SMAPP がディスク・プールの構成の変更を処理する方法
システムを再始動すると、システムはディスク・プールの構成が変更されたかどうかを確認する検査を行います。 システムは、ディスク装置への変更に基づいて、 SMAPP レシーバーのサイズまたはレシーバーの配置のどちらかを変更することがあります。
システムを再始動すると、システムはディスク・プールの構成が変更されたかどうかを確認する検査を行います。システムは以下のことを行います。
- 既存のディスク・プールに対してディスク装置が追加または除去された場合、 システムは、SMAPP レシーバーのサイズまたはレシーバーの配置のどちらかを変更することがあります。
- 新しいディスク・プールが構成中にあり、SMAPP に割り当てられるアクセス・パス回復時間がそのディスク・プールに指定されていない場合、システムはそのディスク・プールの回復時間として *NONE を割り当てます。 ディスク・プールを構成から除去して再び追加すると、 除去する前のディスク・プールにはアクセス・パスの回復時間が指定されていても、 アクセス・パスは *NONE に設定されてしまいます。
- すべての基本ユーザー・ディスク・プールを構成から除去してシステム・ディスク・プールだけを残すと、
システムのアクセス・パス回復時間は以下の値の低い方に設定されます。
- 既存のシステム・アクセス・パス回復時間。
- ディスク・プール 1 の現行アクセス・パス回復時間。 ディスク・プール 1 の現行アクセス・パス回復時間が *NONE である場合、 システム・アクセス・パス回復時間は変更されません。
独立ディスク・プールをオンに変更する場合、 システムはディスク装置が独立ディスク・プールに対して追加されたか、または除去されたかを確認する検査を行います。 システムは、ディスク装置への変更に基づいて、 SMAPP レシーバーのサイズまたはレシーバーの配置のどちらかを変更することがあります。 これが独立ディスク・プールがオンに変更された初回である場合、 システムはその独立ディスク・プールに *NONE の回復時間を割り当てます。
システムの活動中、または独立ディスク・プールがオンに変更された時にディスク装置をディスク構成に追加すると、 次にシステムを再始動するか、または独立ディスク・プールをオンに変更する時まで、 それらの変更は SMAPP ストレージを決定する時にシステムで考慮されません。 システムは、ディスク・プールのサイズにより、SMAPP レシーバーの限界値サイズを判別します。 ディスク装置を追加する場合、次のシステム再始動、 または独立ディスク・プールの次のオンへの構成変更までシステムはレシーバーの限界値サイズを増しません。 すなわち、システムを再始動するまで、 または独立ディスク・プールでオフ/オンに変更するまで SMAPP レシーバーを変更する頻度は減らないということです。
システムの活動中に新しいユーザー・ディスク・プールを作成するとき、 予定しているディスクのすべてをそのディスク・プールに同時に追加します。 システムは新しいディスク・プールの初期サイズにより、 SMAPP のストレージを決定します。 後になってディスク・プールにディスク装置をさらに追加する場合、 次のシステム再始動または独立ディスク・プールのオンへの構成変更までそれらのディスク装置は考慮されません。 新しいユーザー・ディスク・プールを作成すると、そのディスク・プールのアクセス・パス回復時間は *NONE に設定されます。 必要に応じて EDTRCYAP コマンドを使用して、 新しいディスク・プールに目標回復時間を設定することができます。