アプリケーション・プログラム・オブジェクト

DB2® for i アプリケーション・プログラムをプリコンパイルする際には、複数のオブジェクトが作成されます。

DB2 for i は、ILE 以外のプリコンパイラーおよび ILE プリコンパイラーの両方をサポートします。アプリケーション・プログラムは、分散型でも非分散型でも構いません。

DB2 for i データベースでは、以下のオブジェクトを管理する必要が生じることがあります。

非分散型の非 ILE DB2 for i プログラムでは、管理しなければならないのは、元のソースと結果のプログラムだけです。 以下の図に、非分散型の非 ILE DB2 for i プログラムのプリコンパイルおよびコンパイル・プロセスで生じる、必要なオブジェクトとステップを示します。ユーザー・ソース・ファイルはソースを一時ソース・ファイル・メンバーにプリコンパイルします。 次に、このメンバーはコンパイルされてプログラムになります。

非分散型非 ILE プログラムのプリコンパイル・プロセスとコンパイル・プロセス。

非分散型の ILE DB2 for i プログラムでは、元のソース、モジュール、および結果のプログラムまたはサービス・プログラムを管理する必要が生じることがあります。以下の図に、プリコンパイル・コマンドで OBJTYPE(*PGM) が指定された場合に、非分散型の ILE DB2 for i プログラムのプリコンパイルおよびコンパイル・プロセスで生じる、必要なオブジェクトとステップを示します。ユーザー・ソース・ファイルはソースを一時ソース・ファイル・メンバーにプリコンパイルします。次に、このメンバーはコンパイルされて、プログラムにバインドされるモジュールになります。

非分散型 ILE プログラムのプリコンパイル・プロセスとコンパイル・プロセス

分散型の非 ILE DB2 for i プログラムでは、元のソース、結果のプログラム、および結果のパッケージを管理しなければなりません。以下の図に、分散型の非 ILE DB2 for i プログラムのプリコンパイルおよびコンパイル・プロセスで生じるオブジェクトとステップを示します。ユーザー・ソース・ファイルはソースを一時ソース・ファイル・メンバーにプリコンパイルします。 次に、このメンバーはコンパイルされてプログラムになります。 プログラムが作成された後に、そのプログラムを保持するために SQL パッケージが作成されます。

分散型非 ILE プログラムのプリコンパイル・プロセスとコンパイル・プロセス

分散型の ILE DB2 for i プログラムでは、元のソース、モジュール・オブジェクト、結果のプログラムまたはサービス・プログラム、および結果のパッケージを管理しなければなりません。 SQL パッケージは、分散型の ILE プログラムまたはサービス・プログラム内の各分散モジュールについて作成することができます。以下の図に、分散型の ILE DB2 for i プログラムのプリコンパイルおよびコンパイル・プロセスで生じるオブジェクトとステップを示します。ユーザー・ソース・ファイルはソースを一時ソース・ファイル・メンバーにプリコンパイルします。次に、このメンバーはコンパイルされて、プログラムにバインドされるモジュールになります。 プログラムが作成された後に、そのプログラムを保持するために SQL パッケージが作成されます。

分散型 ILE プログラムのプリコンパイル・プロセスとコンパイル・プロセス
注: DB2 for i 分散プログラム・オブジェクトに関連するアクセス・プランは、プログラムがローカルに実行されるまで作成されません。