サイコロジー

わたしまけましたわ

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「弱点を見せる」と「弱っている姿を見せる」のって、似ているようでまったく違いますよね。

私はここ数年で、自分の「弱点を見せる」ことに、ほとんどなんの抵抗も感じなくなりました。

いくらでも見せられる。隠すのは疲れるし。

 

自由裁量のない状況。時間のかかるプロセス。決められた予定どおりに物事を進めること。

管理作業や事務作業。細やかさを求められる計算。作業や判断に介入されること。

規則遵守。ルーティーン作業。計画性を求められること。退屈な環境。タスクの優先順位付け。整理整頓。プレッシャー。チーム作業。

 

弱みを書き出していくのはいくらでも続けられそう。ちょっと楽しくなってくるくらい。

ただ、「プレッシャーに弱いこと」と「チーム作業が苦手なこと」の2つに関しては、なんだか違う感じがあります。どこかが疼くというか…ちょっと抵抗を感じている。

とは言え「隠したところで簡単にバレるだろうな」って感覚もある。

 

なんで「プレッシャーに弱いこと」と「チーム作業が苦手なこと」だけは、オープンにするのに抵抗を感じるのか。

自分ではその理由も理解しているつもりです。

 

「プレッシャーに弱いこと」を認めるのは、それが「周囲の期待に応えたい」という気持ちの表れだって認めることだから。そしてそれは「有用な人間だと思われたい」という欲求と「有用じゃないってバレたらどうなるんだろう?」という不安の表れと同義だと自分では思っているから。

そして「チーム作業が苦手」を認めるのは、自らをエナジャイザーと名乗りコラボレーションを推進してきたというこれまでの自分の道程を、打ち消してしまうんじゃないかという不安があるから。

 

なんだ。

弱みを見せるのに抵抗ないなんて言いながら、実際はもう一個根源に近い「不安に弱い」っていう弱点を見せることに怯えているってことじゃないか。

 

最初に、「弱点を見せる」と「弱っている姿を見せる」のって、似ているようでまったく違うよねって書いたけど、そんなことはないみたい。

今、私は弱っていてちょっと怯えてもいます。そして、「弱っている姿を見せる」ことに、ものすごく強い心理的抵抗も感じています。弱っている姿は、自分が不安であることをそのまま晒している状態だから。

でも…。

 

 

ところで、私はこれまで1度足りとも「きれいに負けた」ことがない人生を過ごしてきました。

「別に本当はそれほど興味なかったし」とか「今回は調子悪かっただけだよ」とかみたいな言い訳をしてみたり、なんとなくウヤムヤになるように仕向けたり、負けた場所にできるだけ近づかないようにしてまるで無かったことのように振る舞ったり。

そんな風にして、1度もきちんと「自分の負け」を認めて全面的に受け止めることなくやってきたんです。

ものすごい数(文字通り数えきれない数だよ)の負けをこれまでの49年間でしてきたのに。結構すごくないですか?

 

どうしてそうしてきたのか? それは一回でも負けを認めてしまうと、そのまま「どうせもう一回負けたんだから、この後もずっと負けでいいじゃんか」って、居直ってしまいそうな自分を感じていたから。

だから、どうにかこうにか理屈をつけて負けを認めず、あるいは負けを直面しないで済むようにしてきた。…そうしないとどんどんダメな自分になっていってしまいそうで怖かった…。

 

でもなんだか、「もう大丈夫なんじゃないだろうか」って気がしてきています。

今は、「私は負けました。自分の力が足りなくて負けました」って、はっきり宣言したい気分になっています。きっと、そうやって負けを認めても、この後「もう別にずっと負けでいいや」とは思わないだろうし、ダメな自分にもなっていかないだろうって気がしています。

 

むしろ、負けを認めることできちんとゼロリセットできて、自分の強みをもっと活かせるやり方にこだわってやっていけてそうな。

のらりくらりと「いや、負けてないし」って距離を置こうとする柔軟さよりも、「負けちゃったんだよ、残念」って自分から懐に入れる柔軟さの方が、自分に合ってきたのかも? これはちょっとカッコつけ過ぎだなぁ。

 

そんなわけで、宣言します。先週、私は手痛い負けを喫しました。

私は今、白旗を掲げています。自分の突破力の弱さから、巻き込んだ周りの人に迷惑をかけて、最終的に誰一人何一つ手にすることない負けを喫しました。

私のせいです。関係した方、そして迷惑をかけてしまった方、ごめんなさい。

 

あー。スッキリした。

ここまでいろいろ書いてきたけど、本当は白旗を掲げて謝罪することを、昔のままでいようとする自分に受け入れさせたかっただけなのかも? うん、きっとそうなんだろう。

それでも、不安を乗り越える術を一つ見つけた気がする。今回は負けちゃったんだよおれ。

Happy Collaboration!

 

以前に書いた、おれのめんどくさい弱さと特性に関するブログ記事:

コラボレーション・エナジャイザー

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