SMAPP の状況の表示

SMAPP について多くのタイプの状況を表示できます。

アクセス・パスの回復の編集 (EDTRCYAP) コマンドを使用して、以下について設定されるシステム管理アクセス・パス保護 (SMAPP) の値を表示できます。

画面の上部を使用して、システム全体の値を表示します。画面の下部を使用して、システム上の別個のディスク・プールの値を表示します。 活動中の基本ディスク・プールまたは独立ディスク・プールがない場合は、画面の下部に、 ユーザー ASP が構成されていないか、あるいは情報が使用可能でないというメッセージが表示されます。

回復にかかる見積時間

ほとんどのアクセス・パスを回復するのに必要だとシステムが見積もる分単位の数値を調べるには、「アクセス・パスの見積回復時間」 フィールドを見てください。 この値は、ほとんどの状況に基づいて見積もられる最大値です。 この値は、システムがアクセス・パスを (再始動の間に) 専用サーバーで回復していること、 さらにすべてのアクセス・パスが適切に回復または再作成されることを前提としています。 それには、以下のいずれかの理由で再作成しなければならないアクセス・パスを再作成するための時間は組み込まれていません。

  • そのアクセス・パスが障害を受けた。
  • 以前に異常終了した間にアクセス・パスが無効とマークされ、 正常に再作成されていなかった。
  • 以下のコマンドのいずれかを指定すると、システムが失敗してもアクセス・パスを無効とマークして稼働し続けます。
    • システムが効率のためにアクセス・パスを再作成することを選ぶ場合は、 ファイル・コピー (CPYF)
    • 物理ファイル・メンバーの再編成 (RGZPFM)
    • オブジェクト復元 (RSTOBJ)

基本ディスク・プールまたは独立ディスク・プールがある場合は、システム全体のアクセス・パスの見積回復時間 (システム・アクセス・パス回復時間フィールド) は、ディスク・プールの見積回復時間 (アクセス・パス回復時間の見積り (分)) の合計と同じにならないことがあります。システムの再始動または独立ディスク・プールのオンへの構成変更の間、 システムはアクセス・パスの回復時に並行処理を行って所要時間を減らします。

使用ディスク・スペース

画面上の「ディスク記憶域使用済み」フィールドには、SMAPP が内部システム・ジャーナルおよびジャーナル・レシーバーにのみ使用するディスク・スペースが表示されます。 基礎となる物理ファイルがすでにジャーナルされているアクセス・パスを保護するために、 ユーザー管理ジャーナル・レシーバーには追加スペースは含まれていません。

適していないアクセス・パス。

保護に適していないアクセス・パスをすべて表示することができます。 保護に適していないアクセス・パスを表示するには、F13 を押します。 アクセス保護に適していないアクセス・パスは、次のとおりです。

  • 別個のジャーナルにジャーナルされる物理ファイルに基づいて作成されたアクセス・パス。
  • 現在待機状態のジャーナルにジャーナルされる物理ファイルに基づいて作成されたアクセス・パス。

保護されたアクセス・パス

F14 を押して、最大 500 個の保護済みアクセス・パスを表示することができます。 システムは最初、最大の見積回復時間をもつアクセス・パスを表示します。

保護されていないアクセス・パス

F15 を押すと、SMAPP 保護に適格であるにもかかわらず、現在保護されていない最大 500 個のアクセス・パスを表示することができます。 システムは最初、最大の見積回復時間をもつアクセス・パスを表示します。

詳細の表示

F16 を押すと、ご使用の SMAPP 環境に関する追加の詳細を表示できます。ご使用の SMAPP 環境に問題がある場合、これらの詳細が役立つことがあります。

また、アクセス・パスの回復の表示 (DSPRCYAP) コマンドを使用して、見積回復時間、ディスク使用率、および追加の詳細を表示または印刷することもできます。