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日立ソリューションズ東日本、Maximoを基盤にした戦略的設備管理ソリューションを提供

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株式会社日立ソリューションズ東日本は、企業が保有する設備資産を中心に作業情報や資材情報など様々な情報を一元管理することで、最適な保全計画を立て、資産の価値を最大化する「戦略的設備管理ソリューション」の提供開始にあたり、9月2日に下記プレスリリースを発出されました。

最適な保全計画立案により資産の価値を最大化する戦略的設備管理ソリューションの提供を開始
- 設備資産・作業情報・資材情報などを一元管理し、管理の効率化とコスト削減を実現 -

 

以下、そのポイントを抜粋してお伝えします。そしてまた、製品を担当する日立ソリューションズ東日本 アナリティクスソリューション部の渡部 慶一さんに、「今回のリリースの背景」と「今後の展開計画」について伺いました。

 

■ 設備資産・作業情報・資材情報等を一元管理し、管理の効率化とコスト削減を実現

労働力人口の減少、熟練者の退職、設備の老朽化 — 多くの課題があるなか、製造業を中心に、AIやIoTを活用しDX(デジタルトランスフォーメーション)を促進し、設備資産の保全活動の見直しや生産性向上を図る取り組みが加速しています。

このたび、日立ソリューションズ東日本は、EAM(Enterprise Asset Management: 設備資産管理)領域のリーディングソフトウェアであるIBM Maximoをコア技術とした、企業の設備管理・保全活動を包括的にサポートする「戦略的設備管理ソリューション」の提供を開始しました。

 

戦略的設備管理ソリューションは、プロセス全体をカバーする「作業管理」「資産管理」「資材管理」「調達管理」「契約管理」「サービス管理」の6つの機能を提供します。

各機能の情報を共通プラットフォームで一元管理できるので、最適な保全計画の策定、事後保全の防止、設備資産の価値最大化を通じ、設備管理の効率化とコスト削減を実現します。

戦略的設備管理ソリューションの最大の特長は、以下の4点です。

 

1. 設備管理の業務プロセス全体を包括的にカバー

設備管理の業務プロセス全体をサポートする豊富な機能が備わっています

2. プログラミングなしで業務プロセスを実現

GUIによる画面操作で作業指示書やワークフローを作成できます

3. SaaSによるスモールスタートが可能

クラウドを含む様々なシステム構成でご提供が可能です。用途や環境に合わせたシステム構成が実現できます

4. BIや他システムとの連携

BI製品 IBM Cognos Analytics と連携が可能です。また外部システムとの連携機能も標準提供しています

 

■ 製品担当の渡部 慶一さんに伺いました

— 今回のリリースの背景について教えてください。数あるEAMソフトウェアの中から、日立ソリューションズ東日本がMaximoを選んだ理由はなんですか?

我われがMaximoを選択した理由は2つあります。

1つめは、Maximo の豊富な提供機能です。長い歴史のあるEAM領域のリーディングソフトウェアであり、製品単体で弊社が想定する保全業務を包括的にカバーできる機能を備えています。また外部システムとの連携機能も標準で提供しており、弊社自社製品との連携も可能であるためです。

 

2つめの理由としては、IBM社のアナリティクス領域の製品との高い親和性です。弊社はCognos AnalyticsやSPSSを活用したデータ分析ソリューションを20年以上提供しており、多くの技術者、実績を有しています。

オンプレミス版のMaximoにはCognos Analyticsの実行権が含まれているため、弊社のノウハウと組み合わせることで「設備管理」×「分析」のソリューションを提案できるのではないかと考えたためです。

 

— 製造設備、施設、運輸などの管理において、日立ソリューションズ東日本のお客さまに特有の点はありますか?

弊社は製造業のお客様に対してサプライチェーン、エンジニアリングチェーンを支援する自社製品を持ち、前述した分析ソリューションと合わせて、トータルソリューションの提供を得意としています。

 

ソリューションを提供する中で、一部のお客様では紙や表計算での台帳管理や保全記録など、データ活用できる仕組みが整っていない事、故障発生後の事後保全など多くの課題を抱えていることを知りました。

MaximoをベースにCognosやSPSS、そして自社の製造業向け各種パッケージなどを組み合わせたソリューションを提供することで、このような課題を包括的にクリアすることができると考えています。

 

— テンプレートの拡充計画があると聞きました。今後はどのようなテンプレートを提供されるご予定ですか? その特長と、どのようなお客さまに向いているものとなりそうかを教えてください。

切断機や加工機といった製造設備ごとの標準化されたワークパッケージ(作業標準)や設備資産の管理用のマスタ、点検作業の進捗の確認ができるCognosの標準レポート画面の提供を予定しています。

テンプレートの一部をお客様の設備や業務に応じてセミオーダーメイドする形式で導入することで、ゼロベースでMaximoを導入する場合に比べてコストや期間を短縮したサービスインの実現が期待できます。

 

— プレスリリースに「戦略的設備管理ソリューションの主な特長」が4つ書かれていました。特に「これこそ日立ソリューションズ東日本ならではのバリュー」という点はどこでしょうか。 

先述した分析ソリューションのノウハウを組み合わせた「BIや他システムとの連携」の特長が独自のバリューです。

単純に保全活動の計画や実績を把握するだけでなく、BIの視点で工場、製造ライン、設備の大分類といったマクロなデータから設備、保守パーツといったミクロなデータに段階的にドリルダウンして分析し、計画の遅れや課題を視覚的、直感的に把握することが期待できます。

また、製造設備の稼動情報を収集するIoTデバイス活用型の可視化ソリューションも提供しておりますので、稼働×保全×予測によって生産性の更なる向上をご支援できるのではないかと考えております。

 

 

 

問い合わせ情報

お問い合わせやご相談は、Congitive Applications事業 にご連絡ください。

 

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