読書メモ

どこへ行くかじゃなくて誰と行くか – 燃え殻さんへの感想メッセージ

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「ほぼ日に載ってる感想文の”Pachi”って、ぱちさんだよね。読んですぐ分かった。」

先日会った友人にそう言われて見てみると、たしかに俺の燃え殻さんへのメッセージが掲載されていました。

ページの一番下に。

 

ちょうど本を読み終えたその日。糸井さんのツイートで、だったのかな。ほぼ日で、燃え殻さんへのメッセージを募集していることを知りました。

「きっと俺、この人と東京のどこかですれ違っていたな」なんて読みながら思う本はこれまでになかったし、「ちょっと大丈夫? いくらなんでも泣きすぎでしょねえ?」なんて妻に心配される本もなかったから。

俺の感想を燃え殻さんに読んでもらいたいなって思いました。

今回、掲載されている俺の感想を読んで、『ボクたちはみんな大人になれなかった』を読み返してみた。

ただ、今回は本ではなくて書籍化される前の連載をCakesで

 

そうしたら、関口と真田と中目黒のワゴンのアシスタントの関係がくっきりと描かれていた。

本では、どこかぼんやりとしていて、なんだかしっくりこない感じがした場面。でも「きっとこれはわざとぼかしているに違いない」と感じた場面。

 

ちょっと、衝撃的だった。

それから、どうして、Cakesの連載では最後の重要なピースとなっているこの場面が本にはないんだろうって考えた。

全体の中で、バイオレンス要素が多すぎないようにしたのかな? とか。

通り過ぎていく人間を描くには、真田と七瀬の二人は要らなかったのかな? とか。

 

答えは分からないけど、でも、本しか読んでいない人に「Cakes版も読んだ方がいいよ」って言わせるには十分な仕掛けだなって思いました。

関口、そこまでカッコいいやつだったのか。

 

そして逆に、Cakes版しか読んでいない人には、加藤(小沢)かおりとの逃避行が書かれた『東京発の銀河鉄道』とか、書籍版にしかないエピソードがすごくいいから、そっちも読んだ方がいいよって伝えたい。

きっと男の子が全員、オトコになれるわけじゃないんだよ。

 

 

『数えたりない夜の足音』はあのとき野音で聞いたのが最高だったな。

徹夜のバイト明けに行ったスキー場でがんがんヘビロテされてて、帰りの車の中で『Automatic』を一緒に歌ったっけ。

『やつらの足音のバラード』はギャートルズの終わりの唄だったよね。仲間のバンドがいい感じにカバーしてた。

 

美味しいもの、美しいもの、面白いものに出会った時、これを知ったら絶対喜ぶなという人が近くにいることを、2017年まで生き延びた48歳のオッサンであるところの俺は幸せと呼びたい。

燃え殻さんありがとうございました。

Happy Collaboration!

 

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