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IBM LinuxONE Bare Metal Serversの発表

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ITリーダーは、アプリケーションのモダナイズとコスト削減という既存のミッションに加え、サステナビリティーの実現という新たな課題に直面

IBM LinuxONEは、オンプレミスおよびオフプレミスの提供により、これらの目標を実現するための柔軟性を提供します。

調査対象となったグローバルのインフラストラクチャー意思決定者の87%は、自社でハイブリッド戦略を実施していると回答しています。このモデルは、総所有コスト、エネルギー効率、技術革新のスピード、柔軟性のバランスがとれています。しかし、ハイブリッド戦略は、コスト削減、既存環境との互換性、さらにはサステナビリティーの目標によって複雑になる傾向があります。

このようなニーズに応えるため、IBMは、ミッションクリティカルなワークロードのニーズに対応する独自のアーキテクチャーを備え、必要となるセキュリティー、拡張性、効率性を実現するエンタープライズ向けのLinuxプラットフォーム、LinuxONEを提供しています。企業は、データベースのスケーラビリティーやRed Hat OpenShift Container Platformによるアプリケーションのモダナイゼーションなど、さまざまなLinuxベースのワークロードにLinuxONEを選択しています。

IBMは、2022年9月13日(US時間)に発表した LinuxONE Emperor 4 の盛り上がりを受けて、IBM LinuxONE Bare Metal Servers の一般提供を開始することを発表します。このサービスは、LinuxONEプラットフォームをオフプレミスのIaaS(Infrastructure as a Service)モデルで展開する新しい方法です。同時に、コアの統合、ソフトウェア・ライセンスの削減、サステナビリティー目標を達成するためのエネルギー消費の削減など、あらゆるメリットを提供します。

LinuxONE Bare Metal Serversとは

LinuxONE Bare Metal Serversは、s390xと呼ばれるLinuxONEプロセッサーのアーキテクチャーを採用した専用サーバーです。LinuxONEプラットフォーム上で高いパフォーマンスを必要とするワークロードを実行するために、事前設定済みのプロファイルがセットされており、対応するメモリーとストレージの量から選択することができます。これにより、エンタープライズ向けのLinuxサーバーを活用した開発を検討している企業や個人に、独自のオプションを提供します。10分以内にインスタンスを立ち上げ、その効果を体験することができます。また、時間単位の価格設定と迅速なプロビジョニングにより、必要に応じてキャパシティーを追加することができます。

LinuxONE Bare Metal Serversは、ハイブリッド環境を想定して設計され、多くの機能を備えています。 これらには以下が含まれます。

  • 専用のIFLとメモリー割り当てにより、ワークロードのパフォーマンスを確実に向上 – 高パフォーマンスのワークロードに適合
  • プライベート・ネットワークとの統合により、アイソレーション、フローティングIP、パブリック・ゲートウェイ、セキュリティー・グループ、VPNゲートウェイなどの利点を提供
  • Start/Stop/Restartにより、チケットを送信してヘルプを待つことなく、Restartを実行することが可能
  • 統合的なベアメタル・インスタンスの監視、利用状況やヘルス状態を把握するためのActivity Tracker

LinuxONEを選択する理由

LinuxONEは、まさにグリーンなITプラットフォームです。LinuxONE上で同じワークロードを実行した場合、x86サーバーを使用した場合と比較して、電力と関連する二酸化炭素排出量を最大で75%削減することが可能です。オフプレミスのキャパシティーとしてLinuxONEベアメタル・サーバーを追加することで、環境目標の達成とIT運用の二酸化炭素排出量削減に一歩踏み出すことができます。

LinuxONEで実行するワークロードの例としてよく挙げられるのは2つあり、どちらもサステナビリティーという付加価値を備えています。

  1. コアの統合とサステナビリティーの向上で実現するデータ・サービス・ワークロード:一連のx86システムを1台のLinuxONEに統合できる効率的なシステムを実現することができます。エネルギーとコストを削減し、多くのデータベースで使用されているコア単位のライセンスと組み合わせることが可能です。その結果、x86の代わりにLinuxONEでデータベースを実行した場合、最大で80%のライセンス削減を実現します。
  2. Red Hat OpenShift Container Platform (OCP) 上で実行されるアプリケーション・モダナイゼーション・ワークロード:柔軟なコンテナ・プラットフォームとしてOCPを採用する場合、ソリューションの展開方法を選択することができます。LinuxONEは、これらのワークロードに対して、競合他社よりも低いレイテンシーと高速なスループットを提供します。LinuxONE Bare Metal Serversは、その選択肢を広げ、新たな方法で実行するための柔軟性があります。

今すぐ始めよう

プロビジョニング、デプロイメント、および管理はすべて、IBM Bare Metal Servers のプロビジョニング・ページで行われます。追加のヘルプについては、ドキュメントを確認してください。

2022年9月29日時点では、サンパウロ(ブラジル)が先行してサービス提供が可能となり、ワシントン、ロンドン、トロント、東京へと順次展開される予定です。


*本記事は、Announcing IBM LinuxONE Bare Metal Servers(著者: Stefan Liesche (IBM Distinguished Engineer), Anbazhagan Mani (STSM & Master Inventor))の抄訳です。


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