Power Systems

Summit : 世界で最もスマートなスーパーコンピューター

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IBMが構築したスーパーコンピューター Summitは、世界で最もスマートなAIマシンです。テニスコート2面分のスペースに、4,608のノードが設置されています。

人類の歴史的一歩

米国政府が発表した”Summit“。これは世界で最もパワフルでスマートなAIスーパーコンピューターであり、人類のコンピュータ史上、重要なマイルストーンとなりました。

Summitは、ゲームチェンジャー

米国オークリッジ国立研究所に構築されたSummitは、200PFLOPS(ペタフロップス)、つまり、1秒間に20京回(200,000,000,000,000,000回)の計算を実行できます。

200PFLOPSの計算能力は、現時点で世界最速となります。

AIに最適化

Summitは、データ集約型の世界におけるAIのために最適化されています。IBMは、まったく新しい、ヘテロジニアス型アーキテクチャーを設計し、IBM POWERプロセッサーの持つ強力なデータ分析の能力と、NVIDIA GPUが提供するディープラーニングの能力を統合しました。その結果、極めて重要な計算課題において、未曾有の優れたパフォーマンスが得られることになります。

Summitが解決できること

CORAL(米国エネルギー省主導のスーパーコンピューター計画)」プログラムにおけるSummitは、これまで解決が困難だった課題に取り組むために、技術革新と技術の限界領域を広げ続けるプロジェクトです。

例えば、Summitは、癌研究の進展、現在米国で蔓延しているオピオイド中毒に関与する遺伝的要因の理解、原子の相互作用のシミュレーションによる強力でエネルギー効率の高い新材料の開発、宇宙の起源を探るための超新星への理解、といった研究の助けとなる予測が得られると考えられています。

IBMの総力を結集

IBMは「CORAL」プログラムにおいて、今回発表されたSummit以外に、Sierra(米国ローレンス・リヴァモア国立研究所で構築中|目標能力:125ペタフロップス)というスーパーコンピュータを構築中です。これらのスーパーコンピューターを実現するにあたり、IBMは我々の持てる最も先進的な技術、アーキテクチャー、そして思考方法そのものを一箇所に集中させました。2014年に米国エネルギー省と「CORAL」プログラムの契約を結び、大きな賭けに挑戦した時、これは未来へ大きな飛躍をとげるチャンスだと考えたのです。

 スーパーコンピューティングへの飽くなき挑戦

チェス専用のコンピューターだったディープ・ブルー(IBM Deep Blue)から、スーパーコンピューティング専用機であるブルー・ジーン(IBM Blue Gene)まで、IBMのスーパーコンピューターは大規模な並列処理を先駆けて開発し、ペタフロップの障壁を破り、気象予測から石油探査に至るあらゆる分野で採用され、画期的な進歩を遂げました。何にも増して、我々を興奮させてくれるのは、ハイ・パフォーマンス・コンピューティング(HPC)とAIを組み合わせた最新のスーパーコンピューターが、これまでの世界で最も難しいと言われてきた問題の解決へと導いてくるかもしれないと思えることです。
また、Summitが採用したものと同じスーパーコンピューターのアーキテクチャーが、企業や研究機関で商業的に利用できるようになりました。IBM Power Systems AC922(Summitが採用)とビジネス用途向けのIBM POWER9プロセッサー搭載サーバー製品群は、あらゆる業界の多くのお客様が使用くださっており、製品やサービスを進歩させるビジネス・コンピューティングの実現に活用されています。

テクノロジーと、テクノロジーを支えるツール群は、常に、未来を変える力を持っています。そして、今回発表したSummitの完成によって、IBMは未来への先導に挑戦および貢献していることを改めて実証したのです。

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*本記事は、Reaching the Summit: The World’s Smartest Supercomputerの抄訳です。


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