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ニューノーマル、5G時代はビジネスおよびそれを支えるシステムのあり方を大きく変え、運用管理に携わる管理者やオペレーターのワークスタイルにも変化をもたらしていきます。この時代の動きにあわせたリモート作業を中心とした運用管理への業務変革が急務です。IBMはこの課題をとらえ、「コンピューター・リソース利用効率向上」、「オペレーションの自動化/柔軟性」、「AIによる支援」の3つのアプローチにもとづく運用管理のソリューションを提供し、変化への追随を下支えするインフラを実現します。

竹田 千恵

日本アイ・ビー・エム株式会社
HybridCloud&AI Storage CoC部長
竹田 千恵

リモート作業を中心とした働き方改革への流れが加速

システム運用の現場は多くの課題を抱えています。業務や用途ごとに分断(サイロ化)されたシステムが乱立し、オペレーションが属人化しています。また、これまでその業務を担ってきた管理者が高齢化し、大量にリタイアしていく時期を迎えています。
そもそもIT部門は慢性的な人手不足の状況にあり、代わりの人材を採用・育成するのも困難なだけに問題は深刻です。
さらに、そうした中に突然襲ってきたのが新型コロナウイルス感染症のパンデミックです。日本でも緊急事態宣言が出され、IT部門の要員も通常どおりの出社ができなくなり、運用管理も自宅からリモートで対応せざるを得なくなりました。
現在は緊急事態宣言も解除され、IT部門も徐々に日常を取り戻しつつありますが、決して油断はできません。新型コロナウィルス感染症は第2波、第3波の拡大が危惧されるほか、いつまた別の感染症や自然災害などが発生するかわからないからです。
こうした予測不可能な将来に対するリスクを社会全体が改めて認識することとなり、多くの企業は“人が動けない”ことを前提としたビジネスのあり方を模索し始めています。5Gの普及とも相まってリモート作業を中心とした働き方改革への流れは、今後ますます加速していくと考えられています。

運用管理が向かうべき変革の3つの方向性

ニューノーマル、5G時代の動向を見据える中で、今後のシステム運用管理はどのような変革をめざすべきでしょうか。そこには大きく3つのアプローチがあります。

1つは「コンピューター・リソースの利用効率向上」です。企業内のデータは爆発的な勢いで増大しており、たとえばペタバイト級のデータを蓄積したストレージをたった1人のオペレーターが管理しているといったケースも散見されます。こうした大規模なデータを扱うコンピューター・リソースをリモートから管理するのは困難なことから、利用効率の向上が求められます。
この課題については、以前より仮想化技術を活用した集約化や標準化が進められてきましたが、今後はさらにデータ階層化などライフサイクル管理を徹底していく必要があります。

2つめは「オペレーションの自動化/柔軟性の確保」です。たとえばインフラ構成をコード化するInfrastructure as Codeという考え方にもとづき、仮想マシンやストレージのボリューム、ネットワークのプロビジョニングを自動化します。
また、IBMでは生産性とレジリエンス(回復力)を併せ持つオペレーションを提唱しています。これにより新たなリスクが発生した場合でも迅速に対処してインパクトを緩和し、より短期間での課題解決を図ることができます。さらにいえば問題の予兆を見つけて未然に対応することで、リスクの発生そのものを抑制(予防)することが可能となります。
加えて社員の働き方や顧客対応などもリモートが中心となっていく中では、従来のようにネットワークを計画的に配置するのは困難となるため、自動的なワークロード負荷分散の仕組みによる柔軟な運用が必要となります。

そして3つめが「AIによる支援」です。これまでシステム運用管理を通じて蓄積してきたナレッジを学習させたAIを活用し、障害が発生した際の対処をアドバイスします。また、各システムから収集しているログをAIで分析することで異常の予兆を検知し、障害に至る前に手を打つことが可能となります。

ビジネス変革を支える運用管理効率化

運用管理を劇的に効率化するソリューション

上記の3つのアプローチにもとづき、IBMが提供しているソリューションの概要を紹介します。より詳細な内容については各項目のリンクから動画コンテンツをご覧ください。

動画ご視聴になる前にお読みください。
視聴いただく前に、IBMのオンラインセミナーポータル「IBM X-Online」へのご登録が必要です(無料)。Webセミナー識別番号 の4桁を「コンテンツ検索」の「キーワード検索欄」に入力いただくと、該当の動画にすぐ辿り着けます。

 

①5G時代!新しいデータ・アクセシビリティーにおける効率的なデータ保管

5G時代を迎えて爆発的にデータ量が増える中、エッジ・コンピューティングの需要が高まっています。管理者にとっては、このインフラを見据えた新しいデータ・アクセシビリティーに対するデータ保管の仕組みと運用が急務であり、IBM Storage Solutions for Edge(英語)を活用することで効率よいデータ保管と管理を実現することができます。
動画ではIBM Storage Solutions for Edgeのさらに詳しい活用メリットを紹介します。

②基幹業務もコンテナもIBM Power Systemsで同時に実現!

デジタル変革実現のために基幹業務と連携したハイブリッドクラウドやコンテナ技術の活用が進んでいます。IBM Power Systemsはこの要求に応えるインフラの構築と効率的な運用を実現します。
動画ではコンテナ環境や仮想環境を自動的にデプロイする機能、複数のコンテナに分散したシステムを1台のコンソールから一元的に操作する方法なども紹介します。

③AI開発や計算処理の仕組みを見直そう ~Spectrum Computingで投資対効果を最大化~

AI開発やデータ分析、シミュレーション計算などのために多くのサーバーを購入したにもかかわらず、その計算資源を効果的に活用できていない企業は少なくありません。IBMは運用管理を簡素化し、クラウドを含めたインフラでワークロードのスループットを最適化し、計算資源の使用効率を最大化するソリューションを提供しています。
動画ではこのソリューションの中核となるSpectrum Computingの概要と活用効果をわかりやすく解説します。

④計画停止時間の最小化に挑む「IBM z15」の新テクノロジー

ミッションクリティカルなシステムの計画停止時間を最小化します。IBM z15の新機能として搭載された「System Recovery Boost」は、システムの停止、再起動、業務追いつきに要する時間を短縮し、デジタル時代に求められる俊敏性、回復力を劇的に高めます。
動画ではこの機能による定量的な効果も紹介します。

⑤AIがアドバイス!ストレージはこう管理しよう!

データが無限に増える時代にストレージの管理はどのようにしたらよいのでしょうか。また、オンプレミスやクラウド上にある他社製も含めた複数のストレージを一括管理する方法はないでしょうか。IBMはこのニーズに応えるストレージ管理のソリューションを提供しています。
動画ではAIによるアドバイザリー機能やあらゆる管理データの活用、異常検知による障害回避などの機能を紹介します。

⑥AI技術で運用現場を進化させるIBM Zの運用分析 ~内部を可視化への第一歩!~

IBM Zでは運用ログを最新のAIテクノロジーで分析することが可能となりました。現在のリソース状況を可視化し、異常事象の事前検知、将来のシステム稼働状況とパフォーマンス利用を最適化することを目指したものです。
動画ではIBM Zの運用管理を担っている管理者が、すぐに役立てることができるこのAI技術の実際の操作方法を紹介します。

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