ジョブ・コマンド

以下の表に、ジョブ・コマンドに必要な特定権限をリストします。

(Q) で識別されるコマンドは、共通権限 *EXCLUDE で出荷されます。 共通権限 *EXCLUDE を指定して出荷されるコマンド には、コマンドに対して許可されている IBM 提供の ユーザー・プロファイルが示されています。機密保護担当者は、*USE 権限を他のユーザーに認可することができます。

コマンド 参照オブジェクト 必要な権限
オブジェクト用 ライブラリー用
BCHJOB ジョブ記述 9、11 *USE *EXECUTE
ライブラリー・リスト内のライブラリー (システム、現行、および ユーザー)7 *USE  
ジョブ記述中のユーザー・プロファイル 10 *USE  
分類順序テーブル 7 *USE *EXECUTE
メッセージ待ち行列 10 *USE、*ADD *EXECUTE
ジョブ待ち行列 10、11 *USE *EXECUTE
出力待ち行列 7 *READ *EXECUTE
CHGACGCDE1      
CHGGRPA4 メッセージ待ち行列 (グループのメッセージ待ち行列に関連する場合) *OBJOPR *EXECUTE
CHGJOB1、2、3 新規ジョブ待ち行列、ジョブ待ち行列の変更の場合 10、11 *USE *EXECUTE
新規出力待ち行列、出力待ち行列の変更の場合 7 *READ *EXECUTE
現行出力待ち行列、出力待ち行列の変更の場合 *READ *EXECUTE
分類順序テーブル 7 *USE *EXECUTE
CHGPJ *PGMSTRRQS を指定する場合のプログラム開始要求用ユーザー・プロファイル *USE *EXECUTE
ユーザー・プロファイルおよびジョブ記述 *USE *EXECUTE
CHGSYSJOB(Q)13      
CHGUSRTRC14 CLEAR (*YES) が使用されている場合の、ユーザー追跡バッファー。15 *OBJOPR *EXECUTE
MAXSTG が使用されている場合の、ユーザー追跡バッファー 15 *CHANGE、 *OBJMGT *USE
TRCFULL が使用されている場合のユーザー追跡バッファー15 *OBJOPR *EXECUTE
DLTUSRTRC ユーザー追跡バッファー 15 *OBJOPR、 *OBJEXIST *EXECUTE
DLYJOB4      
DMPUSRTRC ユーザー追跡バッファー 15 *OBJOPR *EXECUTE
DSCJOB1      
DSPACTPJ 補助記憶域プール (ASP) 装置記述 *USE  
プログラム・ライブラリー   *EXECUTE
DSPJOB1      
DSPJOBTBL      
DSPJOBLOG1、5 出力ファイルおよびメンバーが存在する *OBJOPR、 *OBJMGT、*ADD *EXECUTE
メンバーが存在しない *OBJOPR、 *OBJMGT、*ADD *EXECUTE、*ADD
出力ファイルが存在しない *OBJOPR *EXECUTE、*ADD
ENDGRPJOB      
ENDJOB1      
ENDJOBABN1      
ENDLOGSVR6      
ENDPJ6 補助記憶域プール (ASP) 装置記述 *USE  
プログラム・ライブラリー   *EXECUTE
HLDJOB1      
RLSJOB1      
RRTJOB      
RTVJOBA      
SBMDBJOB データベース・ファイル *USE *EXECUTE
ジョブ待ち行列 *READ *EXECUTE
SBMDKTJOB メッセージ待ち行列 *USE、*ADD *EXECUTE
ジョブ待ち行列および装置記述 *READ *EXECUTE
SBMJOB2、12、17、18 ジョブ記述 9、11 *USE *EXECUTE
ライブラリー・リスト内のライブラリー (システム、現行、および ユーザー)7 *USE  
メッセージ待ち行列 10 *USE、*ADD *EXECUTE
ユーザー・プロファイル 10、11 *USE  
ジョブ記述中のユーザー・プロファイル 10 *USE (レベル 40)  
ジョブ待ち行列 10、11 *USE *EXECUTE
出力待ち行列 7 *READ *EXECUTE
分類順序テーブル 7 *USE *EXECUTE
初期 ASP グループ内の ASP 装置 *USE  
SBMNETJOB データベース・ファイル *USE *EXECUTE
STRLOGSVR6      
STRPJ6 サブシステム記述 *USE  
プログラム *USE *EXECUTE
補助記憶域プール (ASP) 装置記述 *USE  
TFRBCHJOB ジョブ待ち行列 *READ *EXECUTE
TFRGRPJOB 第 1 グループ・プログラム *USE *EXECUTE
TFRJOB8 ジョブ待ち行列 *USE *EXECUTE
ジョブ待ち行列が割り当てられたサブシステム記述 *USE  
TFRSECJOB      
WRKACTJOB      
WRKARMJOB16      
WRKASPJOB 装置記述 *USE  
WRKJOB1      
WRKJOBLOG      
WRKSBMJOB      
WRKSBSJOB      
WRKUSRJOB      
1
ユーザーは、自分のユーザー・プロファイルのもとで実行中のジョブに 対してこれらのコマンドを実行できます。 ジョブ制御 (*JOBCTL) 特殊権限を持つユーザーは、任意のジョブにこれらの コマンドを実行できます。*SPLCTL 特殊権限を持っている場合、ジョブ待ち行列に対する権限は まったく必要ありません。ただし、ジョブ待ち行列を含むライブラリーへの権限が必要です。
2
ユーザーは、指定されるスケジューリング優先順位と出力優先順位に 対して権限 (ユーザー・プロファイルで指定された) を持っていなければなりません。
3
自分のジョブであっても特定のジョブの属性を変更するには、 ジョブ制御 (*JOBCTL) 特殊権限が必要です。これらの属性は、RUNPTY、TIMESLICE、PURGE、DFTWAIT、および TSEPOOL です。
4
このコマンドは、このコマンドが指定されているジョブ以外には、 影響を与えません。
5
すべてのオブジェクト (*ALLOBJ) 特殊権限を持つジョブのジョブ・ログを表示するには、*ALLOBJ 特殊権限を持っているか、または IBM® Navigator for i のアプリケーション管理で IBM i のすべてのオブジェクトのジョブ・ログ機能が許可されている必要があります。 機能使用法変更 (CHGFCNUSG) コマンドは 、QIBM_ACCESS_ALLOBJ_JOBLOG の機能 ID を使用すると、*ALLOBJ 特殊権限 でジョブのジョブ・ログの表示を許可されたユーザーのリストを変更する際に も使用できます。
6
このコマンドを使用する場合、ジョブ制御 *JOBCTL 特殊権限は必須です。
7
投入ジョブを実行したユーザー・プロファイルは、参照オブジェクトに 対する権限が検査されます。ジョブの投入/変更を行っているユーザーの借用権限は使用されません。
8
転送されるジョブが対話式ジョブである場合は、以下の制限事項が適用されます。
  • ジョブが入っているジョブ待ち行列は、活動状態のサブシステムと 関連していなければなりません。
  • ジョブと関連するワークステーションのサブシステム記述には、 新しいサブシステムと関連した、対応するワークステーション項目が 存在しなければなりません。
  • ジョブに関連するワークステーションに、Sys Req (システム要求) キーに よって抑止されている、関連する別のジョブが存在していてはなりません。 抑止されているジョブを取り消してからでなければ、 ジョブ転送コマンドを実行することはできません。
  • ジョブは、グループ・ジョブであってはなりません。
9
ジョブを投入しているユーザーおよびジョブが実行されるユーザー・プロファイル の両方が、参照オブジェクトに対する権限に関して検査されます。
10
ジョブを投入しているユーザーが、参照オブジェクトに対する権限に 関して検査されます。
11
CHGJOB または SBMJOB コマンドを出すユーザーの借用権限が用いられます。
12
ユーザー・プロファイルおよびジョブ記述への認可が必須です。 また、そのユーザー・プロファイルが そのジョブ記述に認可されている必要もあります。
13
自分のジョブであっても特定のジョブの属性を変更するには、 ジョブ制御 (*JOBCTL) 特殊権限および全オブジェクト (*ALLOBJ) 特殊権限が 必要です。
14
ユーザーは、自分のユーザー・プロファイルのもとで実行中のジョブに 対してこれらのコマンドを実行できます。 ジョブ制御 (*JOBCTL) 特殊権限を持つユーザーは、任意のジョブにこれらの コマンドを実行できます。
15
ユーザー追跡バッファーは、QPOZnnnnnn という名前の、 ライブラリー QUSRSYS にあるユーザー・スペース (*USRSPC) です。 ここで 'nnnnnn' は、ユーザー追跡機能を使用しているジョブのジョブ番号です。
16
特定のジョブを処理したり、特定のジョブの詳細を表示したりするには、以下の条件のいずれかを満たす必要があります。
  • コマンドを該当のジョブから発行する。
  • コマンドの発行者は、ジョブのジョブ・ユーザー ID と同じユーザー・プロファイルで実行している。
  • コマンドの発行者は、ジョブ制御 (*JOBCTL) 特殊権限を持つユーザー・プロファイルで実行している。
17
会計コード変更 (CHGACGCDE) コマンドに対する (*USE) 権限を使用して、 会計コード (ACGCDE) パラメーターの character-value 会計コードを指定する必要があります。
18
(SBMFOR) パラメーターに Submitted を指定するには、ジョブ制御 (*JOBCTL) 特殊権限を持っていなければなりません。