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もっと面白い人間になりたい。面白くて価値あることを引き寄せられるように(Watson IoT 田中 郁美)

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Watson IoTチームメンバー・インタビュー #21

田中 郁美 Watson IoT, エコシステム・セールスマネージャー

 

IoTやAIに代表される「社会を変容していくテクノロジー」。その影響を受けて変わっていく価値観。あるいは変わることのない自分らしさや人間らしさ…。

そんな観点からIBMや自分自身について語っていただくのが「Watson IoTチームメンバー・インタビュー」です。シリーズ第21回目の今回は、異色の経歴を持つ田中 郁美さんに登場いただきます。

(インタビュアー 八木橋パチ)

        — まずは簡単に自己紹介をお願いします。

はい。2019年7月からWatson IoT営業部の「エコシステム・セールスマネージャー」となりました田中郁美と申します。

エコシステム・セールスマネージャーは、Watson IoTチームの新市場を開拓していくのが主な役割で、具体的には新しいビジネス・パートナーさまを見つけたり、社外の方々と新しいセールスの枠組みを作っていく仕事です。

 

        — もうすぐ入社1カ月ですね。初めてお会いした際、アウトドアスポーツや筋トレが趣味って言われてましたよね。

そうなんです! 体を動かすのが大好きで、夏の間は月に2〜3回はブギーボードをしに海へ行きます。冬はスノーボードですね。

 

        — アクティブですねー。ところでサーフィンじゃなくてブギーボードなのには何か理由が?

サーフボードよりも小さくて持ち運びも便利なので、ブギーボードの方がフットワーク軽く楽しめるんです。準備や後片付けも簡単なので楽しむことに集中しやすいし。

小学生のときに始めたんですが、気軽で身軽で、今もすっかり夢中です。

 

(撮影場所 日本IBM箱崎本社5F カフェテリア)

 

■ 就活への違和感と2度目のIBM入社

        — 郁美さんは今回、実は2回目のIBM入社なんですよね?

そうなんです。2016年に新卒でIBMに入社したので、茉奈実さんと同期です。その後別の会社に転職したんですが、今回縁あってIBMに再入社しました。

参考: わたし、日本が大好きなんです! だからもっと役に立ちたい(Watson IoT 橋本 茉奈実)

 

        — 「転職先の会社がIBMと合併して再入社」ってケースはときどき耳にしますが、郁美さんのケースは珍しい気がします。どうして戻ってこようと思ったんですか?

理由は2つあって、1つ目は私の上司となるマネージャーの関さんの存在です。新卒入社当時から研修などを通じてお世話になっていて、転職後もときどきやり取りさせていただいていていました。

もう1つの大きな理由は、面白そう!という直感でした。IoTという現在進行形で世の中に大きな変化のうねりをもたらしている分野であった上に、Watson IoTという組織がIBMの中では比較的若くて、これから作り上げていく楽しさがあると感じました。

さらに「エコシステム・セールスマネージャー」という役割が、自由度高く新しい取り組みができそうで、面白そう、かつ自身の今後のキャリアにおいてとてもプラスになるのではないかと思ったことが理由でした。

参考: 息子も部下も、人の気持ちを推し量れる人間であって欲しい(Watson IoT 関 敦之)

 

        — 最初のIBM入社時はどんなことをされていたんですか?

ソフトウェアの営業として、データベース関連のソリューションを販売していました。仕事を通じた学びが多く、成長を実感できる日々を過ごしてました。

それでも1年を過ぎた頃から「売るだけではなく、自分でも何かを作ってみたい、発信してみたい」「クリエイティブ職の経験を積みたい」という気持ちがすごく強くなってきて…。なんと言うか、「自分の内なる声」に突き動かされるようにして、まったく別の業界・業種へと転職しました。

 

        — もともとクリエイター志向だったんですか? 大学時代の就職活動では本当はそっちが第一志望だったとか?

実は私、就職活動をほとんどしていないんです。就活で受けたのは1社だけで、それがIBMだったんです。

それで内定をいただけたので、それ以降は一切就活はしませんでした。

 

        — 私も就活したことないんでメッチャ親近感湧きます!

私、日本の就活にすごく違和感を感じていて…。まるでロボットみたいに同じ格好して同じ言葉を喋って、本当の自分を見せないままに評価をされるのってどうなんだろう? って。

私は就活を最小限にしたかったので、1社だけ行きたい企業を狙い撃ちして、IBMの内定をいただいた後は一切他の会社のことを調べたり、応募したりはしなかったんです。

 

        — そうだったんですね。IBMに応募した理由はなんだったんですか?

女性が働きやすくて活躍している会社というランキングでいつも上位にいる会社だったし、学生時代に聞いたストックホルムの渋滞をセンサーやデータを用いて解消したっていう事例にすごく感銘を受けたんです。

「わあ、ITってこんな風に人の生活を変えられるんだ!」って。

参考: 内閣府男女共同参画局 – 「リコチャレ応援団体」「理工系女子応援ネットワーク」の紹介

参考: 交通渋滞を「新しい道路を作らずに」解決する方法って?IBMに学ぶ最高の「考える技術」

 

 

■ 「ぶっちゃけ、職務経歴としては結構やばいよね」なんて言われたことも

        — でも、退職されたんですね。何があったんでしょう?

入社後、社会人としてIBMで営業の仕事をしていたら、少しずつ「自分は本当に世の中の役に立てているのだろうか?」という疑問を感じるようになったんです。当時の私には、IBMという会社が社会の中で果たしている役割だとか、IBM社内でのそれぞれの部門の役割や関係性が見えなくって…。

それで、もっと「価値を伝えること」が必要だと思ったんです。そのために「作って伝える」術を学び経験しなくちゃって想いが強くなって、デジタルマーケティング戦略を支援する会社にコンテンツ・ディレクターとして転職しました。

 

        — その後、IBMに戻って来る前にもう一社経験されているんですよね?

はい。制作の仕事を通じて自分の枠を広げることができたと感じた後、外資系のIT関連会社で電話やウェブを使って営業をするインサイドセールスという仕事をしていました。

そこでも多くの学びがあったのですが、ある程度の期間を過ぎて感じたのは、私にはこの会社、役割でできることって限られているなってことでした。「もっと自分の強みを活かしたい」と思っていたところに、関さんからお話をいただきました。

 

        — 短いスパンで3回の転職を経験されたわけですが、今振り返ってみてどのように感じていますか?

「ぶっちゃけ、職務経歴としては結構やばいよね」って人材派遣系の企業に勤める友人に言われることもあるのですが、私自身はまったく後悔はしていません。なるべくしてなったというか、すべて私にとって必要なステップだったと感じています。

3社での経験を通じて、会社の中でのものごとの進め方や、社会にどんな企業があって、それぞれの企業がどう動いて世界が動いているのか理解できて、その中で自分が会社と社会に貢献できるか、あるいはどう貢献したいかというコアを作ることができました。色々なことを見て、経験したことで、多角的に物事を見られるようになったと感じています。

こんな風に色々な経験をさせていただいたのはもちろん周りの方々のおかげなので、今までお世話になった方々には本当に感謝しています。

 

        — その自信を強く持てるってすごく大切なことですよね。お話を伺っていて、郁美さんは自己認知力が相当高い人じゃないだろうかって気がしています。

私、「人生、どれだけ楽しいことができるか」が本当に重要だと思っているんです。自分の感性や直感を大切にして行動することで、他の誰のものでもない「自分の人生」を過ごせるんじゃないかなって。

これからの社会で、本当の意味で良い影響や強いインパクトを与えられる人たちって、まずは自分が人生を楽しんでいる人たちだろうって思っているんです。そういう考え方や行動が「世の中にそれまで存在していなかった新しいモノ」を生み出していくような気がしています。

そんな動きの中で、私も「ITってこんな風に人の生活を変えられるんだ」ってみんなに思ってもらえるような、そんな社会への貢献を生み出せたらいいなと思っています。

 

       — すごく共感します! ところで郁美さんのそういう感覚というか考え方は、どこからきていると思われますか?

うーん、やっぱり両親ですかね。私がやりたいことを何でもやらせてくれて、応援してくれるんです。昔からそういう環境にあったので、自分のやりたい!という感覚に対して素直な人間に育ったのかも知れません。

 

        — 最後の質問です。2035年の郁美さんはどこで何をしていると思いますか?

すごくいろいろ想像が膨らみますね…。うーん、「何を」は分からないです。

「どこで」は…アメリカかヨーロッパにいるかも。一人で暮らしているか、家族を作っているか。

 

        — 日本にはいたくないですか?

いいえ、そんなことないです。ただいずれは、日本と海外の複数の場所に生活の基盤を持って、多拠点生活をしたいって思っているんです。

私にとっては、「時間と場所の自由度」って、生きる上ですごく重要だと思っているんです。

 

        — 郁美さんのフットワークの軽さと行動力の高さだったら、今すぐにでも海外暮らしを始めそうな感じもしますが…?

今の私にはまだ、それを十分に味わい、楽しみながら暮らしていくスキルも経験も身についていないです。

今はそのための準備、学習期間じゃないかなって。

 

        — 何が必要なスキルだと思いますか?

難しい質問ですね…。スキルって意味では「発想力とそれを実現させる行動力」かな。

それから、もっともっと私自身が面白い人間にならないと、面白くて価値のあることを引き寄せられないと思うんです。だからもっと面白い人間になりたいんです。

そのためには、目には見えないけれど生きる上でものすごく重要な「人と人のつながり」っていう資産を、もっともっと豊かにしていきたいです。

 

 

インタビュアーから一言

就活の話題の中で「パチさんは”キチョハナ”って聞いたことありますか?」と聞かれ、思わず「いやー、おれ花の名前とか全然知らないんだよね〜」って答えたのですが、「全然違います!」と。

企業説明会などで、学生が社員の方の話を聞いた後に言う「お約束」の言葉が「貴重なお話をありがとうございました」で、「キチョウなオハナシ」を略して「キチョハナ」って言うそうです。

もちろん本当に「貴重」と思って言っている学生さんもいるのでしょうが、実際にはテンプレート化された、マニュアル通りの「正解」として使用されている機会が多いようで…。

 

郁美さん、キチョハナありがとうございました(冗談だってば!)!

 

撮影場所: ワークスタイリング東京ミッドタウン日比谷
撮影: 川路 武

(取材日 2019年7月25日)

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