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Linux on IBM Z の20年間に寄せて

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IBMとオープンソース・コミュニティーが、初めてLinuxをIBM Zに搭載してから20年が経ちました。

何十年もの間、IBM Z はFortune 100の3分の2以上の企業が機密性の高いデータを守る世界で最も安全なプラットフォームとして機能してきました。こうしてメインフレームは、ミドルウェアやサービスとともに永続的なプラットフォームとして確固たる存在となりました。IBMは、1990年代後半のJavaを皮切りに、データセンターの既存のテクノロジーとインターネットなどの新しいビジネス・チャネルとの溝を埋めるような、ビジネス上の大きな問題を解決する機会を得ました。

Javaへの賭けと同様に、Linuxはお客様が向かう次の大きな変化であると考えました。当時のCEOであるルー・ガースナーは、次のように述べています。「インターネットがエンタープライズ・アプリケーションに対して行った同じことを、ビジネス・アプリケーションに対しても行うのです。」IBMの開発ラボで先駆的なプロジェクトを行い、IBM Zエンタープライズ・サーバーと新しいLinuxオペレーティング・システムとの間には、驚くべき相乗効果が生まれました。

そしてさらに5年前、IBM LinuxONEの発表により、私たちはお客様が行きたい場所に向かえるよう新たな飛躍を遂げ、新しい市場とワークロードのためにLinux専用のエンタープライズ・サーバーを投入しました。それ以来、私たちがどこまで進んだのか想像することすら難しいかもしれませんが、まだ始まったばかりだと思っています。

現在、私たちはもう1つの大きな転換点、IBMが4番目のプラットフォームと呼んでいる”ハイブリッドクラウド”に到達しました。メッセージはシンプルです。IBM Zは、お客様がエンタープライズ・システムでクラウドネイティブ・アプリケーションをモダナイズ、構築、管理するための次の一歩を踏み出すために重要な役割を果たします。これらすべてがRed Hat OpenShiftとIBM Cloud Paksと密接に結び付いています。

Linuxが牽引する成長こそがこの取り組みの中心です。私がこのブログを書いている今も、導入されている総プロセッサー容量の35%以上でLinuxが稼働しており、Linux容量は前年比55%も増加しています。20年前、Linuxに大きく賭けた時と同じ理由ですが、Linuxはお客様がアプリケーションをモダナイズすることを支援してくれる、最適な手段です。

IBM ZとLinuxONE上のLinuxの力

Linux on Zは、クラウドネイティブの機能で構築され、オープンソースとDevOpsを採用し、最高レベルのセキュリティーによって支えられています。そのため、Z上での Linux の稼働を加速する上で重要なパートナーであるSUSEUbuntuなど、Red Hatとともに他のLinuxディストリビューションも引き続き採用しています。

私にとって最もワクワクすることは、プラットフォームで新しいLinuxワークロードを見られることです。私は過去3年間で、これまでの40年以上にわたるIBMのキャリア全体で会話したよりも多く、デジタル資産管理といった新興インダストリーの、ヘルスケアやフィンテックのスタートアップ企業と話をしました

たとえば、私たちはDACSやHex Trustといったお客様と協力しています。お客様は、金融機関で使用されているものと同じ銀行級のセキュリティーと拡張性を求めてLinuxONEを採用し、それを暗号通貨に適用しています。

また、エンタープライズ・コンピューティングへのアクセスを一般化し、Plastic BankNewlight Technologiesなどの先駆的な新興企業が素晴らしいアイデアを現実に変えるのを支援したいと考えていた、英国を拠点とするクラウドサービス・プロバイダーでありシステム・インテグレーターのCognition Foundryとも協力しています。

Plastic Bankは、発展途上国のリサイクル・ステーションのネットワークを利用して、地球をきれいにし、人々がプラスチック廃棄物を収集することで貧困から抜け出す力を与えています。ブロックチェーンに裏打ちされたテクノロジーを使用して、温室効果ガスをバイオマテリアルに変えるNewlight Technologies。 Plastic BankとNewlight TechnologiesはどちらもIBM LinuxONEを使用しています。

IBMメインフレームLinuxの、次の20年間をお楽しみに。


本記事は「Celebrating 20 Years of Linux on IBM Z」を抄訳し、一部編集したものです。


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