アナリティクス

オートノミック・コンピューティングの集大成「Db2 Warehouse on Cloud」

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■クラウド時代を見据えていた?IBMのオートノミック・コンピューティング

eビジネスという言葉を聞いたことがあるでしょうか?20年以上前にIBMが提唱したインターネットやネットワークを活用したビジネスの用語です。このネットワーク中心のシステム基盤を支える重要な要素の一つに「オートノミック・コンピューティング」がありました。オートノミック・コンピューティングは、自動化、システムからのアドバイス、学習などを利用してシステムへの人間の介入の回数や複雑さを減らすことにより、それらの介入の効果を高めるテクノロジーを提供し、その結果、全体的なTCO削減と業務の生産性向上の実現を目指します。
この考え方はまさに現在のクラウドビジネスの先駆けではないでしょうか。
IBMはシステム自身が障害発生を予兆、検知して自律的に修復するというオートノミック(自律型)コンピューティングをあらゆるハードウエアおよびミドルウエアに展開し、2002年Db2に実装し発表しました。
現在のDb2のオートノミック・コンピューティング環境は、自己構成、自己修復、自己最適化、自己防御を行い、高いレベルでのデータベース管理の自動化を提供します。代表的な項目は以下になります。

・メモリー運用・チューニングの自動化
・ストレージの運用管理
・バックアップ、再編成、統計情報収集
・データ圧縮
・データベースモニタリング
・データベースパラメーター調整
・リソース調整

IBMはDb2の進化したオートノミック・コンピューティング機能とインフラ運用すべてをクラウド環境でフル・マネージド・のデータベース・サービスとして提供しました。

 

■開発者やデータ分析に携わる方にこそおすすめ。真のフルマネージドデータベースを利用する価値

最近では企業内にあるデータをいかに早く活用できるかがビジネスの成否を決定する一つの要素となっています。
サービスやアプリケーション開発もDevOpsが浸透し、環境変化にも柔軟に対応できるよう、小さくスピーディに作り始めて改善を重ねてサービスやアプリケーションを育てていくような開発スタイルに様変わりしてきました。
一方で、Ops(運用)はそうした継続的な開発スタイルを受け入れる体制が追いついていないケースが増えてきました。利用するミドルウエアやサービスもそれに合わせた選択が必要になっています。
IBM Cloudのデータベースはユーザーにフル・マネージドのデータベースを提供し、煩わしいデータベースの運用管理作業からユーザーを解放します。これにより、よりデータを活用する事に集中する事ができるのです。
フルマネージドデータベース

 

■フル・マネージドだからユーザーはデータを投入して検索するだけ。コンセプトはLOAD&GO !

では、実際にフル・マネージドのデータベースとはどのようなものか、IBM Cloud で提供する Db2 Warehouse on Cloud で試してみましょう。

Db2 Warehouse on Cloud は IBM Cloud カタログの「データ&分析」カテゴリーの中で見つけることが出来ます。
まずはここからサービスを作成してください。
Db2 Warehouse on Cloud

サービス作成後、Db2 Warehouse on Cloud のWebコンソールをオープンします。
Db2 Warehouse on Cloud

さぁ、ここからわずか3ステップでお手持ちのデータが検索や分析可能になります。
1) データを準備 → 2) データを投入(ロード) → 3) 検索(クエリ)を実行

1) データを準備します。
検索や分析してみたいお手持ちのCSVデータまたはExcelファイル(xls, xlsx)をご準備ください。
今回はニューヨークタクシーの公開データ、約100万件(90MB)を利用します。
http://www.nyc.gov/html/tlc/html/about/trip_record_data.shtml(英語)(※)

データの1行目に項目名が入っている場合、項目名を表の列名にする事が出来ます。

2) データを投入(ロード)します。
Db2 Warehouse on Cloud のwebコンソールの左側のメニューから「LOAD」を選択。
お手持ちのCSVファイルやExcelファイルをコンソールにドラッグ&ドロップします。
Db2 Warehouse on Cloud新しく表を作成し、その表にデータを投入するので、「New Table」を選択して、任意の表名を入力し、「Create」

Db2 Warehouse on Cloud

アップロードしたデータの内容を解析して、自動的に表の定義を生成します。
(ユーザーで自由にカスタマイズする事も可能です。)
Db2 Warehouse on Cloud

そしてデータの投入をスタートします!
Db2 Warehouse on Cloud

完了!

3) クエリを実行しましょう

Db2 Warehouse on Cloud のwebコンソールの左側のメニューから「RUN SQL」を選択。
Db2 Warehouse on Cloud

後はSQLを実行するだけです
Db2 Warehouse on Cloud

 

■データを投入して、クエリを実行するだけ。 途中にチューニングという面倒な要素はありません。

Db2 Warehouse on Cloudでは、IBMのBLUテクノロジーによる、インメモリー機能によるクエリの高速化、そしてチューニングレス化。
Db2のオートノミック・コンピューティング機能によるメモリーチューニングの自動化、再編成や統計情報収集、データベース・バックアップ等のメンテナンスの自動化がバックグラウンドで実行されているのです。

データの分析結果がビジネスに直結する現在、他よりも早くデータを分析出来ることは大きな価値となります。
Db2 Warehouse on Cloudを利用する事でユーザーはデータベースチューニングや運用管理から解放され、分析に集中する事が出来るのです。

データ活用を考えるユーザーのためのクラウドデータベース、Db2 Warehouse on Cloud をこの機会に是非お試しください。

ここからスタート : https://console.bluemix.net/catalog/services/db2-warehouse(英語)

Db2 Warehouse on Cloud

 

■事例紹介:クラウドで分析、一人当たりの売上が約250%増加

DVDなどのレンタルや新品・中古ゲームなどの買取・販売を行っている「ゲオショップ」や、総合リユースショップ「セカンドストリート」など、全国に1,800を超える店舗を展開する株式会社ゲオ様は、マーケティング活動で必須となるデータ分析の基盤をDb2 Warehouse on Cloudへ移行し、毎月約1億レコードのデータをクラウド環境へ移行するだけでなく、素早く顧客ニーズを知るためのデータ分析環境を構築し、店舗の陳列の最適化や900万人の顧客へのレコメンド強化したことで、一人当たりのレンタル利用額約250%増化を実現しました。

https://www.ibm.com/blogs/solutions/jp-ja/ca-geo/

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