おやすみ

ろくな大人

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今日はこどもの日。そして3日後は母の日ということで、子供の頃の極めてパーソナルなことを書こうと思います。
Collaborationに関係ない? たまにはイイじゃん!

あれは、俺が小学4年か5年生くらいの頃。
幼稚園から筋金入りの悪ガキだった俺(そうそう、幼稚園も強制退園寸前でした。先生の言うことを聞かず、気に入らない事があると脱走してしまう子だったらしい)は、その日も母親を担任の先生に呼び出され、放課後に緊急3者面談が開かれました。
ふてくされてただ黙っている俺を前に、先生は、いかに俺がクソガキかを母親に向けて話し始めました。

掃除をサボる。取っ組み合いの喧嘩をする。授業の邪魔をする。先生がビンタしたら往復ビンタでやり返す…。
その一つ一つの話に頭を下げ、「申し訳ありません」「よく言い聞かせます」とひたすら謝り続ける母親。本当にもうただひたすら謝り続けていました。

担任の先生も相当フラストレーションが溜まっていたと思います。そして、ただひたすら頭を下げて謝り続ける母親の姿が、逆に怒りを増幅してしまっていたのかもしれません。
でも、先生の一言で事態は思わぬ展開に。

「ほんとにこんな生徒は前代未聞ですっ。将来は絶対ろくな大人にならないと断言します!

この言葉に、それまでひたすら頭を下げて謝り続けていたおふくろが頭を上げ、先生を直視しながら言いました。
「先生、今の言葉だけは認められません。取り消してください」
先生はちょっとうろたえながらも「間違いありません。ろくなものにならないっ」とか「高校なら退学にできるのに」とか、そんなことを言いながらおふくろの言葉に取り合いませんでした。
「先生。本当にうちの子はたくさん悪さをしているし、ご迷惑をおかけしていると心苦しく思っています。でも、先ほどの”絶対にろくな大人にならない”って言葉は取り消してください。」
おふくろが強い調子でもう一度言いました。

この後は、はっきりと思い出せません。涙を隠すことだけに必死だったから。
でも結局、前言撤回を拒否した先生を置いて、おふくろに腕を引っ張られるように教室を後にしたことだけは覚えています。

中学でも高校でも、さんざんトラブルを起こし続けてきました。
「ろくな大人」っていうのがどんなものか、今でもよくわからないし、自分の中ではいろんな後悔や懺悔の気持ちはあるけど、それでもまあ学生生活を終えてからは、人様にはそんなに大きな迷惑をかけず、自分の尻拭いは自分でして生きてきたと思っています。

子供の時から、俺は人一倍、いや百倍くらいおふくろに心配をかけてきたと思います。
でもこの一件は、そのときからずーっと、今でも深く心に残っていて、「何があってもおふくろは俺を信用してくれる」「何があってもあの言葉を裏切っちゃいけない」と時折頭に浮かびます。

偉そうなことは言えないし言う気もないです。
でも、この一つの出来事は死ぬまで忘れないと思うし、忘れたくないって思ってます。

ステキなこどもの日を。そしてステキな母の日を。

Happy Collaboration!

コラボレーション・エナジャイザー

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