SMFPRMxx メンバーを使用すると、インストール先におけるシステム管理機能
(SMF) の作動方法を制御することができます。SMFPRMxx パラメーターを使用して、以下のタスクを実行できます。
- SMF がアクティブになっているシステムを示す。
- SMF、RMF™、およびその他の要求プログラムが、間隔機能の実行のスケジュールに使用できる、間隔記録や同期化のグローバル値を指定する。
- SMF 記録に使用されるデータ・セットまたはログ・ストリームを指定する。
- SMF データを、ログ・ストリームに記録する前に圧縮できるようにする。
- すべての SMF レコードで使用すべきシステム ID を指定す
る。
- SMF が生成すべき SMF レコード・タイプとサブタイプを選択する。
- IPL 時に設定された SMF パラメーターをオペレーターが変更できるようにする。
- ジョブ待ち時間限界を指定する。
- SMF はインストール先提供の SMF 出口ルーチンを呼び出すべきかどうか
指定する。
- SMF ダンプ・プログラムは、異常終了からリカバリー処理を試みるべきかどう
か指定する。
- SMF がアドレス・スペース内のバッファー・ストレージをすべて使い切り、データ・セット上で記録を行っているときのシステム応答を指定する。
- 最後の SMF データ・セットがいっぱいになり、他に使用可能なデータ・
セットがない場合のシステムの応答を指定する。
- データが記録データ・セットまたはログ・ストリームに書き込まれる前に、データが SMF バッファー内に留めておくことを SMF が許可するリアルタイムの長さを指定します。
- インストール先デフォルト MEMLIMIT を指定する。
- IFAUSAGE マクロを使用している場合に、登録データのみを記録して
使用量データは記録しないようにするかどうかを指定する。
- IFASMFDP プログラムおよび IFASMFDL プログラムに対する有効なユーザー出口を指定する。
- EMPTYEXCPSEC パラメーターを使用して空のチャネル実行プログラム (EXCP) を抑止するかどうかを指定する。
- SMF レコード・フラッディング・サポートがアクティブであるかどうかを指定し、さらに SMF レコード・フラッディング用のフィルターを指定する。
- SMF がログ・ストリームに記録されるレコードのデジタル署名を生成するかどうかを指定します。
注: SMF がデータ・セット上で記録を行うように指定する場合は、DASD 上で SMF データ・セットがカタログされている必要があります。
SMF が使用するデータ・セットがないと、SMF が使用するデータ・セッ
トをユーザーが指定するまで、SMF はデータをバッファーに入れます。SMF がバッファーを使い果たすと、データが失われる可能性があり
ます。
SMF パラメーターは、次のとおりいくつかの方法で指定できます。
- 新たに生成されたシステムの最初の IPL 前に、SMFPRMxx parmlib メン
バーを作成する。
- SMF の各初期設定のときに、コンソールでパラメーターを入力する。
- SMF 実行時に、SET SMF コマンドを使用して、別の SMFPRMxx parmlib
メンバーを指定するか、あるいは SETSMF コマンドを使用して、前に指定さ
れた 1 つ以上の SMF パラメーターを置き換える。
SMF で使用されるコマンドについて詳しくは、「
z/OS MVS システム・コマンド」を参照してください。SMF の設定および使い方については、「
z/OS MVS システム管理機能 (SMF)」を参照してください。