[No.66] 新時代へ突入するソフトウェア開発トレンド

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no66本特集では、利用が急速に広まっているソフトウェア開発の新しい潮流を集めてご紹介します。
システムを構築するたびにソフトウェアを開発 する時代が始まったのは、プログラマブル・コンピューターが登場した1960年代。 今から50年ほど前のことです。 システムを構築するのは常に大規模プロジェクトであり、その中でもプログラミングは最もコストのかかる作業でした。 このため、投資を無駄にしないために、慎重かつ詳細に設計を施し、プログラミング作業はできるだけ後半で実施するのが最適な方法と信じられてきました。
し かし、今日、ソフトウェア開発に新しい風が吹き始めています。 大まかな機能や仕様を決めて開発を始め、細かい仕様は開発を進めながら調整を繰り返す「アジャイル・プロセス」、システムごとに設備を準備しないためすぐ に開発が開始できる「クラウドによる開発」、開発チームの輪を広げる「コミュニティー開発」や「クラウドソーシング」、本番システムに機能追加や仕様変更 を加え続ける「永遠にβ」。 これらは、ソフトウェアを開発する際の開発者の行動や感覚を大きく変化させています。
一方、Web 2.0やインターネット・クラウドで広く使われている、大量のノードで分散してデータを保存したり検索したりする「キー・バリュー・ストア」や、素人でも 分かりやすく、少ない記述で必要な機能を実装できる「スクリプト言語」など、本格的なシステムに使えるとは信じられていなかったソフトウェア環境で大規模 なシステムが運用されている実績も増えてきました。
変化が激しい現代、旧来のシステム構築手法や構造理論に縛られず、柔軟な方法やアーキテクチャーを取り入れ、ITの利用用途を広げることを本特集でご紹介いたします。

2010年7月 PROVISION 66号 コンテンツ・リーダー 米持 幸寿

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