IBM Storage

IBM DS8882F新登場:小さな筐体の大きな価値

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IBM DS8880Fファミリーに新製品DS8882Fが追加されました。新しいシステムは、メインフレームのモダナイゼーションや統合を推進するために設計された、費用対効果に優れたストレージ・ソリューションです。

今日、メインフレームはこれまでなくビジネスの重要な要素となっています[1]。クレジットカード全取引の87%および年間約8兆ドルの支払いは、メインフレーム上で処理されています。これらのシステムでは、毎年290億件のATM取引を管理しており、その規模は1日あたり約50億ドルに相当します[2]

しかし、特定のビジネス領域でメインフレームが広く普及していることは、昔からあるデータ処理プラットフォームが変わっていないことを意味するものではありません。実際は、まったく逆です。メインフレームの技術と環境は、絶え間なく変化するビジネスやリサーチの要件を満たすために積極的な進化を遂げています[3]。この進化には、進化を続けるため、さらにはイノベーションを実現するためのストレージ・ソリューションが必要であることを意味しています。

新しいDS8882Fは、メインフレームが置かれているダイナミックな環境に理想的なソリューションを提供します。メインフレーム向けのストレージとしてはエントリーレベルの価格で、メインフレームのモダナイゼーションや統合をサポートし、実現するために設計されたラックマウント型のソリューションです。DS8880Fファミリーの全てのモデルと同様に、DS8882FはIBM iやAIX、Linuxが稼働する分散コンピューティング環境を所有する企業にとっても、ビジネス上重要なソリューションです。実際、DS8882Fには次の特徴があります:

– DS6000、DS8100、DS8300、DS8700、DS8800、およびDS8870システムからのコスト効率に優れた更改
– データセンターの設置面積や電力設備の要件を最大50%削減
– IBM z14モデルZR1、IBM LinuxONE Rockhopper II、および既存の19インチ標準ラックに搭載可能な初めてのエンタープライズ・クラスのストレージ・ソリューション

DS8882Fは、DS8880Fファミリーにおけるミッドレンジの位置付けに相当しますが、大型モデルでも提供されている次のような機能を提供します。

– IBM EasyTier®は、アクセス頻度の低いデータを識別し、大容量フラッシュ・ドライブに移動します。同様に、頻繁にアクセスされるデータは、自動的に高性能なフラッシュ・ドライブに移行され、コスト・パフォーマンスを最適化

– Gen2ハイパフォーマンス・フラッシュ・エンクロージャーはワークロード統合用途に、2倍のパフォーマンスとエンクロージャーあたり最大15.3倍の容量を提供[4][5]

– トランスペアレント・クラウド・ティアリング(TCT):DS8880ファミリーからマルチ・クラウド環境へサーバーを経由せずに直接データ転送が可能で、業務効率と柔軟性を向上させ、資本コストや運用経費を削減。TCTはクラウドとのデータ移行を行うだけでなく、貴重なメインフレーム資源を新世代のリアルタイム・アナリティクスやAI、モバイル・アプリケーションなどのワークロードに注力できるよう、大規模なデータをアーカイブする際にはCPU使用率を50%以上節約[6]

– 事業の継続運用が不可欠な企業向けの高度なディザスタリカバリ機能、複数サイト・レプリケーション(2/3/4サイト)

DS8882Fは、IBM z14モデルZR1およびIBM LinuxONE Rockhopper IIラック本体に、または単体ソリューションとして19インチ標準ラックに搭載可能な16Uシステムです。物理容量は6.4 TB〜368.64 TBで、TCTによりクラウド環境へ拡大できます。また、メモリキャッシュ(DRAM)は64 GB〜256 GB、FCP / FICONインタフェースポートは8〜16個搭載可能です。

IBM DS8880は、メインフレーム環境向け外部ストレージ市場のリーダーであるばかりか、新しいDS8882Fを含むDS8880ファミリーはさらなる利点を提供します。それは、IBM Zとの緊密な統合です。イノベーションと新しいエンジニアリングは、IBM Zチームと一緒になって計画・開発され、協調してリリースされました。

新しいIBM DS8882Fストレージ・システムは、レガシー・システムのモダナイゼーションに取り組むメインフレーム利用企業に対して手頃なアップグレード・パスとなります。メインフレーム中心のマルチ・クラウド・アーキテクチャー構築に向けてクラウドとの統合をシンプルに実現し、DS8880Fファミリーの大型モデルで提供されている機能と利点を提供します。このような小さな筐体にも関わらず、DS8882Fは多くの点で最先端のストレージ・ソリューションなのです。

*本記事は、The New DS8882F: Big Value in a Smaller Package の抄訳です。

[1] コンピュウェア:Inside Tech Talk:新しいBMC調査:デジタルビジネスがメインフレームに影響を与える、2016年11月滞在予定(https://compuware.com/new-bmc-survey/)
[2] IBMメインフレーム、データ保護の新時代を拓く、2017年7月、https://www-03.ibm.com/press/us/en/pressrelease/52805.wss
[3] IDCホワイトペーパー:デジタル変換のための接続されたメインフレームのビジネス価値、2016年12月#US42063916
[4] 前世代のHigh-Performance Flash Enclosureと比較してエンクロージャあたり2倍のパフォーマンス
[5] 30×800GBのフラッシュカード(24TB)および48×7.68TBフラッシュカード(368.6TB)の新世代フラッシュエンクロージャを使用した前世代の高性能フラッシュエンクロージャを考慮して、
[6] 結果は、サイズが6,000 3390トラックを超えるデータ・セットをマイグレーションするときのEC12での予備IBM内部データ測定に基づいています。 結果は、特定のワークロード、構成、ソフトウェア・レベル、および移行されるデータ・セットの量とサイズに基づいて、顧客によって異なります。


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