ソーシャルライフ

注釈なんて誰も見てない

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「こないだ懸賞で、58インチの大型液晶テレビが当たっちゃってさ。やっぱすごいでかいね。でも配達の人がまたすごくてさ、1人でアパートの3階の部屋まで持ってきたよ」

「俺の部屋来たことあったよね? どう考えてもサイズ的にミスマッチじゃん、58インチって。でAmazonnで値段見たら25万8千円で売られてたからさ、ソッコー出したんだよねヤフオク」

「メルカリ? あー、でも俺使ったことなくて。ま、ともかくヤフオク出したら入札が30万円まで上がっちゃってさ! そう、Amazonなら送料も無料で26万以内で買えるのにだよ。意味わかんねーww」

 

とまあ、こんな話を聞きました(私じゃないですよ)。

さて、みなさんならどうしますか? 「25万が30万円になったラッキー!」ですかね。

 

 

「こないだの30万のヤフオク、落札後にキャンセルしたいって連絡が来てさ。Amazonで調べてなかったんだって。バカじゃねーのムカつく。え、認める必要ない? そりゃそうなんだけどさ…」

「いや実はさ、どうやら落札したのが同じ会社の人っぽいんだよね。多分だけど人事の中村部長って人じゃないかな…」

「分かってるけどさー。うん、そりゃもちろん不注意なのは相手の側だし、別に俺が悪さしたわけじゃないって。でもさ、知り合いとかにチクられるのもイヤじゃんか…」

 

こちらは、私の妄想です。

前半の部分を聞いたときに、こういうことが起きてもまったく不思議じゃないなって思いました。むしろ今後、「知り合いか知り合いじゃないか」「直接的に利害関係があるかないか」って、これからは関係い場面がどんどん増えていくんじゃないでしょうか。

 

先日、ソーシャルウェブ上での「情報弱者をカモにしているのでは?!」という書き込みから、その対応への批判や新たな疑惑の引き出しなどへと雪だるま式につながり、あっというまに株価が急落し…という、「PCデポ問題」と呼ばれる炎上事件が発生しました。

「自分の両親が契約しちゃったら…」とか「ケータイの契約と別に同じジャン?」とか、いろいろな感想が聞こえてきますが、私は企業と個人という違いこそあれ、自分自身に同じことが降りかかったら…と想像してしまいました。

 

俺は、相手の情報不足や注意不足に付けいるようなやり方はしていないと言えるのか?

どれだけの人が、胸を張って”PCデポけしからんぞオイ!”と言えるのか?

 

最初のヤフオク話に戻ります。

さて、自分だったら、Amazonで同じテレビが25万8千円で売られていることを、どう伝えるでしょうか?

商品説明欄に、こんな文章でリンクを貼っておきましょうか?


[ 参考に、Amazon価格ドットコムでの商品説明と値段へのリンクを貼っておきます。 ]


 

まったく何もしないよりはずっと良心的だし、誠意ある出品の仕方と言えそうです。

でも、なんだか『注釈なんて誰も見てないと思う』のやり方というか、「ちっちゃな文字で但し書き出してるから俺は悪くないもんね」的な感じが否めません。

 

(ピザーラのCMで「注釈なんて誰も見てないよ」ってやつ、Youtubeから下げられちゃったみたいです。復活するかもしれないので、当面このままにしておきます。)

 

やっぱり、25万8千円相当を上限値段として、その理由を書き添えるのが本来のやり方じゃないでしょうか。

 

「美しい心に勝るものなし」とか「清く正しく生きるべし」とか、そういう話じゃありません。もっとシンプルに「あの人って実は、金のためなら人を騙すことも厭わない人間よ」って言われたくないですよね。

そして、普段はそう思っていても、いざレアなチャンスを目の前にしたり、それなりの金額を目にしたりすると、つい冷静さを忘れてがめついヤツになっちゃうのが人間…いや、私だと思います。

 

小さな強欲さで信用を失わないよう、気をつけなくちゃね。

※個人の感想です。

Happy Collaboration!

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