セキュリティー・インテリジェンス

あらゆるところに組み込まれるIDが、デジタル変革を実現する

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企業は、デジタル変革を促進し加速するため、クラウド、モバイル、IoTといった新しい技術を急速に採用しつつあります。こうした環境を整えるためには組織全体を通じたID管理、アクセス管理(IAM)戦略が重要となります。つまり、今後、IT部門はクラウド、モバイル、IoTを早急に採用可能な体制を構築し、従業員とビジネス・パートナーの区別なく、最上のユーザー・エクスペリエンスを提供する必要があるということです。

セキュリティー上の最重要課題に対処する

企業の最高情報セキュリティー責任者(CISO)とIT担当者にとって、セキュリティーが依然として最重要課題であることに変わりはありません。しかしながら、企業はIAM戦略をサービスとして実装することに対して、より現実的に考えるようになりました。IBMの依頼でTech Validate社が実施した市場調査によると、IT担当者の間での懸念事項は、「セキュリティー」「コストおよび複雑さ」「既存のインフラストラクチャーとの統合」の3つが多くを占めます。

この回答結果は、実際、筆者のクライアントから聞こえてくる意見と近いものがあります。ヨーロッパのあるクライアントの言葉を借りれば、「クラウドが適しているのはクラウドであって、オンプレミスには適していない」とのこと。企業は、すでに投資したオンプレミスのIAMインフラストラクチャーを無駄にすることなく、最小限の労力とコストでクラウドアプリを保護するために、クラウドベースの「サービスとしてのID、およびアクセス管理(IDaaS)」を必要としています。

あらゆるところにIDを組み込む

IDおよびアクセス管理製品ラインナップにおけるIBMの最新ソリューション「IBM Cloud Identity Connect」は、MaaS360とCloud Identityの統合を実現させました。IBM Cloud Identityソリューションの活用によって、従業員はハイブリッド・エンタープライズ全体でアプリケーションをシームレスに利用できるようになります。

一方、多くのクライアントはクラウドへの移行に関連する重要課題に対処するため、使いやすく、標準に準拠した、既存のITインフラストラクチャーやサービスと簡単に統合できるソリューションを求めています。クラウド生まれのIDaaSソリューションであるCloud Identity Connectは、そうした各分野の課題にも対応しています。

また、Cloud Identity Connectは、マイクロサービス・アーキテクチャー(小さなサービスの組み合わせにより単一のアプリケーションを開発するアプローチ)を基盤としているため、クラウドベースのSaaSアプリケーションと統合させて簡単に使用できるほか、従業員はオンプレミスのアプリケーションのアクセス管理も可能になります。例えば、Webアクセス管理用の「IBM Security Access Manager」やモバイル・セキュリティー用のMaaS360をすでに使用しているクライアントは、クリック1つでこれらの導入済み製品から直接、Cloud Identityを有効化できます。
さらに「Security Assertion Markup Language(SAML)」や「OpenID Connect」のようなオープン標準を使用して、クラウド・アプリケーションとオンプレミス・アプリケーションへのユーザー・アクセスをセキュア化することで、Cloud Identity Connectは、将来的な認証とアクセス管理に関するニーズにも対応できる設計になっています。

シームレスで効率化されたデジタル変革

前述と同様の調査結果から、 IBM Cloud Identity Connectに関して重要な4つの機能が判明しています。

Cloud Identity Connectでは、すでに導入済みのオンプレミスのアクセス管理を拡張することで、アプリケーションがオンプレミスかクラウドかを問わず、アプリケーションのシングル・サインオン(SSO)を実現できます。また、エンドユーザーのモビリティー管理ソリューションとの同期も可能なため、新たなクラウド・サービスを数日や数週間ではなく、数分で展開することができます。

また、同様の調査から、ウェブベースの業務アプリケーションを既存のオンプレミスIAMソリューションと統合するために、1日以上を要すると回答した企業の割合は、79%にものぼることが分かりました。

クラウドベースのIDaaSソリューションであれば、導入効果が現れるまでの時間が短縮され、拡張性と運用コストの削減が実現できます。次世代のクラウドIAM機能は、アプリケーション・プログラム・インターフェース(API)形式、セルフサービス型SaaSソリューション、またはクラウドにホスティングされた完全なマネージドIAM環境で提供されます。

IBM Securityは、このレベルの範囲と規模でオンプレミス、マネージド、およびSaaSのIAMソリューションをすべて提供できる市場で唯一のベンダーです。IDをあらゆるところに組み込むことが、IBMのデジタル変革を実現するといっても過言ではありません。

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