IBM i

オープンソース対応にみる IBM i の進化

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IBM iが進化を続けられる理由。それは、新しいテクノロジーに対するオープンな姿勢に他なりません。その象徴の1つと言えるのが、オープンソースのサポートです。

これまで、プログラミング言語(Node.js、Python、Perlなど)やソースコード・バージョン管理システム(Git)、Webベースのコード・エディター(Orion)など、サポートするオープンソースを順次拡充してきました。そして、昨年、Red Hat系のLinuxディストリビューションでパッケージ管理に使われているRPM(RPM Package Manager)とYumをサポートしたことで、これまで以上にIBM iにおけるオープンソースの導入や活用、管理が容易になりました。

振り返ると、2014年から始まった一連のオープンソース対応は、IBM iのライセンス・プログラムの仕組みでオープンソース・パッケージを管理することで実施されてきました。5733-OPS(IBM i オープン・ソース・ソリューション)という1つのライセンス・プログラムのオプションとして各オープンソースを定義し、オープンソースのモジュールはPTFで導入するものでした。この方法はIBM iの技術者にとっては馴染み深いものですが、IBM iに詳しくないオープンソースの技術者にとっては導入と管理の仕組みを覚える必要があったのです。今回のRPMとYumのサポートは、オープンな姿勢そのものであり、より幅広いIT技術者がIBM iにおけるオープンソース活用を促進する機会を提供するものです。

RPM/Yum の準備

それでは、RPMとYumをIBM i環境で利用するための方法をご紹介します。

<前提条件>
・IBM i 7.3、7.2
・SSHサーバー(5733-SC1の導入とサーバー起動)
IBM i Access Client Solutions 1.1.8.0
 ※オンラインでのRPMリポジトリー利用には、IBM iからインターネットへの接続環境が必要になります。

<導入方法> 導入・利用ガイドの入手
ステップ1:IBM iでSSHサーバーを起動
ステップ2:SQLスクリプトを実行(bootstrap.sqlの入手


【画像】IBM i Access Client Solutionsの「SQL スクリプトの実行」機能

SQLの実行が成功すると、IBM i上のオープンソース・パッケージをRPMとYumで管理ができるようになります。SSHでアクセスしてbashも使用できますので、まるでLinuxそのものであるかのようにIBM iでオープンソースを扱うことができます。Yumの画面例を見ると、POWERプロセッサー用のパッケージ(.ppc64版)がリストされていることが分かります。


【画像】YumでIBM iのオープンソースパッケージを管理

さあ、たったこれだけでオープンソースパッケージの導入管理がLinuxサーバーと同様にできるようになりました。

まとめ

IBM iは、資産継承性や堅牢性、運用容易性で基幹業務を支えるプラットフォームとして、長年に渡り多くのお客様にご利用いただいていますが、オープンソースの積極的なサポートは若いアプリケーション開発者にも取り組みやすい環境を提供し、多様化する業務要件にも柔軟に対応することができます。これからも、IBM iは進歩を続けますので、ぜひご注目ください。


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