IBM Storage

コンテナ、エッジ、ハイブリッドクラウド向けにストレージをシンプルにする

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企業は、ITのデジタル・トランスフォーメーションを進めています。それは、ハイブリッドクラウド、コンテナ、AIなどの新しいテクノロジーを採用して、ビジネス成功の促進、複雑さの軽減、俊敏性向上を進めることを意味します。実際、ESGが調査したレポートでは、パンデミックがIT戦略に長期的に及ぼす最も大きな影響として、最新のクラウドネイティブなコンテナベースのアーキテクチャーへの急速な移行であると、ITエグゼクティブのほぼ5人に1人(17%)が予想しています。[1]

IBMは、コンテナとハイブリッド・クラウドへの移行を加速し、アナリティクス、AI、ビッグデータのための並外れたパフォーマンスとスケーラビリティを実現するために設計した新しいハイブリッドクラウド・ストレージ・ソリューションを発表しました。

エンタープライズ・アプリケーションの可搬性に関する課題は、基幹データをこれらのアプリケーションに合わせる必要があること、さらには最大限の柔軟性を提供するためにグローバルにアクセスできるようにしなければならない点です。多くの企業データはサイロ化され隔離されているため、新しいコンテナ・アプリケーションやアプリケーションの可搬性の障害となっているだけでなく、ストレージのCAPEXとOPEXを押し上げています。また、データセンター外で生成され処理されるデータの量が増えるに従い、データセンター内のワークロードをエッジやパブリッククラウドのデータにシームレスに接続する必要性も高まります。

Red Hat OpenShiftなどのコンテナ・プラットフォームは、エンタープライズ・アプリケーション向けの強力な基盤と、コンテナのストレージをサポートする柔軟な方法を提供します。しかし現在のところ、コンテナ向けストレージは、アプリケーションやDevOpsユーザーではなく、主にストレージ管理者を対象としています。アプリケーションやランタイム管理には、アプリケーションに焦点を合わせ、DevOpsおよび管理者向けに特別に設計されたストレージ・プラットフォーム層への橋渡しが必要です。

その橋渡しとなるのがストレージ・サービスで、アプリケーションを意識した真のエンタープライズクラスのデータサービスを提供し、ストレージ管理者とDevOpsユーザーの両方にとってアクセスしやすいものです。このサービスには、高可用性、災害復旧、データ保護、容量とパフォーマンスの管理、セキュリティーなどの機能が含まれています。

ストレージプラットフォーム層は、ハイブリッドクラウドやAIワークロードのための基本的なストレージ機能を提供し、コストの削減、複数ソースからのデータへのグローバルなアクセスの増加、パフォーマンスの向上を支援します。

IBM Spectrum Fusionの紹介

IBM Spectrum Fusionの紹介

IBMが発表する新製品は、OpenShift向けのハイブリッドクラウド・コンテナ・ネイティブ・データ・ソリューション、IBM Spectrum Fusionです。

このソリューションは、ストレージ・プラットフォームとストレージ・サービスを「融合」させ、「IBM Spectrum Scale」の技術をベースに、高度なファイル管理とグローバルなデータ・アクセスを実現しています。このソリューションは、Red Hat OpenShift対応の完全なコンテナ・ネイティブ・ソリューションです。

IBM Spectrum Fusionは、ハイパーコンバージドシステム「IBM Spectrum Fusion HCI」とIBM Spectrum Fusion HCIして2021年後半に提供開始予定です[2]。このソリューションは、Red Hat OpenShiftをベースとした大手ベンダーが構築した業界初のハイパーコンバージド・システムです。「IBM Spectrum Fusion HCI」の特徴は以下の通りです。

  • Red Hat OpenShiftを採用し、コンテナとVMの両方に対応した統合HCIアプライアンス
  • アクティブ・ファイル管理(AFM)によるグローバルデータ・アクセス
  • ローカルおよびリモートのバックアップとリカバリーを実現するデータ回復力
  • ハードウェアおよびソフトウェアのインストールと保守のシンプル化
  • パブリッククラウドからオンプレミスやエッジ・ロケーションにまで及ぶグローバル・データ・プラットフォーム
  • IBM Cloud SatelliteとRed Hat ACMの統合
  • まずは6台のサーバーから。最大20台まで拡張可能(NVIDIA HPC GPU拡張オプション使用)

2022年には、IBM Spectrum Fusionは、スタンドアロンのソフトウェア・データ・デファインド・ストレージ・ソリューションとしても利用可能になります。[2]

高性能AIおよびハイブリッドクラウド向けに構築された次世代ストレージ

IBMは、IBM Spectrum Scaleを活用したこれまでで最高のパフォーマンスを発揮するスElastic Storage System 3200ケールアウト型ファイルシステム・ノードも発表します。 新しいElastic Storage System (ESS) 3200は、高度なファイル管理とグローバル・データ・アクセスだけでなく、NVMeオールフラッシュ搭載の2ラック・ユニット・エンクロージャーで、従来のESS 3000モデルよりも100%高速な80GB/秒のスループットを実現します。[3]

このソリューションは、簡単に導入できるように設計されており、エッジ、コアデータセンター、ハイブリッドクラウド環境にシームレスにまたがる単一のグローバルネームスペースにおいて、48TBの構成から始まり、最大で8YBのグローバル容量まで拡張することができます。100Gbpsイーサネットまたは200Gbps InfiniBandのオプションを備えたこのシステムは、最も要求の高いハイパフォーマンスのエンタープライズ、アナリティクス、ビッグデータ、AIのワークロード向けに設計されています。

IBMビジネス・パートナーであるFlagship Solutions GroupのCEO、Mark Wyllie氏は次のように述べています。「ESS 3200でも、ストレージ・ソリューションのシンプルさとパフォーマンスに対するIBMの取り組みは引き継がれています。IBM Spectrum Scaleで管理しやすく、グローバル・データ・サービスとグローバル・データ・アクセスを組み込んだ2Uエンクロージャーで80GB/秒を提供することで、AIとハイブリッドクラウドに対するIBMの取り組みを確実に実現しています。」

関連情報

IBM Spectrum FusionおよびIBM Spectrum Fusion HCIについて

IBM ESS 3200について


本記事は「Making storage simple for contaiers, edge and hybrid cloud」を抄訳し、一部編集したものです。


[1]出典: ESG Research Report、The Impact of the COVID-19 Pandemic on Remote Work, 2020 IT Spending, and Future Tech Strategies (2020年6月)

[2]IBM の計画、方向性、および趣旨に関する記述は、IBM の裁量に基づき予告なく変更または撤回される場合があります。今後の製品に関する情報は、IBM の製品の一般的な方向性を示すことを目的としたものであり、発注の意思決定のための判断基準の利用を意図したものではありません。今後の製品に関する情報は、いかなる資料、 コード、または機能性の提供というコミットメント、約束、または法律上の義務について 言及するものでもありません。将来の潜在的製品に関する情報は、いかなる契約にも組み込むことはできません。IBM 製品について記載される今後のフィーチャーまたは機能の開発、発表、および時期は、すべて IBM の判断で決定されます。

[3]IBMの測定による


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