DB2 マルチシステムでノード・グループ・コマンドを使用する前に完了しておくべきタスク

ノード・グループの作成 (CRTNODGRP) コマンドまたは ノード・グループ・コマンドのいずれかを使用するにあたっては、 使用している分散リレーショナル・データベース・ネットワークが 正しく設定されていることを確認する必要があります。

これが新しい分散リレーショナル・データベース・ネットワークである場合は、分散データベース・プログラミングの情報を使用すると、ネットワークの確立に役立ちます。

ネットワーク内の 1 つのシステムが、ローカル (*LOCAL) システムとして 定義されていることを確認する必要があります。RDB (リレーショナル・データベース) ディレクトリー項目の 処理 (WRKRDBDIRE) コマンドを使用して、項目に関する詳細を 表示してください。ローカル・システムが定義されていない場合 は、RDB ディレクトリー項目の追加 (ADDRDBDIRE) コマンドの リモート・ロケーション名 (RMTLOCNAME) パラメーター に *LOCAL を指定することによって、定義することができます。次に例を示します。
  ADDRDBDIRE  RDB(MP000) RMTLOCNAME(*LOCAL) TEXT ('New York')

New York の MP000 という名前のシステムは、リレーショナル・データベース・ディレクトリーにローカル・システムとして定義されます。ネットワーク構成内のシステムのシステム名またはローカル・ロケーション名として定義できるローカル・リレーショナル・データベースは 1 つだけです。これは、 特にネットワークが複雑な場合、データベース名を識別して、それ を分散リレーショナル・データベース内の特定のシステムに関連付けるのに 役立ちます。

DB2® マルチシステムが、定義したノード・グループ内のシステムにファイルを正しく分配するためには、リモート・データベース (RDB) 名を、そのノード・グループ内のすべてのノード (システム) で整合性のあるものにする必要があります。

たとえば、ノード・グループに 3 つのシステムを用意する場合、 各システムは少なくとも 3 つの項目を RDB ディレクトリーに持って いる必要があります。各システムでは、3 つの名前がすべて同じで なければなりません。3 つのシステムのそれぞれにおいて、 ローカル・システムを示す 1 つの項目 が存在します。これは、*LOCAL と識別されます。他の 2 つの項目には、 適切なリモート・ロケーション情報が含まれます。