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「ビジネス・パーソンと実名制」をつらつらと考えてみる

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ビジネス・パーソンが身元をオープンにしてSNSに参加する。ある人にとっては疑問に思う点もなく、ごくごく自然なことですよね。
  • 人脈作成
  • パーソナルブランディング
  • 学びの場
などなと、人それぞれにいろいろなメリットや楽しみを見いだしていると思います。私もこの辺りのテーマでちょうどエントリーを書きたいな、と思っているところでした。
そしてちょうど、ここ1週間ほどの間に「なぜビジネス・パーソンがソーシャルメディアを使うのか」「なぜ、実名でソーシャルメディアを利用するのか」というブログ・エントリーが、著名な二人のソーシャル・メディア・エキスパートの方から出ていました(偶然にも両方『オルタナティブ・ブログ』です):
林さんのエントリーは、林さん自身がブログやソーシャルメディアを通じて得ることのできる利点がとても分かりやすくまとめられており、また、ブログとtwitterの位置づけにも「そうそう。そうですよね」と強く感じました。
なお、以前に私もブログとtwitterの関係/位置づけについて書いているのでご参考までに『「社内SNSと(一般の)SNS」、そして「マイクロブログ(twitter)とブログ」』。
そして斉藤さんのブログでは、さらに突っ込んだ形で「実名制と匿名性」、そして「日本風B2B営業における実名制のメリット」などが取り上げられています。
まさにその通りな内容ですし、今後の展開展望含めて思わず頷きながら読んでしまいました。
この2つのエントリーが世に出たあとでは、特に私が書く必要もないのですが、一つだけ今後も突っ込んで考えていく必要がある点があるなと思いました。
それは、林さんも斎藤さんも、どちらも「売り子のロジック」の視点で「ビジネス・パーソンがソーシャルメディアを実名で使うアドバンテージ」を書かれているという点です。
確かに、自分から相手にアプローチするタイプのお仕事をしている人、例えば営業マンやコンサルタントといった職種の人にとっては、自分の専門性や人間性を理解してもらうことで、実際のアポイントメントにつながったり、いわゆる「指名買い」をして頂けるチャンスを手にしやすいと思います。
でも、サービスや製品を提供される側、つまり「売り込まれる側」からのロジックでは、実名や所属情報を明らかにすることのメリットよりもデメリットの方を強く感じている人が多そうなんですよね。
結局、「売り込まれる側」の人たちに、実名でのソーシャルメディア利用にメリットを見出してもらえなければ、ビジネスにおけるソーシャルメディアが、「売り手が俺も俺もと声高に存在を示す場」となってしまうのではないでしょうか…。
以前に、社内の仲間と「サービスを受ける側が、自分がどこの誰で、どのような仕事をしていてどんな人間性かをオープンにするメリットとは」という内容で議論したことがあるのですが、その時は以下の理由しか思いつきませんでした:
業務上困っている点、ニーズや必要性が、バックグラウンドと共に明示されることで本当に必要な「売り込み」を受けられる(的はずれな売り込みの減少)
きっと、もっとたくさんのアドバンテージがあって、それに気づいた人たちがどんどんと先行者メリットを受けていき、その話を聞いた人たちがそれに追随して…という風に、「売り込まれる側」にも今後ソーシャルメディアが拡がっていくのだろうなとは思うのですが、まだ、その理由が私には思いつかずにいます…。
うーん。これからもっとじっくりと頭を捻ってみたいと思います(結論なしでゴメンなさい…)。
Happy Collaboration!

コラボレーション・エナジャイザー

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