ブロックチェーン

ブロックチェーンで実現する新しいビジネスの世界

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ビットコインなどの仮想通貨の盛り上がりもあり、ブロックチェーンは近年最も注目されているテクノロジーの1つと言えます。そして、ブロックチェーンは、今や仮想通貨を作るためだけのテクノロジーとは言えなくなってきています。

ブロックチェーンの企業の実務システムにおける利活用は、金融業界にしか関係ないと思われがちです。しかし、非金融業界で既に適用を進めている企業があるように、ブロックチェーンは企業のビジネスを支えるテクノロジーとして進化しています。

また、複数の企業が関わってモノのやり取りするような領域への適用が効果的であることから、ブロックチェーンの利活用においてサプライチェーンは特に注目されている業務領域となっています。サプライチェーンのように、あらかじめ誰が関係者であるかが決まっていて、許可された企業しか参加できない前提で構築するブロックチェーン・ネットワークのことをコンソーシアム型ブロックチェーンと呼びます。そして、現在、このコンソーシアム型ブロックチェーンについて、具体的な事例が出てきています。

コンソーシアム型ブロックチェーン

コンソーシアム型ブロックチェーンの事例として、WalmartやKroger、Nestle、Doleなどの食品小売大手が参画する世界規模の食品安全トレーサビリティーを実現するコンソーシアムであるFood Safetyを紹介しましょう。

Food Safetyは、Walmartが行っていたブロックチェーンによる中国産豚肉のトレーサビリティーの実証実験をベースに立ち上がったコンソーシアムであり、ブロックチェーンを活用して食品のトレーサビリティーを共有することで、有事の際に、汚染源を早期に特定するとともに、汚染食品の拡散を防ぎます。

このFood Safetyの事例で特徴的なのが、Walmartの競合企業であるKrogerが同じコンソーシアムに参画している点です。このことから、業界共通のプラットフォームをブロックチェーンで構築しよう、という機運が高まっているように感じられます。そして、実は、IBMが推進しているブロックチェーンであるHyperledger Fabricが、Food Safetyでは採用されています。

Hyperledger Fabric

Hyperledger Fabricはブロックチェーンテクノロジーの1つで、Linux Foundationが管理するオープンソースソフトウェアです。

Hyperledger Fabricのプロジェクトには、国内外のIT企業、金融機関、ユーザー企業が参画しています。Hyperledger Fabricは前述したコンソーシアム型ブロックチェーンに特化しており、2017年7月に商用版であるv1.0がリリースされ、実用化が進んでいます。

ブロックチェーンWebinar

ここまで述べてきたコンソーシアム型ブロックチェーンの事例やHyperledger Fabricなど、ブロックチェーンに関する最新動向を全2回のWebinarで紹介しています。

第1回はブロックチェーンの基本知識やユースケース/実証実験を解説しています。第2回では本番フェーズに展開する最新事例を紹介し、お客様との取り組みから見えた、コンソーシアム型のブロックチェーンを管理運営していくためのポイントを紹介しています。これからブロックチェーンを始める、既に始めている皆様、是非ご活用ください。


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