RELEASE SAVEPOINT

RELEASE SAVEPOINT ステートメントは、現行サーバーの 1 つの作業単位内で、 指定されたセーブポイントとそれ以降に確立されたすべてのセーブポイントを解放します。

呼び出し

このステートメントは、アプリケーション・プログラムに組み込むことができ、また対話式に呼び出すこともできます。 これは、動的に準備できる実行可能ステートメントです。

権限

権限は不要です。

構文

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説明

savepoint-name
解放するセーブポイントを指定します。この名前は、現行サーバーに存在するセーブポイントを示すものでなければなりません。 現行サーバーにおける指定したセーブポイントと、この作業単位内でそれ以降に確立されている すべてのセーブポイントが解放されます。 解放された後は、そのセーブポイントは維持されないので、その セーブポイントまでのロールバックはできなくなります。

セーブポイント名: 解放したセーブポイントの名前は、別の SAVEPOINT ステートメントで再使用 することができます。同じセーブポイント名が指定されている 前の SAVEPOINT ステートメントで、UNIQUE キーワードが指定されていても 構いません。

分離レベルの制約事項: 対象の活動化グループについてコミットメント制御が活動状態にない 場合は、RELEASE SAVEPOINT ステートメントは使用できません。 どのコミットメント定義が使用されているかを判別する方法については、COMMIT ステートメントの を参照してください。

あるメイン・ルーチンが、セーブポイント A を設定した後で、 セーブポイント B および C を設定するサブルーチンを呼び出すものとします。 メイン・ルーチンに制御が戻ると、メイン・ルーチンは、セーブポイント A と それ以降に設定されたすべてのセーブポイントを解放します。 つまり、A のほかに、サブルーチンが設定したセーブポイント B および C が解放されます。

   RELEASE SAVEPOINT A