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ワーキングマザーVR体験レポート

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リクルート社が推進している〈iction!〉というプロジェクト主催の〈ワーキングマザー / ファザーVR体験会〉に参加してきました。

「ワーキングマザーVRなにそれ?」という感じで、どんなものか興味をお持ちの方も多そうなので、今回は感想をいくつかシェアしますね。

なお、下記のVRアイコンをクリックすると、ワーキングマザーVR体験映像の画像キャプチャーが表示されますので、ちょっと映像を見てみたいという方はそちらをご覧ください。

■ VR機器や進め方

視界を覆うためのヘッドセットと音声のためのヘッドフォンを装着し、椅子に座った状態で使用します。

始まる前は「ひょっとして、オムツ交換とか泣いている子をあやすとか、そういうアクションをバーチャルに!?」と思っていたのですが、そういうものではなく、透明人間になってワーキングマザーの職場と家庭に入り込み360度見渡すものでした。ですから、首を動かしてキョロキョロあちらこちらを見るだけで、実際に歩いて何かにぶつかってしまったり、いわゆる<VR酔い>などになることはまずなさそうでした。

 

■ 設定と登場人物

母親一人で幼い子ども(小学生と保育園児)3人を育てている、リクルート社の社員さんが主人公です。

子どもたちを小学校に送り出し保育園に預けてから出勤し、仕事帰りに保育園にお迎えに行っていますが、帰りが遅めになる日は延長保育を利用しています。

 

■ ストーリーと印象的なシーン

午後3時。2時間後に一緒に出席するミーティングの資料チェックを、マネージャーに依頼します。

「午後5時からのミーティングをセットされると、延長保育にせざるえないんだよなぁ…。結構負担なんだけど、そういうの分かってないんだろうな」と心の中でボソボソ。

 

保育園から、子どもの急な発熱とお迎えを依頼する電話が。マネージャーに連絡してミーティングを欠席させてもらい保育園で子どもたちをピックアップ、それから一緒にお買い物して帰宅。

熱があっても子どもは元気。道路に面した八百屋さんで兄弟と遊んでいる姿を見ていると、車が来たりしないかちょっと不安になりますね。

 

家に帰って子どもたちとの時間を持ち、夕飯を作って食べさせているとマネージャーから電話が。

出席できなかったミーティングでいくつか新しい話が出て、明朝一番で再ミーティングがセットされたので資料のアップデートが必要になった、と。「朝までに対応できないかな」のリクエストに応え、子どもを寝かしつけてからゴソゴソと一人起き出して作業を。

 

翌朝、子どもたちのお弁当や朝ごはんの準備。食べている間もこぼしたり遊び出したりと、世話はかかりまくりです。とは言えもちろん自分の支度もしなきゃならないし、会社に着いてすぐのミーティングの段取りも考えないと…。

あ! 上の女の子は、どうやら私の姿が見えているみたい。そう言えば昨日もちょっかい出して来ていた!?

 

 

ちょっと、ネタバレし過ぎで怒られちゃうかも。。。

ストーリー的には、ある意味コテコテの「ワーキングマザーあるある」話とも言えるのでしょうし、小さな子どものいる家庭にとっては、小さな突発事項こそあるものの、よくある日常のシーンなのかもしれません。

ただ、私のような、自分自身でも身近でも、実際の子育ての日常を目にしたことがない人間には、たくさんの「そうだよなーっ!」がありました。

 

  • 子どもがいると、自分の注意関心の多くを子どもに注がざるえないこと

  • 部屋の内装から生活のリズムまで、子どものペースや関心に合わせざるをえないこと

  • (当たり前なんだろうけど)言うことを聞いてくれなくても放っておくことができないこと

 

こうした、どうにもしようのない状況をそのまま受け入れて、かつ仕事は仕事として切り替えて取り組まなきゃいけないなんて…。あまりにも自分には無理そうなことの連続で、ちょっとクラクラしました。

 

自分のことを書くと、私は日常のこととか家事とかがまったくできません。

もう少し詳しく書くと、そうしたことをやろうとするとものすごくエネルギーを使ってしまい、仕事をするエネルギーがなくなってしまいます。

幸いにも私のパートナーも同じようなタイプなので、<それならば>と私たちはお互いにどっぷり依存と分業をすることにし、外での仕事はすべて私で家の中のことはすべてパートナーと、完全分担制を採っています。

それでどうにかこうにか2人合わせて1人前として、世の中と付き合い暮らしている感じです。

ここに3人目が加わったら…やっていける気がしません。

 

そんな私から見たら、子育てをしながら働いているお母さんやお父さんは、スーパーマンです。みんなすげえな!

ただ、私たちはあまりにも<自分を中心に考えてしまう>し、<日常から遠いことはすぐ忘れてしまう>のです。

だから、一般的な映像以上に脳の深いところまで届きそうなVRでその実態を見ることで、<自分がこうだったら…><仲間がこうだったら…><彼らを応援するにはどうすれば…>など、より想像力を働かせやすくなると思いました。

 

すごく普通の感想だけど、私のような子育てから遠い人、あるいは子育てからずいぶん時間が経った人には、このワーキングマザーVR体験は、仲間の日常をもう一歩深く想像する大きなきっかけになると思います。

リクルートさんではマネージメント向けの研修に採用されているそうです。いろんな会社のいろんな社員に導入されるとステキだなって思います。

そしてもし体験する機会があれば、ぜひ、やってみることをオススメします。

 

 

■ その他小ネタ

 

 VR体験って、時間感覚が狂わない?

実際にVR機器を装着した体験そのものは5〜10分程度だったと思います。ただ、これまで数回しかVR体験をしたことがないからかもしれませんが、毎回時間の感覚がよく分からなくなります。実際の時間よりも倍くらいの長さに感じたり半分くらいに感じたり…私だけですかね?

 

 VRヘッドセット装着用の使い捨てアイマスクがあった!

って、VR界隈の方たちにとっては「なにを今さら。前からあったよ」って話なのかもしれませんが、初めて着けました。確かに連続してみんなが使うような場所ではこれがあった方が喜ばれそうですね。

 

VRを製作している会社「シルバーウッド社」がめっちゃおもしろそう!

社長さんのインタビュー記事に、今回の体験で見てきたVR映像のキャプチャーが載っていました。

そして記事を読むと、斬新な視点で社会課題解決に取り組んでいる会社ですごい! あまりにも興味深いので、明日会社を訪問させてもらうことにしました。楽しみ〜!

 

 

最後に、VR体験前のiction! セミナーの中で興味深かった言葉をいくつかシェアして終わりにします。

 

「会社人間」な上司よりも、社外活動が充実している上司の方が若い部下には魅力的にうつっている。そして若い社員にとっては、専門性が高い上司より人間的な幅が広い上司が、そして遅くまで仕事している上司よりも早く帰る上司が理想的に見えている(リクルートマネジメントソリューションズ 古野さん)
リクルートマネジメントソリューションズ ボス充実態調査

ダイバーシティ環境では、以前であれば「言わなくてもよかったこと」や「言うべきではなかったこと」にまで、もう少し踏み込む姿勢が大きな違いを生むのではないか。(リクルートホールディングス 伊藤さん)

ダイバーシティ経営では社員の同一性は下がっており、以前であれば問題にならなかった「自分が見て学び受けてきたマネジメントのやり方の繰り返し」は通用しなくなっている。(リクルートワークス研究所 所長 大久保さん)

 

来場者プレゼントとして書籍『働き方改革 個を活かすマネジメント』もいただいたので、こちらもこれからじっくり読んでみようと思います。

リクルートさん、いろいろとありがとうございました!

 

Happy Collaboration!

Collaboration Energizer

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