[No.73] セキュリティー再考
-今、企業で何が必要か

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no73近年、多発しているサイバー攻撃や情報漏えいは社会問題となり、より一層のセキュリティー強化が企業に求められる時代になりました。「標的型攻撃」に 代表されるように、攻撃の手法も多様化・高度化され、愉快犯的な攻撃だけでなく、情報盗難を目的とした金融犯罪も増加傾向にあります。個人情報保護法の施 行以降、企業は情報漏えい防止、コンプライアンス強化に取り組んできましたが、現在はサイバー攻撃といった新たなリスクと対峙せざるを得ない時代となりま した。
また、クラウド・コンピューティング、モバイル・デバイス、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)といった新しい技術や サービスが流通す るに従い、新たなセキュリティーの課題も認識されるようになってきています。従来、企業内の閉じた環境で保護されてきたデータ、サービス、端末が外部で利 用・格納されることで、セキュリティーに加え、プライバシーの保護も必要になります。今後、よりパーソナライズされた付加価値の高い情報を提供する新しい サービスを定着させるには、セキュリティー対策とプライバシー保護対策の強化は火急の要件となるでしょう。セキュリティー上のリスクを阻害要因と考え、新 しい技術やサービスの利用を躊躇するのではなく、効果的なリスク管理を実践し、ビジネスの勝ち組になるためには、セキュリティー対策が鍵を握っているので す。
一方、近年のサイバー攻撃や情報盗難の一部は、既存セキュリティー製品の導入だけでは対応が難しく、より正確で高度なリスクおよびセ キュリティーの知 識が求められています。また、セキュリティー対策に対する投資や運用負荷が増大し、企業はコスト削減や内製化要員による対応の限界という大きな命題を抱え ています。本特集で紹介するSOC サービス、包括的なソリューション体系、先進の研究技術は、セキュリティー課題解決の一助になると考えています。また、ご要望の多い事例紹介につきまして も、お客様にご協力をいただき、全社的な視点に立った網羅的な対策事例を掲載しました。セキュリティー対策の成功のポイントである正確な自己診断の実践と 継続的な評価および見直しの考え方を参考にしていただければと思います。

2012年5月 PROVISION 73号 コンテンツ・リーダー 大西 克美

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