お願いごと

ノンフィクション・ミュージカル『CARE WAVE AID vol.5~平和宣言3.11~』

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これまでに何度かブログでも紹介させていただいているPeace Winds Japan(PWJ)という被災地支援のプロ集団と、CARE-WAVEというアート、とりわけミュージカルを中心に「思いやりの心の波」を広げるという活動をしている両団体の共催で、12月に『CARE WAVE AID vol.5~平和宣言3.11~』というノンフィクション・ミュージカルの昼夜2回公演がめぐろパーシモンホールで開催されます。
 
昨日は、PWJ広報の山下さんから「ミュージカルの”チラ見せ”もありますよ! ぜひ」とご案内を頂き、青山FIATスペース(FIAT CAFEの地下)を初訪問し、ミュージカルのプレ発表会に参加してきました。
発表会はFIATカフェ&スペースの関係者の方やPWJ代表 大西さんからの挨拶、そしてCARE-WAVE代表の鎌田さんとPWJ山下さんによる今回の共催の経緯やこれまでの活動の紹介と続き、いよいよ今回の目玉! 気仙沼演劇塾うを座のメンバー5名による「ノンフィクション・ミュージカルのプチ公演(チラ見せ)」がありました。
  
プチ公演は15~20分程度だったのですが、観終わってから一晩「寝かせて」みた今も、まだ消化しきれない「何か」が自分の中に強く残っている感じです。
…なんというか、自分の言葉で適切に伝えられるのか、自信がもてません…。なんというか、「もやもや」とした感じというよりも「ジジ…ジッ…ジジ…バチッ」っと小さなショートが頭の中で起こっているような感覚とでも言ったらいいのでしょうか。
インプットされた値がどれも少し大き過ぎたり、入ってきた物がゴツゴツとぶつかり合ったりで、すべてが簡単に「収まる」ことを拒否しているような感じです。…やっぱりうまく言葉にできないな…。
今回の公演の演出家であり振付師である鎌田 真由美 代表が、舞台が始まる前に言っていた言葉をお借りします(これはPachiが思い出しながら書いている言葉なので、違っているところもあるかもしれませんが)。

「演劇」や「ミュージカル」には、言葉にはしづらいものを共有する力がある。そういう感情の深いところを伝えるメディアなんです。

–私は、「これを観たいろんな人と、共有された感情を言葉に再生産して対話したい」と感じています。
 
 

イメージ

ところで、ここまで読んできて気になっている人もいらっしゃるかもしれませんが、「ノンフィクション・ミュージカル」って、聞きなれない言葉ですよね。
この珍しい肩書きや、そしてなによりも公演タイトルが表すように『CARE WAVE AID vol.5~平和宣言3.11~』は、東日本大震災がもたらした現実を内側から、その中にいた子どもたちが中心となり私たちに突きつけてくるミュージカルです。
そう、台詞もストレートに突きつけてくるので、こちらもただ「漠然と流す」ことができません。
「俺は、嫌なことから目を背けようとしているんじゃないだろうか…」
「この台詞は、本当に子どもたちの想いから出てきたものなのだろうか…」
わずか20分ですが、相反するいろいろな感情や考えが頭の中を渦巻きました。
 
そして、多くの人が頭にイメージしているであろう「ミュージカル」という概念が崩されるようなものなのかもしれません。
私はミュージシャン崩れではありますが、ミュージカルはまったくの素人です。定番も王道も定石もさっぱり知りません。
それでも、十年くらい前までは自分なりにミュージカルというものをこう認識していました:
「ミュージカルは、歌や踊りという直感的な要素を通じてメッセージの本質的な部分がデフォルメされて差し出されるため、一般の演劇以上にメッセージそのものは伝わりやすい。
ただし、歌や踊りという日常生活から離れた表現方法が用いられるので、スタイルそのものへの距離感から食わず嫌いとなることも多い表現方法」
 
しかし私の場合、ラース・フォン・トリアー監督、ビョーク主演のミュージカル映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク』を見た十数年前に、完全にそれまでのミュージカルに対する認識を覆されました。
ここで『ダンサー・イン・ザ・ダーク』の話を細かく書くつもりはないのですが、私にとってはこれまでの人生で一番好きな映画です。
そして昨日の20分には、そこに通じるような「何か」があったような気もしているんです。
(なお、映画は本当に重たい内容です。超オススメですが精神状態の良いときに観た方が良いと思います。)
 
最後にもう一つだけ伝えさせてください。
今回の公演は2回開催なのですが、1度目は平日の昼間です。率直に言って、おそらく動員には相当苦労するんじゃいかと思います。
今、私の頭の中には具体的な団体などは浮かばないのですが、もし、こうした公演や取り組みに興味のある団体を思いつく方がいたらぜひ紹介していただけないでしょうか。
もしくは、「Pachiこのグループに話してみれば?」なんてアイデアがあったら、ぜひ連絡をしてもらいたいです。
 
それにしても、うお座の子どもたち&OGの女性たち、みんな輝いてました。
春にあ会いしたうお座の座長、鈴木さんの凛とした姿を引き継いでいるのかな? なんてことも頭をよぎりました(その際の話は『復興途上地に行ってきました』をお読みください)。
 
 

おまけ:
今回のミュージカルの話とはちょっとずれますが、FIAT CAFE地下にこんなおしゃれイベントスペースがあったんですね!
そして、FIATの社会貢献活動が本当に多岐にわたっていること、そしてクールなことを『Share with FIAT』というWebサイトを通じて改めて知りました。

 
さあ、俺に何ができるだろう? 俺は何をすべきだろう?
Happy Collaboration!
 

コラボレーション・エナジャイザー

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