SMAPP の利点

システム管理アクセス・パス保護 (SMAPP) により、異常終了後にシステムを再始動するのにかかる時間、または独立ディスク・プールをオンに変更するのにかかる時間を大幅に削減できます。

この時間は、アクセス・パスを保護することによって削減されます。保護されたアクセス・パスは、保護されていないアクセス・パスよりもずっと迅速に回復することができます。SMAPP は、確認なしで実行される自動機能です。SMAPP は、ユーザーが介入することなく保護するアクセス・パスを判別します。また、新しいアプリケーションや新しいハードウェアの追加のような環境の変化に順応します。

SMAPP にはどんな設定も必要ありません。アプリケーションを変更する必要はありません。物理ファイルはいずれもジャーナル処理する必要はなく、ジャーナル処理を使用する必要さえまったくありません。以下のようなアクセス・パス回復の方針を決定するだけで十分です。

システムの正しい平衡をとるため、アクセス・パスの異なる目標回復時間を試みる必要があるかもしれません。追加の基本ディスク・プールまたは独立ディスク・プールを構成する場合、アクセス・パス回復時間を評価する必要もあります。

システムは、内部システム・ジャーナルに対してアクセス・パスをジャーナル処理することにより、アクセス・パスを保護します。したがって、SMAPP には、ジャーナル・レシーバー用の追加の補助記憶装置が必要です。しかし、SMAPP は追加のディスクの使用を最小限にするよう設計されています。 SMAPP はジャーナル・レシーバーを管理し、必要がなくなった時点でそれらをすぐにシステムから除去します。