IBM i

チャットボットで IBM i システム運用管理を効率化

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社内ヘルプデスクに寄せられる質問のうち、20-50%はパスワード・リセット関連との調査結果もあります。管理者の多くは、ログインに関する下記のような問い合わせを受けたことがあるのではないでしょうか。

・パスワードを忘れました
・ユーザーが無効になりました

今日、コールセンターや社内ヘルプデスク業務において、チャットボットの活用が増えています。チャットボットを利用することで、そうした社内ユーザーからの問い合わせに自動応答できれば、システム運用管理を大幅に効率化でき、情報システム管理者はより重要な問題や付加価値の高いタスクに集中できます。

IBM iIBM Watson Assistantとを連携させると、IBM iへの接続におけるアクセス資格情報やパスワード関連の問題に対する問い合わせを自動的に処理するチャットボットが開発できます。今回ご紹介するデモ動画のシナリオは、このような問い合わせにチャットボットで応答し、IBM iのユーザー資格情報を確認した上で、パスワードをリセットする内容となっています。


このチャットボットのアプリケーションは、IBM Watson AssistantサービスとチャットツールであるSlackを使用し、IBM i上のNode-REDで開発しています。

チャットボットのアプリケーション開発にNode-REDを用いていることを説明している図

 

Node-REDでIBM iの運用管理を楽にするアプリを開発しよう!

Node-REDは、さまざまなノードをつなぎ合わせてアプリケーションを構築できるオープンソース・ソフトウェアで、Node.jsが稼働する環境で動きます。IBM iでもNode.jsが稼働しますので、Node-REDをインストールすることができます。IBM i上のNode-REDは、Db2 for i のノードを使用することができ、SQLで簡単にIBM i上のデータにアクセスすることができます。Watson APIも組み合わせれば、チャットボットのようにIBM i とWatsonサービスを連携したアプリケーションの開発が可能となります。

例えば、ユーザー・プロファイルの状況やCPUの使用率など、SQLのSELECT文で情報を取得することができます。IBM i では、システム提供のSQLビュー、プロシージャー、および、関数によりアクセスできる多くのシステム・サービスがあり、SQL インターフェースを提供しています。今回ご紹介したデモでは、下記のSQLステートメントでユーザー・プロファイルの情報を取得しています。

ユーザー・プロファイルについての情報を取得するサンプルSQL:
SELECT STATUS, SIGN_ON_ATTEMPTS_NOT_VALID, PREVIOUS_SIGNON,
NO_PASSWORD_INDICATOR, SET_PASSWORD_TO_EXPIRE
FROM QSYS2.USER_INFO
WHERE AUTHORIZATION_NAME = “USER”

その他にも、IBM iではWatsonサービスなどクラウドとの連携を強化する機能が提供されています。こうした新しい機能を活用し、システムの運用管理を楽にしましょう。

IBM i の業務アプリケーションでのWatson活用を説明する図

 

ご参考情報

デモでご紹介しましたプロトタイプの詳細な開発方法は下記リンク先をご参照ください。
Build an enhanced IT help desk chatbot on IBM i with Watson Assistant


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