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AIパズル 最後のピース「推論」

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124119122.jpg人工知能は複雑であり、AIイニシアチブを推進する方法は複数あります。私は、AIをジグソーパズルと考えるのが好きです。複数の駒(AIのステップ)がお互いに依存し合って絵を描いていて、それぞれの駒がゴール(ビジネス上の洞察)に近づいていきます。ジグソーパズルは見た目ほど単純ではなく、箱の中に大量のピースが投げ込まれているのを見るのは気が遠くなるでしょう。AIも同じことが言えます。AIもパズルも、地図があればゴールに向けて進んでいくことができます。

 

データ- 学習 – 推論モデル(DTI:Data-Train-Inference)

AIパズルの3つのピース

AIはエキサイティングです。多くの組織が、AIへの取り組みを始めていますが、それは必ずしも単純ではありません。昨年、あるお客様のAIプロジェクトをご支援するために、DTIモデルが発表されました。詳細を説明する前に、まずは、DTIモデルが直線的なワークフローではないと理解することが重要です。これは常に相互作用する3つのステップからなる連続ループなのです。そして、プロセスは常に進行中であるため、継続的に改善され、抽出された洞察は価値があります。

では、AIパズルのピースとは何でしょうか?その名前が示すように、DTIモデルには3つの主要なパズルのピースがあります。

  • データ:堅牢な基盤を構築するピースです。しっかりしたデータ基盤から始めないと、始める前から間違った方向に進んでしまいます。
  • 学習:人工知能の魔法が起きるピースです。ここでは、データからAIモデルが生み出されます。
  • 推論:このピースは、実際にはすべての部分の総和です。適切な推論がなければ、これまでの努力は水の泡となります。

AIパズルを完成させてビジネスで成功を収めるには、AIワークフローの各ステップを支える適切なインフラストラクチャーが必要です。では、DTI モデルに対応したインフラストラクチャーには、どのような選択肢があるのでしょうか。「学習」には、NVIDIA V100 Tensor Core GPUを搭載したIBM Power System AC922があります。最も強力な学習プラットフォームになるように設計されており、世界最速のスーパーコンピューターSummitにも採用されています。では推論とデータはどうでしょう?

 

推論サーバーに最適なIBM Power System IC922登場

­­IBM Power System IC922本日、本番環境でAIモデルを稼働させ、ビジネス上の洞察を引き出す「推論」に最適なインフラストラクチャーとして設計されたIBM Power System IC922を発表しました。Power System IC922は、最大6個のNVIDIA T4Tensor Core GPUアクセラレータをサポートし、今後、8個までサポートする予定です※1。お客様は、ニーズに応じた推論能力を柔軟に活用できます。Power System IC922は、最適化されたハードウェアとAIソフトウェアを使用して、データセンターでも、分散環境でも、データ発生源に近い場所でAIの推測に必要なコンポーネントを提供します。Power System IC922はモジュール式で、必要に応じて拡張できます。

また、Power System IC922は24個のSAS/SATAストレージ・ベイ(NVMe対応予定)※1により大量のストレージ容量を確保でき、お客様が強固なデータ基盤を構築する「データ」フェースにも適しています。さらに、Power System IC922の高度なI/Oアーキテクチャーとデータ・スループットを活用することで、AIパズルに必要となる、迅速な応答性能を実現できます。Power System IC922は柔軟に構成可能なので、データ・サーバーを探しているのか、推論サーバーを探しているのかに関わらず、お客様のAIパズルに必要なピースを提供します。

Power System IC922がAIのパズルにどれほど適しているのでしょうか?米国国防総省の高性能コンピューティング近代化プログラム(HPCMP)は、Power System IC922とPower System AC922を組み合わせたモジュラー型コンピューティング・プラットフォームを用いて、輸送コンテナ内にPOWER9プロセッサー搭載サーバーによるスーパーコンピューターを構築しました。このモジュラー・コンピューティングは、当初は米陸軍戦闘能力開発司令部の陸軍研究所DoDスーパーコンピューティング・リソース・センターに設置され、国防総省は「エッジ」という用語を再定義して、戦場を含む世界中のどこにでもAIスーパーコンピューティング能力を展開できるようになります。

推論環境を整え、AIモデルのビジネス活用を進めていきましょう。

 


*本記事は、Complete your AI puzzle with inferenceを抄訳し、一部編集したものです。

※1 – IBMの将来計画はIBM の現在の意向を示すものです。IBM 製品開発計画は、お客様にお知らせすることなく変更または撤回される可能性もあります。製品化に関する最終決定はあくまでも IBM の技術的およびビジネス上の判断に基づいて行われることを予めお断り致します。

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