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CIOがマネージド・クラウド・サービス・プロバイダーの新たなベンチマークを設定

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本記事は、CIOs set new benchmarks for managed cloud services providers (英語) の抄訳です。

IDCの調査では、クラウドの変革、クラウド・サービス、およびクラウド管理の推進要因と期待に焦点が当てられています

ハイブリッド・クラウドは急速に標準となりつつあり、CIOはITを組織の中核に据えるために特に重大な責任を負っています。それは不安定な状況と言えます。混乱が起きようものなら、すぐにビジネス損失や企業の風評の低下につながる可能性があるからです。利害が非常に大きいため、多くの組織はクラウドへの移行とハイブリッド環境の継続的な管理の両方に役立つマネージド・クラウド・サービスを求めています。

最近公開されたIDCのホワイト・ペーパーでは、ハイブリッド・クラウドとマネージド・クラウド・サービスを利用している企業のニーズと要件について、初期のクラウド移行から、プライベートとパブリック両方のクラウド環境の継続的な管理、さらにはクラウドとマネージド・クラウド・サービスを取り巻く重要な課題にいたるまで調査しています。

マネージド・クラウド・サービスのビジネス推進要因

まず最初に、企業がクラウドのマネージド・サービスに着目している理由を見てみましょう。IDCの調査で、ビジネスにクラウドのマネージド・サービスを使用するようになった主な要因を尋ねました。主な要因は以下の3点です。

  1. ITのさらなる俊敏性および/またはスピード向上を求めるビジネス・ニーズ
  2. 新たな収入源を作り出し、収入を増やす必要がある
  3. ITとビジネスのパフォーマンスをリンクさせたい

俊敏性とは、企業がいかに俊敏にビジネス機会を生かし実現できるかを表すビジネス用語です。一方でITの俊敏性とは、企業のITインフラストラクチャーがいかに効率的に、社外からの影響に対応し、ビジネス・パフォーマンスを強化できるかを表します。IBM Cloud Migration Factoryのチーフ・アーキテクトの Kumar Saurabh博士は「俊敏性がビジネス推進要因のトップになることは理にかなっています。また俊敏性は、他の推進要因の重要な要素でもあります。」と述べています。

マネージド・クラウド・サービスに移行するための変革要件

次に、調査では、CIOがマネージド・クラウド・サービスへの移行をサポートする際に求める専門サービスを掘り下げます。CIOがマネージド・クラウド・サービスのパートナーに求めるものは何でしょうか?

IDCのホワイト・ペーパーを読む(英語)

  1. アプリケーション・ポートフォリオの合理化と最新化
  2. 堅牢なセキュリティーの青写真を設計した経験
  3. データ・センターのインフラストラクチャーの設計と最適化

アプリケーション・ポートフォリオの合理化と最新化は、一貫性のある再評価とリエンジニアリングを必要とする継続的な強化プログラムです。データ・センターの環境は複雑で、常に進化しています。「スキル、テクノロジー、システム、リソースのニーズ、セキュリティー問題、管理、および法規制の必要性は、すべて変容しつつあり、その変革の歩みは加速し続けているのです。」と Saurabh氏は言います。「データ・センターのインフラストラクチャーの設計、変換、最適化、およびセキュリティー上の青写真の作成には、経験豊富な専門家のサポートが必要不可欠です。」

マネージド・クラウド・サービスへの最新化と変革

このプロセスでもう1つ非常に重要なステップは、マネージド・サービス・プロバイダーとのパートナーシップが形成された後、ビジネスの主な優先事項を特定することです。IDCは回答者に、最新化戦略の主な目的を尋ねました。

  1. レガシー・インフラストラクチャーをプライベート・クラウド・インフラストラクチャーにアップグレードする
  2. レガシーシステムや古いパッケージ・アプリケーション (SAP、Oracle、Microsoftなど) をクラウド・インフラストラクチャーに再ホストまたは再プラットフォーム化する
  3. 既存のインフラストラクチャーをクラウド・インフラストラクチャーに置き換える

データ・センターの変革については、統合、標準化、再配置、自動化および移行を含め、全体像を捉えることが重要になります。「成功するためには、企業に複雑な移行をサポートする経験とスキルがある、もしくはそれらを持っているパートナーを探す必要があります。」と Saurabh氏は言います。「必要な経験とスキルには、レガシーシステムを再ホストまたは再プラットフォーム化したり、既存のインフラストラクチャーをクラウドに置き換えたりする能力も含まれます。」

CIOは当然ながらマネージド・クラウド・サービスに高い期待を寄せるため、プロバイダーは企業のクラウド変革のライフサイクル全体にわたって対応できる広範なケイパビリティーを提案しなければなりません。サービスの一貫性、移行性、および柔軟性もまた、考慮すべき重要事項です。

 

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