IBM Sustainability Software

サステナブル・ビジネス運営ガイド(その3)

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資産と設備の最適化

企業全体の排出量、廃棄物、ダウンタイムを削減

 

サステナビリティー戦略を実行に移すにあたり、資産や設備から手をつけるのは効果的な方法です。

ビジネスプロセスや物理的なオペレーションにAIを組み込むことで、資産や不動産施設からのデータを利用して、廃棄物管理の最適化や計画外のダウンタイムの削減、大幅なエネルギー節約の推進などに多いに役立つ持続可能性に関する重要な洞察を得ることができます。

ESG記録システムと業務システムを密に連携させることにより、オペレーションにおける環境パフォーマンスについて、財務報告書レベルの精密なレポートを提供できるようになります。

 

(反応的)事後対応から(予測的)必要時対応へ

資産の寿命を延ばすことで、廃棄物を削減し、運用業務が環境に与える影響を最小化して管理できます。

AIを活用した予防保全は早期警告システムとして機能し、故障を早期に特定して対処できるため、計画外のダウンタイムを削減し、機器の稼働を長く維持することができます。

 

周期保全計画から予防保全計画への移行は、本当に必要なタイミングで必要な場所にのみ作業員や車両を派遣することを意味します。つまり、燃料消費の削減と労働力の最適化を実現するものです。

 

さらに、予防保全計画に気象インテリジェンス・データを導入することで、天候に基づく保全がいつ、どこで必要になるかを予測し、無駄を削減して環境への影響を管理することができます。

このように、総合的な資産管理ソリューション用いることで、的確な機器資産のリース、購入、廃棄を計画・管理することができるようになり、廃棄物や環境への影響を最小限に抑えられます。

 

Sund & Bælt社における資産寿命の大幅延長

750,000トンのCO2を削減。予測寿命100年の延長。Sund & Bælt社が IBM Maximo Application Suiteを使用して、インテリジェントなインフラストラクチャーの管理・運用にどのような変化をもたらしたのかを事例記事にてご覧ください。

 

“私たちは従来の修理と保守の世界からデジタルを駆使した設備保全管理の世界へと、DX化の道を進むこととしたのです。”

ビャーネ・ヨルゲンセン | Sund&Bælt Holding 設備保全管理および運用担当エグゼクティブディレクター

[事例] Sund&Bælt Holding社 | より良い洞察への架け橋を築く

 

IBM Maximo Applications Suiteで資産の寿命を延ばす

IBM Maximo Application Suiteは、AI、IoT、アナリティクスを使用してパフォーマンスを最適化し、資産ライフサイクルを延長し、運用のダウンタイムとコストを削減する機能をクラウドベースの単一プラットフォームで提供します。

 

IBM TRIRIGA Application Suiteで建物・設備を脱炭素化する

IBM TRIRIGA Application Suiteは、市場をリードする統合ワークプレイス管理ソリューションで、エネルギー使用量と不動産ポートフォリオ全体の二酸化炭素排出量を削減する機会をあらゆるフェーズにおいて特定・評価し、施設や建物の運用効率を高めることで環境負荷を大きく削減します。

 

IBM Environmental Intelligence Suiteで気候変動リスクを軽減する

IBM Environmental Intelligence Suiteは、気象科学とビジネス・オペレーションのギャップを埋めるAIを搭載したソフトウェアです。

地理空間分析エンジンと気候・環境影響モデリングフレームワークを組み合わせることで、組織が直面する気候リスクを予測、監視、行動することができ、的確なプロセスを再構築することが可能です。

 

メルカドスEMI社におけるCO2排出量の削減

エネルギー消費の予測は天候に大きく左右されます。メルカドスEMI社が IBM Environmental Intelligence Suiteを使用してどのように電力供給を最適化し、廃棄物を最小限に抑えているかを事例記事にてご覧ください。

 

“正確な気象データは、需要を予測する上で非常に重要な役割を果たします。午前10時17分に午後2時の需要を予測したいと思ったら、それを実現できるようになったということです。それも非常に高い精度で。詳細レベルで最大7時間先までの需要予測が可能となったのです。”

ラチット・クマール・アガルワル | メルカドスEMI、マネージングパートナー

パワー・トゥー・ザ・ピープル [メルカドスEMI社事例] | デジタル技術で深刻化する環境問題に対処する

 

省エネルギーを推進

パンデミックにより見直された新しい働き方は不動産活用に大きな影響を与え、企業はスペースをより効率的に管理する方法を見直す必要に迫られました。

現在は、エネルギー使用の削減と、資産ポートフォリオの全体的な二酸化炭素排出量の削減と管理について、最適な方法に取り組む理想的な時期と言えるでしょう。

AIを活用した設備管理ソリューションは、エネルギー消費を削減するための行動を感知して自動に実行する機能を有しています。

使用していない場所の照明や暖房のスイッチを切ったり、不具合のある機器や設備が必要以上にエネルギーを消費していることを特定したりするなど、こうした自動化がもたらすエネルギー節約データは、IBM Envizi ESG Suiteを通じてタイムリーに企業のESG報告に反映させられます。


IBMは、事業全体で省エネの機会を特定することで、2021年だけで3,400メガワットを節約しました。


 

IBM 不動産部門におけるカーボンニュートラルへの着実な歩み

100カ国、約800拠点で188,000の資産を管理しているIBM 不動産部門は、施設と運営の持続可能性を向上させるという社会的、環境的責任を負っています。オフィス、研究所、製造・流通拠点、データセンターなどを、環境課題から解決策へと転換するために、IBM 不動産部門はカーボンニュートラルの目標に向け、テクノロジーを用いた変革を主導しています。その取り組み詳細を事例記事にてご覧ください。

 

“タイムリーで正確なサステナビリティレポートの作成には、すべての施設や資産の情報を有する単一の「真実の情報源」を持つことが絶対条件なのです。”

ジェーン・ミューア=サンズ |IBM グローバル・リアルエステート&オペレーションズ バイスプレジデント

[事例] Sund&Bælt Holding社 | より良い洞察への架け橋を築く

 


当記事は『Optimize your assets and facilities』を日本の読者向けに編集したものです。

 

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