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IBM Zがハイブリッド・クラウドの未来を決める

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ITリーダーにとっての難しい挑戦は続きます。ダイナミックに変化するビジネスの要求にリアルタイムで対応する必要があるだけでなく、複雑化する一方のマルチ・サーバー環境、マルチ・クラウド環境で運用を最適化しながら、同時にリソースと予算を管理する必要があります。要するに、ITリーダーの使命は「少ない投資やリソースで、より多くのことを実現する」ことなのです。

2019年5月14日、IBMは、IBM Z®をセキュリティーで保護されたハイブリッド・クラウド戦略の主軸としての位置づけをさらにゆるぎないものとするために、新しいサービスと機能を発表しました。IBM の使命は、お客様の環境の構築と運営に関して、より高い信頼性、柔軟性、および敏捷性を提供することです。複雑なプラットフォームでは当たり前だと思われている高いコストをかけることなく、お客様のご要望に対応できるよう、これまで以上に多くのオプションを提供しています。[1]

クラウドのような料金体系を提供できるようになり、管理が簡素化されます

ハイブリッドおよびマルチ・クラウドの時代では、多くのものがつながり、ワー​​クロード・パターンは常に変化しています。このような環境では、ITサービスに対するニーズを管理することが大きな課題になることがあります。特に料金体系に関しては、柔軟性と管理のしやすさが不可欠です。オンプレミス、プライベート・クラウド、およびパブリック・クラウドを組み込んだエンタープライズITモデルに移行するお客様が増えるにつれて、移行を推進するためのシンプルなクラウド型料金体系を準備いたしました。

エンタープライズIT環境向けの革新的な料金体系である、IBM Z向け「オーダーメイド料金体系」(英語)をご紹介します。 IBM z/OS上のワークロードの規模が大きくなればより経済性が高くなり、消費した分だけを支払うというシンプルで明確、そして柔軟な料金体系になるよう設計されています。このモデルの特徴は、使用状況に応じてコストが調整され、複雑な上限設定が無くなり、成長に向けた積極的な料金体系となっていることです。オーダーメイド料金体系の一部であるキャパシティー・ソリューションにより、お客様はワークロードを組み合わせて調整し、プラットフォームの全容量を最大限に活用することができます。さらに一日の業務が終わった後はプラットフォームを解放するので、最適な応答時間と24時間年中無休のサービスレベルを確実に提供できます。

さらに、IBMだけではなく、エコシステム・パートナーであるBroadcomは、メインフレームでのワークロードをサポートするための、消費量ベースの料金体系の提供を発表しました。 MSUベースの価格戦略を補完し、シームレスに機能することを目的としています。この料金体系の変更は、IBM Z のエコシステム内で、当然のこととしてすでに広まっています。BMCとCompuwareはまた、よりシームレスなカスタマー・エクスペリエンスを提供することを目的とした、独自のオープンで柔軟な料金体系をサポートしています。

同様に、お客様もこのようなオーダーメイド料金体系の発表を歓迎しています。Dillard’s(英語)のインフラストラクチャー・ディレクターであるTerry Gloverは、次のように述べています。「オーダーメイド料金体系を活用すれば、需要を予測しなくてもよくなり、使用した分だけを支払えばよいので助かります。」

さらに、Bradescoのインフラストラクチャー・ディレクターであるWaldemar RuggieroJúnior氏は、次のように述べています。「モバイル・バンキングがブラジルで急増し、すべてをデジタル化することで、業務のオーバーヘッドを削減できるシンプルで予測可能なクラウド・プライシング・モデルを活用することができます。社内のプライベート・クラウドでは、費用対効果の高いクライアント中心のサービスを提供できるようになります。」

アプリケーション・ポートフォリオを広げる

これだけではありません。IBM Zでの操作の柔軟性をさらに高めるという方向性において、IBMは、z/OSアプリケーションを最新化し拡張するように設計されたIBM z/OS Container Extensions(英語)も発表しました。z/OSワークロードを直接サポートしながら、IBM Z Dockerコンテナー上でLinuxが実行できるようになります。

z/OS Container Extensionsを使用すると、IBM Z エコシステム・ベンダーの持つLinuxで利用可能な最新の開発ツールやプロセスにアクセスできるようになり、開発者は新しくネイティブなクラウド・コンテナー・アプリケーションを作成してz/OSに実装する必要がなくなります。

ユニバーサルクラウド開発および管理エクスペリエンスの強化

最後に、IBM z /OS®Cloud Broker(英語)を紹介します。お客様はIBM Cloud Private(英語)上のz/OSリソースおよびサービスにアクセスして実装し、よりシームレスでユニバーサルなクラウド開発エクスペリエンスを実現することができるようになります。IBM z/OS Cloud Brokerは、クラウド・アプリケーション開発者の開発サイクルをサポートし、z/OS環境をプロビジョニングおよびプロビジョニング解除できるように設計されています。

つまり、管理は簡素化され、重要なエンタープライズ・サービスへのアクセスのための設計になっているということです。IBM z/OS Cloud Brokerは、z/OS、Linux on Z(英語)Power、およびパブリック・クラウドのすべてにおいて単一のコントロール・プレーンを提供します。管理効率は最適化され、革新のために最適なスピードをえることができるようになります。

もちろん、現在のハイブリッドおよびマルチ・クラウドの世界では、選択と制御が重要です。そのため、IBM Cloud Hyper Protect(英語)クラウド・ネイティブ・サービス・ファミリーと組み合わせると、さらに強力になります。企業内の開発者は、業界をリードするセキュリティーとレジリエンシー(回復力)を利用してアプリケーションを最新化することができます。 Hyper Protectは、パフォーマンス、可用性、またはセキュリティーのバランスを取りながら、IBM Zのサービスとデータを拡張するために、さまざまなオンプレミスでの展開を選択できます。たとえば、来月、Hyper Protect Database as a Service(DBaaS)が発売される予定です。 DBaaSは、PostgreSQLとMongoDB Enterprise Advancedの両方のデータベースを選択することで、クラウド・ネイティブの開発者をサポートします。また、機密データに対して最高レベルのFIPS 140-2レベル4 [2]も提供します。

お客様が信頼できるハイブリッド・クラウド・プラットフォームをエンド・ツー・エンドで制御できるようにするというIBMの目標の一環として、IBM の広範なソフトウェア・ポートフォリオによって、お客様はスピーディーに変革することができるようになります。1)APIとクラウドネイティブ開発ツールを使用して既存の資産をより有効に活用し、新しいサービスとして進化させてください 2)洞察を得たりビジネスを効率化するためにIT運用の分析をしてください 3)クラウド・プラットフォーム全体でワークロードをシームレスに統合してください

結局、セキュリティーが確保されたハイブリッドとマルチ・クラウドがエンタープライズITの将来には重要とみなされ、IBM Zがその中心になっていくでしょう。今はまだ序章に過ぎません。IBM Zのリーダーシップと、ハイブリッド・クラウドの将来をどのように定義しているかを示すエキサイティングなニュースや発表をぜひご期待ください。

[1]IBM Zをお使いのお客様の80%が、ハイブリッド・クラウドとプライベート・クラウドの両方を提供するプロバイダーを探しています。 (IBMが協賛した調査結果、MD&IシステムズおよびクラウドNDB 2019)

[2]連邦情報処理標準(FIPS)Publication 140-2は、暗号モジュールの承認に使用される米国政府のコンピュータセキュリティー標準です。これは、米国標準技術局(NIST)によって発行されています。レベル4は最高レベルのセキュリティーです。


*本記事は、The Best of IBM Z and LinuxONE in the public and private cloudの抄訳です。


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