Live Update

AIX® バージョン 7.2以降、 AIX オペレーティング・システムには AIX Live Update 機能が用意されています。この機能により、 AIX カーネルに対するフィックスのデプロイ時に以前の AIX リリースで必要とされていた AIX システム再始動に関連するワークロードのダウン時間が解消されます。 システム上のワークロードは ライブ・アップデート 操作で停止されませんが、ワークロードは ライブ・アップデート 操作の後に暫定修正を使用できます。

IBM® は、お客様から報告された問題を解決するために、カーネル・フィックスを暫定修正の形式で提供します。 修正によって、アンロードできない AIX カーネル・エクステンションまたはロードされたカーネル・エクステンションが変更された場合は、ホスト論理区画 (LPAR) を再始動する必要があります。 この問題に対処するために、 AIX バージョン 7.1以前では、実行中の LPAR にいくつかの限定されたカーネル・フィックスをデプロイできる、並行更新対応のインテリム・フィックスが提供されていました。 すべての修正を、並行更新対応の暫定修正として提供できるわけではありません。 AIX バージョン 7.2以降では、 「ライブ・アップデート」 機能を使用して、 AIX カーネル更新操作に関連するダウン時間をなくすことができます。 このソリューションは、並行更新対応の暫定修正の場合と同じ制限によって制約されることはありません。

AIX バージョン 7.2 Service Pack 1 には、 AIX Live Update用の重要なフィックスが含まれています。 AIX バージョン 7.2 Service Pack 1 は、 Fix Central Web サイトからダウンロードできます。

AIX バージョン 7.2 (7200-01 テクノロジー・レベル適用) 以降では、 「ライブ・アップデート」 機能を使用して、 AIX オペレーティング・システムのサービス・パックおよびテクノロジー・レベルを更新できます。

AIX バージョン 7.2 (7200-02 テクノロジー・レベル適用) 以降では、 IBM Power ® Virtualization Center (PowerVC) によって管理されている区画は、 「ライブ・アップデート」 機能を使用できます。

ライブ・アップデート 機能の概要については、 ここを参照してください。