映画

みんなに観て欲しい -『トテチータ・チキチータ』

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トテチータ・チキチータ』という映画をご存知ですか?
まだ正式公開前だし、私もテレビや雑誌などでは目にしたことがありません。
もっとはっきり言ってしまえば、あまり一般的には注目されていない映画で、知らない人の方が多い映画だと思います。

…私は年に10本程度しか映画は見ないし、日本映画に至っては年に1本見るか見ないかという程度です。
でも、twitterでこの映画の情報を目にしたときからなぜかやたらと心惹かれて、昨日、明治大学 リバティーホールで開かれた試写会に行ってきました(試写会レポートが公開されています)。
そして感じたことは「誰かに伝えたい、見て欲しい」ということでした。
そして少しくらいは自分が役に立てるかも? という思いが頭をよぎりました。
ちょっとでもいいから役に立ちたいなと思いました。

映画のあらすじと背景はこんな感じです。

事業に失敗した一徳は不思議な女の子、凛に出会う。その後、凛に導かれるように福島に渡った一徳は、凛や痴ほう症の老女、陸上部の高校生たちと不思議な「家族」を作っていく。そしてみんな、かけがいのない「待っている人」「守りたい人」たちを見つけていく。

…私の文章だけ見てもなにがなにやらだと思います。
ぜひ、公式サイトでストーリーを読んでください。

映画の舞台は311後の福島です。
でも、「いかにも」な映像で被災地の現状を伝えるところはありません。それでいてさまざまなシーンから伝わってくる悲しみ。そしてその上に広がる「それでも先に進もう」という気持ち…。
いろいろな形の愛情がいろいろな形の問題(痴ほう、いじめ、離婚、自殺、震災…)とぶつかり合って絡み合って、最後には「透明な悲しさ」と「透明な希望」がグッと胸に迫ってきました。
自分がちゃんとすべてのメッセージを受け止められているとは思いません。でも、伝わるものがあったし、みんなに感想を伝えるべきだと強く思ったのです。

現在、日本国内ではまだ東北地区を除くと東京と横浜でしか上映が決まっていないようです(昨日、プロデューサーの方が海外のフィルム・フェスティバルへの参加や上映会がぽつぽつと決まってきているとアナウンスされていました)。
本当に観る価値のある映画だと思うので、何か感じるものがあった方はまずはぜひサイトと予告を見てください。

最後に1つだけ。
とても心に響いた映画だったのですが、「映画」として気になった点を。
『トテチータ・チキチータ』は、現地福島の人たちにエキストラ役をやってもらうことにこだわったそうです。しかしそれでも、台詞がある役にはもう少し「役者」を使っても良かったかもしれないとは思いました。
それがあれば、この映画が公開されるまでの背景や経緯を良く知らない人に対しても、作品としてより完成度の高いものになったのではないでしょうか。

Happy Collaboration!

コラボレーション・エナジャイザー

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