おやすみ

にわかファンからのラブレター、藤城清治さまへ。

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藤城清治美術館 那須高原に行ってきました。

2年前、何かのはずみで藤城清治さんを紹介しているテレビ番組を観て、その後、銀座で作品展に行ったところ、とても心地よかったんです。

そして2013年に常設美術館ができると聞き、ずっと行ってみたいと思っていました。

…想像を遙かに超えた素晴らしい美術館でした…

美しくて、楽しい。

アートで、エンターテインメントでした。

たとえば、エントランスから展示館へと続く庭園の至るところで、影絵から抜け出してきたようなねこちゃんのオブジェたちが迎えてくれます。

そして、林の合間に佇むステンドグラスに彩られた教会では、美しくい人魚姫や動物たちが優しく待っています。

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館内は、こびと、ねこ、音楽隊などに代表される藤城的メルヘンの世界だけではなく、東日本大震災からの復興の地を描いた作品群や、風の又三郎の画本原画、邱永漢の異色作 西遊記の挿絵など、多様さとその数の多さを感じさせる作品が充実ぶりでした。

撮影NGということで写真は撮れませんでしたが、作品群は公式サイトをはじめいろいろなところで目にできますので、ぜひ見てみてください。

さてここからは、作品ではなく、藤城清治というアーティストについて、私が感じている違和感について書こうと思います。

きっと、ファンの方や古くから藤城さんを知っている方には自明のことなのでしょうが、「にわかファン」の私は先を急いで知りたいという訳ではないですし、むしろこの「違和感」を楽しみたいと思っているのです。

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■ ポップアートにせずにはいられないんじゃないんですか?

ものすごく重厚感や壮大な感じのある作品であっても、ついどこかにポップな手触りのキャラクターを入れずにはいられないところがあるんじゃないでしょうか?

たとえばクラシックなメロディーの旋律にポップミュージックの旋律を入れ込まずにはいられないような。

展覧会にいくつか置かれていたデッサンや下書きを観ると、とりわけ近年の作品には、完成品との間に、どこかそんな顔が覗いているものが多いような気がしてなりませんでした。

■パンク、というか暴れん坊ですよね?

初期の絵本『トンチキプー』(北畠八穂 詩)や『おにのギター』(佐藤義美 詩)の、ちょっとおちょくりつつも荒ぶったフレーズ。

ご本人が書かれた詩ではないとは言え、こういう魂を呼び寄せていたんじゃないんですか?

トンマのそこぬけトンチキプー

キチントのさかだちトンチキプー

おにがギターをひいていた うたをうたってひいていた

汽船のやつめぶっつかれ 岩にどかんとぶっかれ

にんげんはみんなしんでしまえ その中で一ばんわるいにんげんだけ

たすけてやったら おもしろい

■本当は今もさすらっていたいのではないですか?

軟弱と評された女の子の絵を中心とした絵画から、人形劇、影絵芝居、影絵、着ぐるみ劇。そして再び影絵へというダイナミックにメインとなる仕事を変えていくキャリア。

そしてその一つ一つ、自分の手法を創り上げていくというそのスタイル…。

着ぐるみ人形劇の「木馬座」の座長であり、その中心にいた「元祖ゆるキャラ」の大スター「ケロヨン」の産みの親だったんですね。

ぼんやりですが、「ケーロヨーン♪」ってフレーズを子どもの頃に口にしたような気がしなくもないです。

でも、ケロヨンのその姿や様子を当時の写真で見ていると、なんとなく「風来坊」な雰囲気が漂っています。

藤城さんはケロヨンのモデルを「自動車マニアでいたずら好きの僕自身」と言われているそうですが、ケロヨンは旅好きで冒険好きで、いつもどこか遠くを見ているんじゃないですか?

■永ちゃんなんですか?

着ぐるみ劇団 木馬座の大ブレークは凄かったそうですね。「ケロヨンショウ」は60年代から70年代にかけて、武道館公演を11回もやったとか。

でも、最後の公演で機動隊が出動して、メディアに「木馬座、遂に馬脚をあらわす」と叩かれたらしいですね。これはなんでですか?

叩き方として、「遂に馬脚を」ってフレーズが使われるということは、おそらくそれまでにもメディアとはうまく行ってなかったんだろうと創造できるのですが…。

そして木馬座の最後については、wikipediaには「1億4千万円の負債を抱えて解散」とありましたが、美術館には「忙し過ぎたスキをつかれて木馬座の名前とマークを奪われた」って書かれてますよね?

そして、ケロヨンランドをつくる夢が消えた、と。

そこからまた、約10年間1枚も書いていなかった影絵を再びスタートしたって書かれてましたよね?

それはきっと、周りを気にせず1人で活動できて、自分が頑張れば頑張った分だけ稼げる世界に改めて踏み込んで行ったってことだったんじゃないんですか?

永ちゃん…

■自分大好きですよね? かっこいいです!

それこそ学生時代の作品から最近の作品まで、自分の作品に対して「なかなかの出来」と評したり「お気に入り」だったりと、常に評価されていますよね。

そして私の勝手な思い込みかもしれませんが、ご自身のこれまでの暮らしや選んできた道にも、ものすごく愛を感じられていますよね?

かっこいいです! かっこ良すぎます!!

私も、今はまだ自分のこれまでの道に愛憎入り乱れているんですが、まだこれからですよね。

「あのときの俺よかったんだよ」「今見てもいい感じだよね」ってこの先思えるよう、私ももっと自分を大好きになれるように、大好きな自分でいられるように頑張ろうと思います。

バーハハ~イ!

Happy Collaboration!

コラボレーション・エナジャイザー

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