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社内SNSを導入すればeメールは不要になりますか?

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今年も、いろいろな企業の方たちと社内ソーシャル/社内SNSの効果や可能性についてのディスカッションを繰り返しています。
これまでにも何度かよく聞かれる質問やテーマについて書いてきましたが、今回はその中から、最近特に盛り上がる3つの話題を取り上げます。


■社内SNSを導入すれば、eメールは不要になりますか?

■うちの社員がオープンな情報共有にメリットを見出すとは思えない。

■掲示板もチャットも、昔、社内に導入したけど利用されなかった。「いいね!」がついただけで使われるようになるとは思えない。


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掲示板もチャットも、以前社内に導入したけど利用されなかった。「いいね!」機能と「フォロー」機能でソーシャル化しても使われるようになると思えない…

「いいね!」機能と「フォロー」機能が具体的にどう動作するかがポイントです。

・なんだか、いいねボタンを設置したりフォローやレーティング機能を導入すること自体が「ソーシャル化」のポイントだと思われている気がします。

でも、それはソーシャル化の本質部分ではないです。
・社内ソーシャル化の本質的価値は、人と人が、そして情報、意見、アイデア、考察、発見が次々とつながっていき、より多くの社員に役立てられたり、元の価値にさらなる価値が付与され成長していくためのものです。
・そのためには、ポテンシャルの高い情報やアイデアが、人を介して流通する必要があります。そしてそれをサポートするのが「いいね!」機能や「フォロー」機能の役目です。

・「誰と誰が仲が良い」というのが可視化されるとか、「いいね!」と言いあって職場の雰囲気がよくなるとか、それが「いいね!」や「フォロー」の本質的な役目ではないでしょう(もちろんそれにも大変重要な価値があります)。

ただ「それがソーシャル化ではない」のです。もしそれだけが目的なら、社内SNSよりもっといい手段がありそうです。

・私が「いいね!」をしたら、私をフォローしている人やつながっている人に「見つけやすい情報」として届けられ、さらにその人たちに「いいね!」されて広がっていく仕組みが大切なんです。良いものがその「良さ」により広がっていくことが大切なんです。

こうした「xxがいいね!された」や「xxをフォローした」などの情報が可視化され、フロー化(即時に周囲に伝えられていくこと)されていることが、情報の価値を広げ大きくしていくという社内ソーシャルの本質的な価値を強めるものになるわけです。

・なお、上記の可視化&フロー化は、近年では「アクティビティー・ストリーム」と呼ばれていて、「OpenSocialという規格を持っているツールやプラットフォームであれば、さまざまな「アクション」を社内SNS上で可視化&フロー化することができます。
この機能を持っているかどうかが、今後かなり大きな違いとなって現れてくるだろう、と私は思っています。

書いてるうちにどんどん熱が入って、ちょっと最後は理屈っぽくなっちゃいました…。
でも、大事なポイントなんです。ああ、やっぱり最後にもう一度書かせてください。

「ソーシャル化」とは、人の行動や意見を可視化し、別の人の思考や行動に働きかけるつながりを生みだす仕組みであって、いいねボタンなどの機能を置くことではありません。

以前書いた3つの関連エントリーへのリンクを貼っておきます。

ではでは。

Happy Collaboration!

コラボレーション・エナジャイザー

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