IBM Storage

IBM Z および LinuxONE 向けの IBM Storage によるイノベーションとシナジー

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2019年9月にIBMが発表した IBM z15 は、ハイブリッド・マルチクラウド環境全体にわたって顧客データのプライバシーを管理し、1フレームから4フレームまで拡大できる強力なエンタープライズ機能を提供するように設計されています。2020年4月、IBM は新たな z15 Model T02 および LinuxONE III Model LT2 を発表し、再び限界に挑んでいます。

IBM DS8900F と、IBM TS7700

IBM DS8900F オールフラッシュ・アレイ(左側)と、IBM TS7700 仮想テープ・ソリューション(右側) ※クリックすると拡大します。

イノベーションはそれだけにとどまりません。IBM Storage が誇りとするのは、IBM Z とエンタープライズ・サーバー向けの最高のストレージ・システム [1] (IBM DS8900F オールフラッシュ・アレイおよび IBM TS7700 仮想テープ・ソリューション) との間に強力なシナジーを生み出して、お客様に優れた価値をお届けすることです。

これらのエンタープライズ・ストレージ・ソリューションには、市場の他社製品に比べると極めて重要な優位点があります。それは“IBM Z との緊密な統合”です。市場をリードするこれらの IBM 製品ラインでは、設計チームが互いに専門性や情報を共有し、新しいテクノロジーのリリースの同期を図っています。

 

この優位点はIBM のビジネス・パートナーからも確かに評価されています。

「IBM ビジネス・パートナーとして IBM ストレージには強い関心があり、最近の IBM エンタープライズ・サーバーの売上の急上昇に非常に注目していました」と述べるのは Rusell Schneider 氏です。彼は、長年の IBM ストレージ・ビジネス・パートナーである Jeskell Systems 社のストレージ・ディレクターです。「ミッション・クリティカルな環境で DS8900F や TS7700 などの IBM Storage ソリューションによって多くのメリットが得られることを、弊社のお客様はよくご存じです。 IBM Z と IBM Storage との統合がより緊密になり、インストールが簡単で、パフォーマンスと機能が本当に優れています。マルチクラウド環境での IBM Z とIBM Storage との統合によるイノベーションは、大規模データセンターのユーザーが望む柔軟性、コスト、拡張性を実現します」

 

IBM エンタープライズ・サーバーと IBM Storage との緊密な統合は、IBM Z に関する最近の注目分野 (クラウド・ネイティブ環境への対応、あらゆる場所での暗号化、短時間での回復、および多様なお客様のニーズに適合する設計) が、IBM DS8900F オールフラッシュ・アレイおよび TS7700 仮想テープ・ソリューションのイノベーションの重要な方向性となってきたことを示しています。これらの分野での新しいストレージ機能が示すように、IBM は引き続き IBM DS8900F および TS7700 の進展に投資していきます。

 

IBM Storage は、透過クラウド階層化 (TCT)、Red Hat® OpenShift® Container PlatformIBM Cloud Paks™️、IBM Storage Suite for Cloud Paks などを中心とした一連のイノベーションを通じて、マルチクラウド・エコシステムへのビジネス・トランスフォーメーションをサポートします。IBM DS8900F および TS7700 TCT の機能により、ハイブリッド・マルチクラウドをデータ・アーカイブや災害復旧用の 1 次ストレージの拡張として使用できるようになります。また、システムを物理的に分離できるので、システム障害、意図的または偶発的なヒューマン・エラー、マルウェア/ランサムウェア攻撃などによって広範囲にわたるデータ破損発生の防止を支援します。

 

IBM Storage Suite for Cloud Paks は、IBM Cloud Paks をサポートするSoftware-Defined Storageインフラストラクチャーです。これらのソリューションは、企業がオンプレミスやクラウドで、または統合済みシステムを使用して最新のエンタープライズ・ソフトウェアを簡単に展開できるように設計されています。また、Kubernetes を管理フレームワークとしてシームレスに活用することでワークロードを実動環境に組み込み、実動レベルのサービス品質とエンドツーエンドのライフサイクル管理をサポートします。これは、お客様があらゆるクラウドのコア・ビジネス・アプリケーションをオープンでさらに高速かつ安全な方法で移動できるように設計されています。

 

その結果、マルチクラウド環境を保護するために、IBM TS7700 仮想テープ・システムを従来型のバックアップ/アーカイブ・ソリューションとしても、オブジェクト・ストア・リポジトリーとしても使用できるようになりました。

IBM Storage と IBM Z のコラボレーションとして最も成功した典型例は、あらゆる場所でのデータ暗号化の実装です。IBM DS8900F および TS7700 のソリューションはどちらも、保存されたデータ、伝送中のデータ[2]、およびクラウド内のデータを暗号化することにより、IBM Z の全方位型暗号化をストレージに拡張するためのセキュリティー統合を提供します。さらに、TS7770 ソリューションは、IBM TS4500 などのテープ・システムと統合すると、データとオンラインのサイバー脅威との間に究極の物理的エアギャップ・サイバー・セキュリティーを提供します。

 

サイバー・レジリエンス(サイバー攻撃からの回復力)はデータ保護と密接に関連しています。今日、企業は、デジタル・システムや資産を 24 時間 365 日利用できるようにする必要があります。IBM Z がビジネスのミッション・クリティカルなワークロードについてこれまでになく支援される理由の 1 つは、信頼性に対する企業評価によるものです[3]。IBM DS8900F システムは、IBM HyperSwap テクノロジーや Safeguarded Copy テクノロジーなどの複数のデータ複製機能、バックアップ機能、保護機能により IBM Z の回復力を補完し、2 秒から 4 秒のリカバリー・ポイント目標を達成し、24 時間 365 日のダウン時間がわずか 3 秒という、7 ナインよりも優れた可用性をシステム全体で実現しました[4]。

 

Andreas Kirrstetter 氏 (IBM のお客様である Fiducia & GAD IT AG 社のプラットフォーム・マネージャー、テープ・インフラストラクチャー担当) は、こう述べています。「情報は今や最も価値のあるビジネス・リソースであるため、データ保護とサイバー・レジリエンスが最も重要なビジネス・タスクになっています」「IBM Z を使用する理由の 1 つは、そのセキュリティーと回復力です。しかし、これは私たちのストレージ・システムやアーカイブ・システムで全く同じセキュリティーを提供しなければならないということです。これが、TS7700 仮想テープ・ライブラリーなどの IBM ソリューションを採用した理由です。これらのソリューションはコスト削減に役立つと同時に、究極のデータ・セキュリティーのための「エアギャップ」の実装を可能にしてくれました。私たちは IBM TS7700 がデータのアーカイブと保護のこれからの姿だと考えています」

 

IBM Z はマルチクラウド機能、暗号化、並外れたサイバー・レジリエンスに加えて、柔軟なコンピュート・ソリューションにフォーカスを当てており、新しく発表されたエントリー・レベルの IBM z15 Model T02 などのイノベーションにより、中規模から大規模の組織まで IBM Z のパワーをご利用していただけるようになりました。

 

IBM Storage は、柔軟性とアクセシビリティーの向上を目指す動きに合わせて変革してきました。IBM DS8900F ファミリーと TS7700 ファミリーのどちらにも、占有スペースが小さく、エントリー・コストを抑えたオプションがあります。昨年の秋から利用可能なエントリー・レベルの DS8910F モデルは占有スペースがさらに小さく、業界標準の 19 インチ・ラックに取り付け可能なラックレス構成です。今週は TS7700 で、さまざまなビジネス・ニーズを抱える組織を対象とした柔軟な構成も発表されました。同じ仮想テープ機能をプリパッケージのラック・ソリューションまたはラック・マウント構成として提供し、お客様提供の 19 インチの業界標準ラック全体にわたる柔軟な実装を実現します。企業は、わずかな投資で始め、最大規模の組織で使用されているものと同じ、緊密に統合された高機能のマルチクラウド・ストレージ環境にまで育てることができます。

 

しかも、イノベーションは急速なペースで進み続けています。IBM TS7700 は、サイバー・セキュリティーを強化し、オブジェクト・ストア機能を向上させ、クラウドからの災害復旧を加速するさまざまな新機能の推進に取り組んでいます[4]。

 

「IBM Z の重要な優位点の 1 つは、ハードウェア、オペレーティング・システム/アプリケーション・ソフトウェア、ストレージにまたがる緊密な統合です。」こう述べるのはアナリストの Ray Lucchesi 氏 (Silverton Consulting 社の社長兼創設者) です。「新しい IBM z15 Model T02 は、中規模およびエントリー・レベルのビジネスもその機能を利用することができます。その結果、これらのビジネスで、包括的なデータ・セキュリティー、サイバー・レジリエンス、マルチクラウド機能、およびこれまでハイエンドなエンタープライズの顧客のみが利用できた DS8900F AFA および TS7700 仮想テープ・ライブラリー・ストレージの高度な機能を利用できるようになりました。」

 

IBM Storage は、IBM Z および LinuxONE のチームと緊密に連携して、新しいテクノロジーの開発とリリースを同期させ、可能な限り最大の利益と利点をお客様の組織に提供します。これは、個人よりも、チームのほうがより力を発揮できるというシナジーの定義です。そしてそれこそが、IBM Storage が世界中のお客様に毎日提供しているものです。

 

IBM Z のストレージ・ソリューションの詳細については、こちらをご覧ください。IBM Z および IBM LinuxONE の詳細については、こちらをご覧ください。

IBM z15 / LinuxONE III 発表バナー

[1] 2020 年 3 月 12 日公開の IDC Quarterly Enterprise Storage Systems Tracker ファイルで実行された計算に基づきます。使用トポロジー = メインフレーム・ネットワーク

[2] 伝送中の暗号化は、IBM z15 Model T01 にある IBM Fibre Channel Endpoint Security 機能を使用することで有効になります。

[3] ITIC 2019 Global Reliability Survey Mid-Year Update: https://www.ibm.com/downloads/cas/DV0XZV6R

[4] GDPS 継続的可用性環境での実際のお客様の指標に基づきます。

[5] IBM の将来の方向性や意図に関する記述は、予告なしに変更または撤回される場合があります。これらは目標および目的を提示するものにすぎません。

 

こちらのブログ記事は、Innovation and synergy with IBM Storage for IBM Z and LinuxONE の日本語抄訳です。


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