用することで、企業や組織はアプリケーションやワークロードを展開させる場所を柔軟に選択できるようになります。また、IBM Cloudなどのパブリッククラウドが実現する俊敏性と柔軟性を活用しながら、オンプレミスまたはプライベートクラウドのデータの近くにワークロードを配置する必要性について、バランスを取ることが可能になります。

IBMが提供するITインフラストラクチャー全体では、ハイブリッドクラウドの採用における典型的なユースケースが3つ挙げられます。

  • ケース1:開発スピードを上げるとともに、一貫性のあるハイブリッドクラウド管理をするために、アプリケーションを最新化およびコンテナ化
  • ケース2:クラウドネイティブなアプリケーションと従来のアプリケーションを同じ場所に配置することにより、クラウドネイティブなアプリケーションと重要なビジネス・データとの統合を低遅延で実現
  • ケース3:あらゆる場所における暗号化と垂直スケールを提供する、最適化されたソフトウェアとハードウェア基盤が、クラウドネイティブ・アプリに安全性、拡張性、回復力を付与

IBMは、ハイブリッドクラウドへのアプローチとRed Hatが提供するソリューションの組み合わせを推進するために、IBM Z、IBM Power Systems、IBM Storageに対応するハイブリッドクラウド製品を発表しました。新たに発表された製品により、IBMのお客様は、アプリケーションを展開するために最適な場所を、ハイブリッドクラウド環境内で柔軟に選択できるようになります。

  • Red Hat OpenShift Container Platform:Red Hat OpenShift Container Platformは、マルチクラウド環境の変化に対応するスピードと柔軟性を持つクラウドネイティブ・アプリケーションの新規開発と、既存アプリケーションの最新化を可能にします。重要なデータが存在する場所に配置することによって、どちらのタイプのアプリケーションもパフォーマンス向上が可能であり、IBM Z、IBM LinuxONE、IBM Power Systemsが提供する優れた性能と品質を活用できます。また、ハイブリッドクラウド環境向けに、エンタープライズ・クラスのデータサービスを提供する場合は、IBM StorageとRed Hat OpenShift Container Storageが利用できます。
  • IBM Cloud Pak for Applications:IBM Cloud Pak for ApplicationsでRed HatとIBMが提供するランタイムは、既存アプリケーションの最新化と、IBM ZやIBM Power Systems用のクラウドネイティブ・アプリケーションの迅速な開発に寄与します。
  • IBM Cloud Pak for Data:データとAIのために統合されたプラットフォームであるIBM Cloud Pak for Dataは、データの収集、整理、分析の方法を最新化し、ビジネス全体にわたるAI活用を実現します。IBM Cloud Pak for Dataは、IBM Power Systemsでは既に利用可能であり、IBM Zでは11月中に利用可能となる予定です。
  • IBM Cloud Pak for Integration:IBM Cloud Pak for Integrationを用いて、IBM Z上のアプリケーションとデータを効率的にクラウドと接続することにより、デジタル・トランスフォーメーションの強化に寄与します。
  • IBM Cloud Pak for Multicloud Management:IBM Cloud Pak for Multicloud Managementは、IBM ZおよびIBM Power Systemsで構築したハイブリッド・マルチクラウド全体で、一貫した可視性、自動化、ガバナンスを提供します。

RedHat OpenShift上のコンテナ環境サポートを強化するストレージ製品およびデータ保護ソリューションの新機能と機能拡張を、IBMは10月27日に発表しました。機能拡張には、IBM Spectrum ScaleによるOpenShift および CoreOS 上でのコンテナ・ネイティブ・データ・アクセスに対するサポートの拡充が含まれています。さらに、IBM Cloud Object Storageは、Red Hat OpenShift にバンドルされたオープンソースのファイルシステムである s3fs を利用した ファイル・アクセスのサポートが追加されました。IBM Spectrum ScaleとIBM Cloud Object Storageは、IBM Storage Suite for Cloud Paksに同梱されています。

IBMは20年以上にわたりRed Hatと緊密に協力しており、JavaからLinuxに至る主要なテクノロジーの革新のたびに、アプリケーションの可搬性をお客様に提供してきました。このような取り組みは、柔軟かつオープンであり、ハイブリッドで安全なエンタープライズ・プラットフォームを、ミッション・クリティカルなワークロード向けに提供するという共通の価値観によって推進されています。IBMとRed Hatは、ハイブリッドクラウドが実現する革新と差別化を、世界中のお客様に提供していきたいと思っています。

ミッション・クリティカルなビジネスプロセスにおける専門知識、実績あるセキュリティー、コンプライアンス、ガバナンス、一貫性を持ってどこでも構築および実行できる機能−これらはすべて、ハイブリッドクラウドの時代に成功するために重要な属性です。さらに、ワークフローの自動化、予測、最新化と、コンフィデンシャル・コンピューティングから最先端のセキュリティー・イノベーションまで、世界中のイノベーションの活用をサポートするのが、IBMのITインフラストラクチャーのポートフォリオです。そして、そのITインフラストラクチャー・ポートフォリオの強みを持つプラットフォームにおけるRed Hat OpenShiftの価値を、IBMとRed Hatが協力して最大化することにより、企業や組織による価値の創造と提供、そして、作業、競争、取引の変革をサポートします。

最も重要な業務のために私達が提供する独自の機能を活用し、お客様がハイブリッドクラウドのビジネスモデルがもたらす可能性を実現できるようにサポートすることが、私たちの旅のエキサイティングな次のステップです。

2020年11月11日(米国時間)にForrester、IBM、Red Hatからのスピーカーが集うラウンド・テーブルが開催され、ハイブリッドクラウドにおけるITインフラストラクチャーのビジネスや市場機会について議論します。このラウンド・テーブルにご参加いただくことで、今回ご紹介した内容をより詳細にご理解いただけるでしょう。ラウンドテーブルへの参加登録は、こちらから行えます。


本記事は「IBM IT infrastructure fuels hybrid cloud(written by Tom Rosamilia)」を抄訳し、一部編集したものです。

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