Hybrid Cloud

コスト効率よくビジネス変革を促進

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デジタル変革を推進し、業務の効率化や新規ビジネスの創出を図っていくためには、これまで培ったデータやビジネス・プロセスを軸に、変化するニーズに対応したアプリケーションをタイムリーに展開していく必要があります。その前提となるのがハイブリッド・マルチクラウド活用であり、特定プラットフォームに依存した旧来の“常識”から脱却した戦略的な取り組みが求められます。

佐々木 貴史

日本アイ・ビー・エム株式会社
ストレージ・ソリューション・セールス部長
佐々木 貴史

デジタル変革に求められるのは効率化

デジタル変革を実現するための手段として、モダナイズ、DevOps、アジャイル、APIエコノミー、クラウドネイティブ、ハイブリッドクラウド、オートメーションなど多くのキーワードが投げかけられています。しかし、これらの言葉だけが一人歩きしてしまい、企業が抱えている本来の課題やニーズから乖離しているケースが珍しくありません。また、市場でも各ベンダー独自のソリューションが乱立しており、企業にとって何が重要で、何を成し遂げることが急務なのかといった本質がわかりづらくなっています。デジタル変革に求められるのは「効率化」といっても過言ではありません。そしてその鍵を握るのは、コスト、スピード、容易さ、オープン、品質といった要件です。こうした観点からデジタルを駆使した真のビジネス変革を推進していくためには、これまで自らを縛っていた“常識”を1つひとつ払拭していく必要があります。

旧来の“常識”から脱却するための6つの視点

具体的に私たちはどんな“常識”から脱却すべきなのでしょうか。IBMでは次の6つの視点を提唱しています。

第1に「オンプレミスからクラウドへの移行は大変な工数(コスト)がかかる」という古い常識です。そもそもオンプレミスとさまざまなクラウドごとに、ITインフラやアプリケーションの移行・構築を行っていたのではスピード感をもったデジタル変革など実現できるはずがありません。特定プラットフォームに依存しないITインフラやアプリケーションを短時間で迅速に構築する方法があります。

第2に「ITインフラの要件(要求仕様)は導入(購入)前に決める必要がある」という古い常識です。今回の新型コロナウイルス感染症のパンデミックは、ビジネスには常に予測不可能な事態が起こりうるという現実を改めて私たちに突き付けました。どんな事態が起こっても、その変化に柔軟に即応できるITインフラが重要なのです。

第3に「ITインフラやアプリケーションはハイブリッド・マルチクラウドに移行したとしても、データは個別に運用管理しなければならない」という古い常識です。データがプラットフォームに依存した状態のままでは本当の意味でのハイブリッド・マルチクラウドとは言えません。プラットフォームに縛られることなくオンプレミスとクラウド、あるいは複数のクラウド間で同期しながらデータを活用する方法があります。

第4に「利用するクラウドによって選択できるストレージが決まる」という古い常識です。ハイブリッド・マルチクラウド環境でさまざまなアプリケーションを運用していく上ではストレージも非常に重要な要件であり、その時々で必要とされる容量や性能を提供できる幅広い選択肢を持つことが可能です。

第5に「デジタル変革を実現するためには従来からのメインフレーム・アプリケーションは作り直しになってしまう」という古い常識です。実際にはメインフレームのIT資産を継承し、有効活用する形でのハイブリッド・マルチクラウド活用が可能です。

第6に「システムの安定稼働を求めるとビジネス変革を推進できない(相反する)」という古い常識です。既存システムの安定的な品質を維持しつつ、ビジネス変革をもたらすシステム開発/保守/運用の刷新を両立させることは十分に可能なのです。

デジタル変革を実践する重要ソリューション

これまでの常識を覆していく上記の6つの視点に基づき、IBMが提供している6つの重要ソリューションの概要をご紹介します。なお、より詳細な内容については各項目のリンクから動画コンテンツを閲覧していただければ幸いです。

動画ご視聴になる前にお読みください。
視聴いただく前に、IBMのオンラインセミナーポータル「IBM X-Online」へのご登録が必要です(無料)。Webセミナー識別番号 の4桁を「コンテンツ検索」の「キーワード検索欄」に入力いただくと、該当の動画にすぐ辿り着けます。

 

①デジタル変革(DX)を後押し、コンテナに最適なインフラ・オートメーションを実現しませんか?

デジタル変革を実現するためにアプリケーションのコンテナ化が進んでいます。このようなアプリケーション環境では、プラットフォームに依存しないITインフラを短時間で迅速に構築することが求められています。動画では、OpenShiftおよびAnsibleと呼ばれるオープンなテクノロジーを活用したITインフラのオートメーションについて、ユースケースを示しながらご紹介します。

②ハイブリッドでコスト効率に優れた基幹システムでビジネスのあらゆる変化に対応

ハイブリッドクラウド時代の基幹システムのあり方を再考しましょう。業界随一の信頼性と柔軟性、拡張性を備えたエンタープライズ・システムが、予測困難な時代のビジネス遂行に貢献します。動画では、ハイブリッドクラウドに対応し、場所を選ばず、コストを最適化するためのコア・テクノロジーとそれらを実装した事例をご紹介します。

③オープンで簡単なデータ連携によりコスト効率の良いハイブリッドクラウドを実現

コンテナ技術により、アプリケーションの移行は簡単になりますが、データはどうしたらよいでしょうか。オンプレからクラウド、あるいは複数のクラウド間での移行や災害対策を考慮したデータ同期方法は多々考えられます。動画では、最もコスト効率がよく、なおかつ特定のプラットフォームに縛られないオープンな解決策を説明します。また、クラウド・ストレージをよりリーズナブルに利用する方法もあわせてご紹介します。

④知っておきたいコンテナ環境とストレージの話

開発の生産性向上、DevOpsの推進、可搬性の向上などアプリケーションのモダナイズを実現する技術としてコンテナ技術の導入が進んでいます。コンテナ環境ではアプリケーションに注目しがちですが、ストレージも重要な選択となります。動画では、コンテナ環境におけるストレージの基礎およびストレージ選択のポイントをわかりやすくご紹介します。

⑤クラウド・アプリで活用されるホスト・アプリのモダナイズ

リモートワークの必要性が高まり、ホストの業務システムも働く環境に合わせた利用の選択肢が求められます。ホストのCOBOLやPL/Iのプログラムをクラウドネイティブなアプリから呼び出せるようにすることでユーザー接点のアプリケーション要求に幅広く対応することができます。動画ではその具体的な方法をご紹介します。

⑥メインフレームの開発現場から始まるデジタル変革

基幹業務システムの構築・運用にメインフレームを活用するお客様にとって、生きたアプリケーション資産を効率よく新しいプラットフォームにも適応させていくことがデジタル変革を成功に導く鍵となります。では、いかにして安定的に品質を維持してきた開発/保守/運用を刷新して、別次元の生産性をもたらすことができるのでしょうか。動画では、ハイブリッドクラウド化への取り組みを加速させるIBM ZのDevOpsソリューションをご紹介します。

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