Power Systems

コンテナ化されたクラウドにパワーをもたらすIBM

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2017年11月、IBMはオンプレミス製品である”IBM Cloud Private“を発表しました。IBM Cloud Privateは、コンテナ操作を自動化するKubernetesのような優れたオープンソース・テクノロジーを基盤技術として採用し、革新的で画期的なPaaS(Platform as a Service)を提供するプライベート・クラウド基盤ソフトウェアです。

そして、IBM Cloud Privateは、IBM Power Systemsのネイティブ・サポートにより、競合製品と一線を画しています。いくつかの理由から、この組み合わせは重要です。

・作業に最適化されたオンプレミスのハードウェアにコグニティブ・サービスを導入することで、コンテナ密度を高め、スループットを向上できるため、開発者は非常に高速なアプリケーションを作成できます。

・「クラウド・ネイティブのアプリケーション」と「基幹システムのコアのビジネス・データを活用するサービス」を統合したアプリケーションを、ほぼ、待ち時間なしで同じ場所に配置できます。

・データセンターの管理者は、IBM ハイパーコンバージド・システム powered by NutanixLCサーバー・ファミリー、IBM PowerVMを導入するエンタープライズ・システムといったIBM Power SystemsのサーバーにIBM Cloud Privateを導入できます。

詳しく見てみましょう。

アプリケーションをスピード・アップさせたいですか?最適化されたハードウェアにより、コンテナの密度を高め、スループットを向上できます。

適切に構成されたクラウド環境は効率的であり、システム基盤からパフォーマンスがもたらされる場合は、あらゆるビジネスにとって大きなメリットがあります。コグニティブ・サービス向けに最適化されたIBM Power Systemsは、スケールアップとスケールアウトの両性能の向上によって、少ないシステム数であっても迅速に洞察を提供できます。IBM POWER9プロセッサーを搭載するIBM Power System AC922は、ディープ・ラーニング・フレームワークのトレーニングを3.8倍高速化できます[1]。IBM Power System S822LC for HPC(通称 IBM Minsky)を始めとするPOWER8プロセッサー搭載システムにおいても同様のパフォーマンス向上がもたらされ、ディープラーニング・ワークロードに正確な結果を迅速にもたらします。

また、Dockerコンテナのマルチ・アーキテクチャー・サポートにより、開発者は、最良の結果を獲得するために、特定のコンテナを展開するプラットフォームを容易に制御・自動化できます。

モダナイズされたクラウド・ネイティブのアプリケーションとコア・ビジネス・データを持つサービスの統合

多くの企業は、最も重要性が高いビジネス・データを取り扱うシステム基盤にIBM Power Systemsを使用しています。そして、多くの場合、各種規制への準拠のために必要なデータに対するセキュリティーと可用性を維持するとともに、データへのアクセスを容易にする方法が求められています。IBM Power Systems上で稼動するIBM Cloud Privateは、アプリケーションが必要とする重要データとの緊密な統合を維持しながら、アプリケーションを新規に作成またはモダナイズできます。アプリケーションとデータを同じIBM Power Systems上に配することで、Linux、AIX、IBM i 環境で管理されるデータ・ストアと統合する際の顧客の待ち時間は、ほぼゼロになります。

IBM ハイパーコンバージド・システム powered by Nutanixを含むIBM Power Systemsに、最新のクラウド・ネイティブのアプリケーションを導入する

IBM Cloud Privateは、POWER8プロセッサー以上を搭載するIBM Power Systemsのサーバー・ファミリーで稼働します。(リトル・エンディアンのパーティションでは、Linuxを実行する必要があります)既存のシステムやスキルの活用を図る場合は、IBM Cloud PrivateをIBM PowerVMのLPARに導入していただくことになります。AIやデータ・サイエンティストのためにパフォーマンスを最大化する場合は、IBM Cloudが提供するOpenPOWERアーキテクチャー準拠のPOWER8プロセッサー搭載ベア・メタル・サーバーも選択できます。また、新しいサービスをサポートするために新たなインフラストラクチャーを構築する場合には、Nutanixを搭載するIBM ハイパーコンバージド・システムによって価値実現に要する時間を最短にできます。

IBM Power Systems上で稼動するIBM Cloud Privateは、迅速かつ容易に利用を開始できます。導入対象のIBM Power Systemsサーバー情報(OpenPOWERベースのスケールアウト・サーバー、エンタープライズ・サーバー、ハイパーコンバージド・システム)に基づいた実装ガイドが提供されます。準備が整うと、コンピューティング能力の拡張とプロダクション対応のHAクラスターを導入するリファレンス・アーキテクチャーに基づいて最適化されたPower Packsが活用できます。
ぜひ、こちらをクリックしてIBM Cloud Privateの詳細を確認いただくとともに、実際にお試しください。


[1]この結果(3.8倍)は、Enlarged Imagenet Dataset(2240×2240)上でEnlarged GoogleNetモデルを1,000回繰り返し実行したIBM社内の計測に基づいています。
ハードウェア:Power System AC922、40コア(2 x 20cチップ)、POWER9(NVLink 2.0、2.25 GHz、1024 GBメモリー、4xTesla V100 GPU)、Red Hat Enterprise Linux 7.4 for Power Little Endian (POWER9) with CUDA 9.1/ CUDNN 7)。
比較対象スタック:2x Xeon E5-2640 v4、20コア(2 x 10cチップ)/40スレッド、Intel Xeon E5-2640 v4、2.4 GHz、1024 GBメモリー、4xTesla V100 GPU、Ubuntu 16.04 with CUDA 9.1/ CUDNN 7。
ソフトウェア:IBM Caffe with LMS Source code https://github.com/ibmsoe/caffe/tree/master-lms(英語)


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