Watson IoT Blog

IoTはアイデアが重要。子どもは大きな源泉ですね(Watson IoT 徳島 洋)

記事をシェアする:

 

Watson IoTチームメンバー・インタビュー #1

徳島 洋  テクニカル・セールス

 

IoTの可能性や今後の展望について、個人的な見解を交えてWatson IoTチームメンバーにインタビューをしていくシリーズの第一弾は、テクニカル・セールス職の徳島 洋さんに登場いただきました。

(インタビュアー 八木橋パチ)

 

 

     — まずは簡単に経歴を教えてもらえますか。

2001年のLotus入社後、これまで一貫してソフトウェア技術のビジネス上のメリットや可能性をお客さまに伝える仕事をしてきました。

一番長く関わってきたのはRationalという製品なんですが、数年前からContinuous EngineeringというIoT基盤へと担当を変更し、今ではまたいくつか別のIoTソリューションをご紹介する仕事へと変化しています。

 

     — IoT製品や技術を紹介する、伝えていくおもしろさってどんなところにあるんでしょう?

IoTのおもしろいところって、例えばお客さまにデモンストレーション(デモ)を見てもらってお伝えする際にも、今ここで起きていることやその場の温度とかそういった状況を、その場で実際のデータに変化させて、そこで何ができるか何を起こるかを実際に目でしていただけるんですよ。これってIoTならではだと思います。

 

     — もう少し具体的に教えてもらえますか?

そうですよね。

このアプリを見て欲しいんですけど、今画面に表示されているのは、私がこのYシャツの下に着ているIoTウェアラブルデバイスから送られた、生体データがリアルタイムに分析・反映され、表示されているんです。

 

     — 今、この時点でのデータってことですよね。

はい。これは最近発表されたIBM Maximo Worker Insightというプラットフォームを活用した、ミツフジ株式会社さんの「hamon(ハモン)」という生体情報マネジメントサービスなんですが、「こんな形でこういうものが分析・表示されたら、ビジネスとして大きな価値につながりますよね」というアイデアを資料やデモにし、お客さまにお見せしています。

参考: IoTは次のステージへ。ミツフジとIBMが狙うInternet of Bodies新戦略

 

 

     — まさに製品や技術の価値を可視化して伝えるおもしろさですね。先ほど、いくつか別のIoTソリューションも扱っていると言われていましたが、他にはどんなものが?

IBM IoT Connected Vehicle Insights(CVI)というものがあります。

これはドライバーの運転パターンや車の位置や動き、それから道路状況なんかを総合的なデータとして解析して、安全性や効率性をより高めていこうというサービスです。

 

     — やっぱりここでもデモなどを通じて「伝えていく」のが徳島さん流なんですよね、きっと?

はい。ただこれに関しては今まさに進めている件があるんで、ちょっとこのアプリを見てください。

これは私が、週末にテストを兼ねてドライブ…。いや逆かな、ドライブを兼ねてテストをしたときのデータなんですけど、私の運転状況や道路状況だけじゃなくて、 先ほどのミツフジさんのhamonのウェアラブルシャツを着て生体情報も併せて同時に取っているんですよね。

 

     — え。2つのソリューションが重なってきているんですか?

はい。ここ数年、長距離バスやトラックに関する不幸な事故が数件ニュースにもなっていましたよね。。

ああいう出来事を防ぐ方法ってもっと色々あっていいと思うし、働きかたの問題をもっとスマートに解決する方法も考えられると思うんですよね。私が今やっていることが、まさにそれを実現できるテクノロジーの交差点にいるわけですから、どうにか実現の手助けをしたいですよね。

まあそればっかりじゃなく、もっと単純に、アプリの使い勝手に関するフィードバックを開発チームに伝えたりということも多いのですが。

 

     — 働きかたの問題のほか、最近気になっている社会問題や課題はありますか?

農業における高齢化や人手不足は結構強く気になっています。 「AIトラクター」とか最近テレビドラマなんかでも話題になりましたよね。

今年の春頃ですが、Watson IoTチームの何名かと農業に関してさまざまな新しい取り組みをしているつくば市の農研機構さまにお邪魔したことがあるんです。まだ自分の中でIoTを絡めた研究と我々の活動がどんな風に繋がっていくか分からないけど、どこかのタイミングで協力して良い未来につなげて行きたいですよね。

 

     — 良い未来へと向かわせる。その一端をWatson IoTが担えたらステキですよね。

はい。できることは限られているかもしれないけど、それでも技術に長年携わり、エンジニアとしてやってきた身としては、子どもの頃に見たSF映画に出てきたような、そんな夢の世界に一部でも貢献したいです。

パチさんは『ナイトライダー』って知ってますか?

 

     — 数回しか見たことないんですが、昔のアメリカのSFドラマですよね?

そうですそうです。あのドラマの中でキット(K.I.T.T.)という人工知能が、相棒のように部下のように、ときに家族のように主人公を助けていくんです。

私が今取り組んでいるCVIがここまで進化していくかは分からないけど、その一要素にでもなったら嬉しいですね。

参考: IBM IoT Connected Vehicle Insights

 

     — IoTがどんな社会へと繋がっていくのか、他にも夢やアイデアがあれば教えてください。

移動手段で言えば、車だけじゃなくて鉄道などにもどんどん自動運転も広がっていくでしょうね。先ほど話した農業も、テクノロジーを最大限に使い、1人で超効率的な大規模農場が運営されるようになって、食料不足なんかも解決するかもしれない。

さらには医療だって、ガンの撲滅や、ガンを未然に予防するパーソナライズ提案なんかが普通になっていても不思議じゃないですよね。

 

     — 徳島さんが、そういうアイデア出しをして、そしてデモするんですよね(笑)?

私がそこまで全部できるかはちょっと…(笑)。

でも、IoTって誰もがアイデアを出せるもんだと思うんです。そこにその人なりの専門性が活かせるかどうかが大きい。

それはさておき、良い社会の礎の一部だけでもいいから貢献したいですね。

 

     — 最後の質問です。徳島さんの話からは、アイデアの重要性を感じました。徳島さんのアイデアの源は?

我が家には保育園に通う子どもがいて、私が主に保育園の送りを担当しているんですけど、その間の会話とか、送り終えた後に子どもの保育園での生活を想像したりとか、間接的にですけどそんな時間がアイデアに繋がっていることが多い気がします。

その子が大きくなったときに、「あのとき、お父さんがあれをやったから、今のこれがあるんだぞ」なんて言えるものがあったら、かなり幸せですよね。ちょっとカッコつけすぎかも、だけど。

 

インタビュアーから一言

私が抽象的過ぎる分かりづらい質問をしても、じっと私の目を覗きこむようにして真意を見つけようとし、柔らかい口調ながらとても真剣に話してくれる姿がとても印象的でした。
「とても気配りをされるし、 優しい人なんだなと感じていたのですが、途中から、何度かおどけたような関西弁っぽい調子で喋られることが。
「ん? これはどういうことなのかな?」と思いながら話していたら、だんだん分かってきたことが。どうやら、少々「熱いこと」や「夢について」語るときに、照れ隠しのようにそうなるようでした。

きっとお子さんの前でもインチキ関西弁になってるんじゃないかなー。

 

徳島さん執筆記事
コネクテッド・ビークルが創る次世代のモビリティサービスとは?自動車走行データ基盤機能を紹介

 


(取材日 2018年12月17日)

 

More Watson IoT Blog stories

IoTで農業デザイナーを宇宙へ送り出したい(ネポン アグリネット インタビュー)

Watson IoT Blog

IoTを活用して農業界に大きな変革を起こしているアグリネット。そのキーパーソンである太場さんにインタビューしま ...続きを読む