IBM i

DXによる成功に貢献するIBM i

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2020年代は大きくの企業が、より本格的にデジタル変革を推進される時代になると予測されています。長年にわたり、お客様のIBM iに蓄積された業務ノウハウやデータは、デジタル変革が進んでも継承される貴重な資産です。業務システムをAIやクラウド、モバイルなどの最新IT技術と連携することで、新鮮なデータに基づく高精度な需要予測や迅速な洞察の獲得、新規顧客開拓に繋がれば、業務効率化や売上拡大などのビジネス効果が期待できます。当ブログでは、IBM iに蓄積された資産を活かすための情報をまとめていますので、ビジネス効果を最大化するIT施策へと繋げていただけますと幸いです。

 

IBM i は、お客様のDXによる成功に貢献し続けます

IBMは、時代の変化に対応できる持続可能なITシステムとして、市場の動向やお客様の将来ニーズを見据えたIBM iの研究・開発を継続しています。世界各地のIBM研究所との連携や、オープンな技術を学んだ若手開発者の参加により、この数年間は、特にAIやクラウド・サービス、オープンソース・ソフトウェアへの対応を進めてきました。将来にわたり持続可能なシステムとしてIBM iが遂げてきた進化、最新テクノロジーへの対応状況、将来にわたるロードマップについては、IBM iホワイトペーパーや特集記事でご確認いただけます。

 

DXへの取り組みを今すぐ始められるIBM i

従来、データ活用といえば、データウェアハウスを新たに構築したり、CSVファイル等で抽出してExcelで分析するなどが行われてきました。しかし、データは抽出された瞬間に過去の古いデータとなります。コピーされるたびにデータが増殖し、様々な加工をすることでバージョン管理が困難となり、データ不整合の原因ともなってきました。

「DX時代にふさわしい企業資産の活用は、どうしたらいいのでしょうか?」

それは、「最も新鮮な」IBM i上のデータへ「直接」アクセスし、新しいアプリケーションによる価値創出を可能にすることです。IBM iが、AIやクラウド・サービス、オープンソース・ソフトウェアへの対応を着実に進めてきた理由は、それらのIT技術が、長年にわたり蓄積された企業資産の活用を低コスト/短期間/低リスクで取り組むために必要になると予見していたからです。お客様による実際の取り組みをご紹介します。

将来の需要予測をH2O Driverless AIで検証(日本サニパック株式会社)

食品生産ラインの不良検出でAI画像認識の適用を検証(トオカツフーズ株式会社)

来店客情報のリアルタイム通知を、オープンソース・ソフトウェアと 基幹データベースとの連携によって実現(九州三菱自動車株式会社)

Webベースの3DコンフィギュレーターをIBM iで(JORI社:ベルギーの高級家具製造業)

 

DXへの投資を最適化する IBM i

DXへの投資額を確保し、かつ投資効果を最大化するには、IBM iのお客様はより一層IBM iの活用度を高めていくことが大変理にかなっています。なぜなら、DXへの取り組みを支えるITシステムには、優れた「セキュリティー」「パフォーマンス」「資産継承性」が必須要件となるためです。その理由と、IBM iの対応状況を解説します。

・堅牢なセキュリティー

新しいアプリケーションやモバイルを介在し、社内外から基幹業務システムへのアクセスが発生します。セキュリティーの弱点を悪用されれば、データの漏洩や改ざんに繋がり、認可ユーザーであっても誤ってデータ消失させてしまうシステム事故のリスクもあります。ひとたびセキュリティー問題が発生した場合、ビジネスへの影響は計り知れません。

IBM iには、他のオペレーティング・システムよりも高いレベルの整合性とデータ安全性を提供する複数の属性が、設計段階から組み込まれています。お客様に必要なシステム・セキュリティーの計画を立案すれば、別途システムやソフトウェアを準備することなく設定できます(参考:IBM i 7.4 セキュリティー)。

・優れたパフォーマンス

従来の基幹業務アプリケーションの稼働に加え、外部アプリケーションやモバイル端末からのリクエストが増加します。分散システムではサーバーの追加やDBのチューニングも必要となり、その結果、運用管理の複雑化やセキュリティー対策の困難さも増してきます。

IBM iは統合システムとして設計され、用途に応じて個別のサーバーを準備する必要はありません。パワフルなPOWER9プロセッサーを搭載したPower Systemsの処理能力を、処理能力が必要な論理区画へ自動再配分し、システム全体の処理能力が最適化されます。また、IBM iにはパフォーマンス監視・管理の負荷を軽減する機能が備わっています(参考:IBM i 7.4 パフォーマンス)。

・長期にわたる資産継承性

サーバーの老朽化だけでなく、OSやミドルウェアのバージョンアップにより、ITシステムの更改は定期的に訪れます。たとえアプリケーション要件に大きな変更がなくても、OSやミドルウェアの互換性が問題となり、大規模な改修・テストに発展することも珍しくありません。それが「当たり前」として疑うことをしなければ、膨大な時間とIT予算を互換性の問題解消に今後も費やすことになります。

IBM iの特長の1つは、アプリケーション互換性です。過去にはプロセッサー・アーキテクチャー変更という大きな変化もIBM iが吸収し、1988年の登場時からの互換性を堅持しています。これにより、IBM iへの投資によって生み出されたお客様の資産は、長期にわたり継承することができます。業界でも類を見ないIBM iの継承性を高くご評価いただき、新たに採用するお客様も数多くいらっしゃいます。

業務アプリケーションをILE RPG記述に統一することでプログラムの継承性を実現(立命館大学)

JR 貨物、鉄道コンテナ輸送の 総合管理システムをリプレース(日本貨物鉄道株式会社)

AS/400 から Windows サーバーへ再びIBM iに戻ってユーザー満足度を大幅に向上(株式会社大東)

 

このように、優れた「セキュリティー」「パフォーマンス」「資産継承性」が備わったIBM iをITシステムの中心に据えることで、システム部門の負担も(本来は不要な)コストも減らすこととなり、DXへの投資を最適化することができるのです。

 

DXを加速する各種ソフトウェアやご支援体制

ここまでブログをお読みいただいたお客様の中には、「具体的にどの様に進めたらいいのか分からない」「社内にスキルや人材が揃っていない」といった悩みを抱えていらっしゃる場合もあるでしょう。IBMビジネス・パートナー、IBM協力会社およびIBMでは、お客様の取り組みをご支援する体制を整えています。

・実現プロセスの生産性を向上
ステップ1:既存資産の調査(見える化)

企業資産を効果的に活用するための第一歩は、基幹業務アプリケーションやデータがどのように依存し使われているのかを深く理解することです。ARCAD Observer for IBM iは、アプリケーションやデータの依存関係をグラフィカル・ダイアグラミングを含むさまざまな技術を使用して表現し、理解を深める支援を行います。また、ARCAD RPG Converter for IBM i は、RPG IV ソースコードの RPG フリー・フォーマットへの変換を自動化します。100% 近い変換精度を実現しており、一度に多量のソースコード変換も可能です。

ARCAD RPG Converter for IBM i V1.1 および ARCAD Observer for IBM i V1.1 は、ビジネス・アプリケーションの開発担当者のサポートを強化します(最新版V1.1.2はIBM i 7.4に対応)

ステップ2:アプリ開発

ビジネスを記述するにはRGPやCOBOLが効率的ですが、今日のアプリケーション・インターフェースやAIなどはオープンソースなどの新しい言語(PythonやNode.js、PHPなど)が必要になるため、標準への準拠やオープンソース言語、開発環境などへの対応を進めています。また、アプリケーションの開発効率を高めるに、運用性や柔軟性の向上、モジュラー化、コードの理解のしやすさ、信頼性の高いテスト、再利用の促進、拡張性の確保、アジャイルな開発などの最新のトレンドを押さえた統合開発環境をご用意しています。

IBM Rational Developer for i

ステップ3:AI導入

自社の用途に応じたAIをアプリケーションに実装するには、自らのデータでAIモデルを継続的に開発(学習)する必要があります。一般的にデータサイエンスのスキルが必要とされていますが、データの解析結果をビジネスに生かす実践的スキルを持ったデータ・サイエンティストの不足が問題となっています。しかし、心配は要りません。データ・サイエンスのスキル有無に限らず、データの意味を最も理解している事業部門自らがAIモデル開発に取り組むことができるツールを利用することができます。

H2O Driverless AI(数値AI)

IBM PowerAI Vision(画像・動画AI)

 

・DX推進体制の構築に向けたご支援
社内でスキル蓄積

・IBM製品資料を提供(IBM Knowledge Center: IBM i

・IBM i技術情報を提供(IBM Power Systems技術サイト

・IBM i (IBM System i5、i Series、およびAS/400)の基礎から、システム管理、プログラミングまで、効率よく学習できるコースを提供(株式会社アイ・ラーニング

・「IBM i を最も知っているメディア」をキャッチフレーズとし、IBM i をよりよく利用・活用するための情報を主軸に、ユーザーに役立つ情報を提供(アイマガジン株式会社

社外からのご支援

・開発運用の担当者育成をされない方針のお客様、困難なお客様には、IBM i 協力会社から各種サービスメニューを提供(リモート開発サービス・運用サービス 事業者

・RPG言語によるアプリケーション開発・運用、インフラ構築・運用を担うIBM i 技術者を派遣(IBM i 技術者派遣サービス

・IBM i をより一層活用するためのアプリケーションやツールを提供(ソリューション提供会社

 

当ブログでは、IBM i最新情報DXへの取り組みを加速するための様々な情報をご紹介しました。IBM iを中核としてDX実現をお考えのお客様にとって、一助となれば幸いです。


IBM i 統括部長 久野 朗
IBM i 統括部 下野 皓平

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