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IBM Cloud PrivateとIBM Zで安全なコンピューティングを実現

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最も安全なデータ・サービス・プラットフォーム上で、クラウド・ネイティブ・アプリケーションを構築、展開、管理

ビジネスに悪影響を及ぼすサイバー攻撃のテクノロジーは、残念なことに進化を続けています。ランサムウェア、マルウェア、DDoS(Distributed Denial of Service)攻撃、フィッシングなど、リストアップされた脅威の数は膨大であり、しかも拡大し続けています。したがって、新たな傾向の攻撃が登場するたびに、率先して攻撃に対して先手を打つサイバー・セキュリティー対策が不可欠です。

サイバー攻撃による情報漏えい事故1件当たりのコストは、平均で400万ドルにものぼるといわれ、企業にとっても大きなインパクトを持ちます。しかし、諸事情から稼働を続けているレガシーなサーバーが存在する場合、その企業のIT基盤はサイバー攻撃に対して脆弱である、ということになります。(サイバー攻撃によって、日常業務が完全に停止してしまうリスクを抱えている、とも言えます)

適切なデータ・ホスティングのソリューションを導入することで、重要な顧客データと知的財産を保護できます。そのために、IBM Cloud Privateは誕生しました。

IBM Cloud Private

企業内のポリシー、政府の規制や業界特有の要件に基づくデータ保護への対応が必要な場合、プライベート・クラウドは不可欠です。

現在、多くの企業がコスト削減やアクセシビリティー向上のためにクラウドを活用しています。そして、クラウドには、他にも-サーバー・インスタンス全体にわたるワークロードの柔軟なスケーリングや移動、災害対策、リソース管理の改善など-メリットがあります。

IBM Cloud Privateは、IBMのミドルウェア製品、データベース製品、アナリティクス製品が統合されたKubernetesベースのオープンなコンテナ・システムです。IBM Cloud Privateは、パブリック・クラウドのメリットを、オンプレミス環境(具体的には、データ・セキュリティーの観点で安全なLinuxベースのサーバー・プラットフォーム)に提供します。

クラウドへの移行

多くの企業は、独自のデータセンターを運用し、ITインフラストラクチャーに投資しています。既存の設備投資のオーバーヘッドや減価償却費の負担が大きいことから、ある日唐突に「全てのワークロードをクラウドに移行する」とは言えません。

IBM Cloud Privateは、クラウドへの移行プロセスを始めるために役立つソリューションです。Linuxが稼働するサーバーにIBM Cloud Privateを導入して、モダナイズによる既存のワークロードのクラウド上で実行や、クラウド・ネイティブ・アプリケーションの開発が行えます。

IBM Cloud Privateを活用することで、企業は徐々にワークロードをプライベート・クラウドに移行させられますし、必要に応じてパブリック・クラウドにも容易に移行できます。IBM Cloudは、組み合わせて利用していただける “Private”、 “Public”、 “Dedicated” によって、シームレスなクラウド環境の実現をお手伝いします。

IBM Z の優位性

上述したように、IBM Cloud Private はLinuxベースのシステム上で稼働します。そして、サーバー・プラットフォームの選択が、実は、重要な要素となります。IBMが提供するメインフレームであるIBM Zは、Z 固有のメリットを保持しながら、Linux on IBM Z(Red Hat Enterprise Linux、SUSE Linux Enterprise Server、Ubuntu)上でオープン・コンテナ技術を活用できます。

IBM Zは、強力な機能とメリット(セキュリティー、スケーラビリティー、信頼性、スピード)を提供します。これは、一般的なプライベート・クラウドの選択基準と一線を画するものです。IBM Zは、アジャイルなプロセスを用いたイノベーションの加速を、マルチ・クラウドの戦略的なプラットフォームによって、既存のシステムと安全に統合しながら実現します。

最新のメインフレームであるIBM z14が提供する全方位型の暗号化機能は、 データを包括的に保護するために、あらゆるデータを自動的に暗号化します。IBM Zの仮想化機能が提供する論理分割は、ワークロード同士が影響を及ぼさないように、ワークロードを分離します。「IBM Secure Service Container」と呼ばれるセキュリティー機能は、内部および外部の脅威からワークロードを保護して、特権ユーザー資格情報の悪用やマルウェアなどのサイバー攻撃を防止します。

関連情報

*本記事は、The next phase of secured computing: IBM Cloud Private on Zの抄訳です。


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