日付に関する制限事項

Language Environment の日時サービスは、すべてグレゴリー暦に基づいていますが、これには、日付変数に関する一定の制限があります。その制限事項は次のとおりです。
リリアン日付の開始
有効なリリアン日付範囲の開始日 (1 日目) は、グレゴリー暦が採用された 1582 年 10 月 15 日 金曜日です。この日より前のリリアン日付は定義されていません。リリアン日付の範囲は、次のとおりです。
  • ゼロ日目は、1582 年 10 月 14 日 00:00:00 にあたる。
  • 1 日目は、1582 年 10 月 15 日 00:00:00 にあたる。

有効なリリアン日付はすべて、1582 年 10 月 15 日 00:00:00 以降でなければなりません。

COBOL 整数日付の開始 (ANSI COBOL 組み込み関数)
COBOL 規格に従った COBOL 整数日付範囲の開始日 は、1600 年 12 月 31 日です。この日より前の COBOL 整数日付は定義されていません。COBOL 整数日付範囲は、次のとおりです。
  • ゼロ日目は、1600 年 12 月 31 日 00:00:00 にあたる。
  • 1 日目は、1601 年 1 月 1 日 00:00:00 にあたる。

有効な COBOL 整数日付は、すべて 1601 年 1 月 1 日 00:00:00 以降でなければなりません。

COBOL には、コンパイラー・オプション INTDATE があります。このオプションを指定すると、COBOL 組み込み関数によるリリアン整数日付の取得および 使用を可能にしたり、ANSI 開始日付の使用を可能にしたりすることができます。 異なる言語のプログラム間で整数日付を渡し、組み込み関数と Language Environment 呼び出し可能サービスの両方を使用して整数日付を処理 する場合は、INTDATE(LILIAN) を指定してください。

リリアン日付の終了 (COBOL 整数日付の終了)
リリアン日付範囲の終了日は、COBOL 整数日付範囲の終了日と同様に、9999 年 12 月 31 日に設定されます。この日以降のリリアン日付および COBOL 整数日付は定義されていません。
現行の年号の限界
年号制度で表すことができる今後の最大の日付は、現行の年号の 最初の 999 年以内でなければなりません。現行の年号の 999 年以降の日付は定義されていません。